本項では、悠里世界に存在する各民族の民族性を概説する。民族性に対するイメージは、悠里創作者にとってその創作における重要な道具の一つであり、本項で概説する「民族性」も創作を通じて形成され創作に影響を与えている創作者間で共有されるステレオタイプとして理解されるべきである。
ファイクレオネ
リパラオネ人
- 概要・外見
- ファイクレオネ三大民族の一つ、要素としてユナ・リパラオネ人やヴェフィス人、フラッドシャー人などが居る。
- 銀髪蒼目が一般的なリパラオネ人のイメージである。
- しかし、全員が銀髪青目というわけではなくいせにほのフィシャ・レイユアフのように黒髪黒目の者も一定数居る。
- 気質・文化
- リパラオネ人という枠組みが近代以降にできたこともあり、ひっくるめて気質を語ることには疑問が呈されている。
- ユナ・リパラオネ人はイェスカ主義を支持した主体的民族である。冷静沈着で寡黙、生真面目とされている。
- ヴェフィス人は保守的であり、プライドが高いとされている。
- フラッドシャー人も保守的ではあるが、ファイクレオネ史で余計なことしかやらないため、嫌われ者の地位にあるとされる。
- ミルデネジア系民族は良く分からないところに顔を出しがちなので不思議ちゃん的な捉えられ方をされやすい。
- その他様々なリパラオネ人が居るが影が薄い。
- 甘いお菓子が多いことから、甘いもの好きとされている。
- 他民族との関係
- ユーゲ人、邂逅後にすぐにイェスカ主義を受容したためユナ・リパラオネ人からはとても評価が高い。ユーゲ文化はユエスレオネでは急速に受容された。
- リナエスト人、基本的にはリパラオネ人の親戚だと思われており、友好的であはあるもののリナエスト語を話せる者が多いかと言うと謎である。
- ディリーフ人、イェスカ主義を支持し連邦を支持する割には、連邦文化をあまり受容していないため謎の存在だと思われている。
- 「公理主義的数学をする気のないイェスカ狂いとか実質連邦では?」というドゥバーギョ人に対して「お前連邦良く知らんやろ」と返す。
- ドゥバーギョ人、非常に恐れられている。
- 何をしようとも統合政策に迎合しないため、xelkenの仲間か反連邦的勢力と同一視されている。
- ちなみに連邦がパニャル県を手放そうとしないのは、xelkenやマフィアの温床にしないことと県内の移民であるヴェフィス人やラッテンメ人の保護を目的としているためである。xelken過激派やマフィアは言わずもがなだが、ラッテンメ人に関しては特にそれまでファイクレオネで差別的な扱いを受けてきた経緯もあり、政治的に敏感なところで独立派ドゥバーギョ人に強硬な姿勢を取らざるを得ないところがある。
- ドゥバーギョ人「知らねえよ、連邦になんて興味ねえし!!」リパラオネ人「じゃあ、比較対象にすんじゃねえ!!!!!」
- 統合教育を受けたり、連邦側の人間を殺害する傾向が良く知られており、パニャル県から本土にそのような理由で難民として移動してくる者も一定数居る。
- xelken、自らと同じリパラオネ人が中心であるということを忘れがちであり、もっぱらテロリスト・反社会的性格・社会的に孤立した集団として捉えやすい(もちろんだが開放的なxelkenだって居る)
- リパラオネ人とは別民族ではないが、ほとんど別民族のようなものだと捉えられがちである。
- 「xelkenと連邦人は同じだ」というドゥバーギョ人の主張は、このためリパラオネ人には「麦汁と炭酸水はビールである」のように聞こえるだろう。
ラネーメ人
- 概要・外見
- ファイクレオネ三大民族の一つ。しかし後述の理由によりそもそも「ラネーメ人」って言い方をそこまで頻繁にしない気もする。
- 一般的なリパラオネ人のイメージは銀髪蒼目であるわけだが、一方でラネーメの場合はそもそも外見が結構多様で、「ラネーメ人」の分類の一個下の分類で外見イメージが語られがちである。
- 燐字と結び付けられがちだが、別に燐字はラネーメだけが使うわけではないし、逆にラネーメ人がみな燐字を使うわけでもない。とはいえ燐字と結び付けられがち。
- タムツイとも結び付けられがちだが、これまた同様にラネーメ人がみなタムツイというわけでもない。
- 「ラネーメ人」って分類、わりとなにを語るにもだいぶでかすぎる感ありません?
- 挙句の果てにはラネーメ系リパラオネ人ラネーメ民族(レシェール・ヴェンタフやアレス・ラネーメ・リハンカなど)という面倒な区分まで存在する。
アイル人
- 多義語。
- ①アイル共和国に住む人
- ②アイル語を話す人
- ③チョマディパイ族
- ④アイル宗教[cf. la kemie-fon-makati]の人
- ラネーメ人のステロタイプとは異なり、リパラオネ教を信仰している。アイル共和国にはフィアンシャもある。
パイグ人
- これまた燐字と結び付けられがちであるが、燐字は別にパイグ語だけではない(とはいえ燐字使用率が高いのは事実だし、伝統文語はパイグ音で読まれることが多いのも事実ではある)
- サームカルトとも結び付けられがちである。
タカン人
- 「やあやあ我こそはタムツイの」
- 『飲酒禁止なんて心圧だ!酒を飲むぞ!!』みたいな感じなのがタカン人
バート人
- タムツイじゃないやつら。
- タムツイじゃないと言いつつ根はわりと似てる。
- 金髪であることもあり、見た目的にはリパラオネ人っぽさがある。あと酒も飲まない。
- とはいえ酒については、『酒を飲むな!!!』と叫んだりするのがリパラオネ教徒である一方で、『酒とか飲むなんてダサいよねー(´・ω・)(・ω・`)ネー』みたいな感じなのがバート人。
- 算術に強い。なおバート人の手にかかれば三角関数の有理式の積分とかも「算術」判定である。
- 数学基礎論推しであるドゥバーギョ人を尊敬はしているが、一方で自分で数学基礎論とかをやろうとは思わないので、そんなに話は合わない。
- フェディア文化圏の親玉なのだが、そもそもフェディア文化圏という概念自体わりと影が薄い。
- 料理面では香辛料と魚醤のイメージを持たれており、香辛料と魚醤が入っていればなんでもバート料理だと思われがちであるが、ラ・ペーターラージテン・スーイバイモーベーンに対しては「美味しいんだけどそうじゃないんだよなぁ」と思っている。とはいえ実際バート人は一般に香辛料を好むが、一方で香辛料の類を極端に嫌う少数派もいる。魚醤はみんな好き。
- バート人の政治下手はファイクレオネでは有名なステレオタイプで、リパライン語の俗語表現でlertasanasch tesyl phertars「政治の上手なバート人」というと「存在しえない者、居るわけがない者」の意味となる
アレークウィ
ドゥバーギョ人
- 概要・外見
- デュイン総合府パニャル県の先住民であり、栗毛に淡褐色の瞳をもつ肌の色の薄い民族とイメージされることが多い。若白髪が多いことでも知られる。
- 激しい独立闘争で有名で、独立の為なら何とでも手を組むといわれている(県議会がデュイン・マフィアに資金を流すとか)。しかし実際にはxelkenとは手を組まない。より正確には基地についた瞬間に自爆しかねないほどのxelkenに対する敵意のせいで手を組ませてもらいない。
- 気質・文化
- 選民思想を内包する宗教で知られ、よく言えば気位の高い、悪く言えば傲慢な性質をもつとされることが多い。
- 少なくともそのような形質の一部はパーソナルスペースの特徴として現れているといわれている: 一般にドゥバーギョ人は他の民族に比べパーソナルスペース自体は狭いものの、一定の距離に入られることをほぼ例外なく強く拒絶するとされる。
- また他者にされて許せる行為の範囲が明確であるともされる。恒常的にその範囲を侵害される場合は強い攻撃性を見せることが多々あり、過激な独立闘争もそのような攻撃性の表れとされることがある。
- 純粋数学を非常に重視する文化で知られており、数学に対する態度は非常に特異なものがある。
- 高度な数学的能力を有する人間に対して強い敬意を見せる。著名な数学者が民族的英雄として語られるのがその顕著な例である。
- 信仰にも合致するからか「人類(ドゥバーギョ人)の数学に関する知見を最大化させる方向の行動が即ち善である」といった考えが根底に見られる。沈没船ジョークで「大数学者が下りようとしたら周りのドゥバーギョ人たちが『貴方が助かるなら我々全員が死んでもおつりが来るんだ!』と必死になり止めた」というパターンのものがあることがそれを物語る。
- 他民族との関係
- xelken dyin時の圧政の影響もあってか基本的にリパラオネ人やらリパライン語やら連邦に対してはヘイトしかない。ドゥバーギョ人の立場を一言でいうなら「ここは我らの島だ。こっち来んな。こっち見んな。我々もそっち行かんから」といった感じか。dyin戦争を「統治権継承戦争」と呼ぶなど上手いことディスるので、連邦disのときだけ語彙力が増強されるなどと(現世で)いわれている。
- バート人に対してはその知識信仰などから多少好意的ではあるが、バート人が全く公理主義に興味を示さない以上話が合うわけないという状態になっている。
- ユーゲ人にはxelkenによる拉致被害者という印象が強いこともあり非常に友好的、というか言ってしまえばドゥバーギョ人はユーゲ人にだけはめちゃくちゃ甘い。なんならカラムディアで公理主義的な数学が行われていることがいつの間にかドゥバーギョ人に知れ渡り、勝手にユーゲ人を生き別れの同胞扱いしている。
- なお本当の生き別れの同胞であるディリーフ人は「公理主義的数学をする気のないイェスカ狂いとか実質連邦では?」などとボロクソ言われている。うーん追放された異端者。
ディリーフ人
- 概要・外見
- 南サニスの先住民族であり褐色黒髪である
- イェスカ狂いで有名でありイェスカを神だと思っている
- 気質・文化
- 魚を主食としており生魚を食べる文化がある。Xelkenに教えてもらうまで農業を知らなかった。かなり農業向きな土地なのにである。
- 数学はまぁまぁ得意であるが実用を大切にしており公理主義には一切興味がない。
- イェスカが来るまでは普通の多神教だったのにイェスカ狂いになってしまった
- 他民族との関係
- 連邦人を神の民だと思っている
- ドゥバーギョ人とは無茶苦茶仲が悪い
- タフター人は商売相手
最終更新:2020年08月02日 15:06