心霊大全
インカ帝国
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匿名ユーザー
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【遺跡】
■インカ帝国の歴史についてはこちら!
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15世紀〜17世紀にかけて、南米一帯を治めたインカ帝国は、アンデス地方に侵略したスペイン人たちの手によって滅亡させられた。
インカ帝国の首都は、海抜3400メートルの高地に築かれた一大石像都市クスコだったが、滅亡の際にスペイン人に破壊尽くされた。
現在残っているのは、クスコの北に置かれた大城塞、サクマワン及びマチュピチュ。その壮麗な石造都市を一目見ようと訪れる観光客たちの目を釘付けにしている。
高地にもかかわらず、都市全体に行き渡った水道設備、見事な建築美、美しい装飾品などインカ帝国が誇る技術は数多いが、何より驚かされるのが高度な医療技術である。
彼らはトレパネーションと呼ばれる「頭蓋骨開頭手術」やデフォメーションと呼ばれる「頭蓋変形手術」、果ては「脳外科手術」によって脳腫瘍を摘出したりといった、現代でも難しいとされる外科手術をやってのけているのである。
なぜそのようなことがわかるのか。
遺跡に残されたミイラを調査したところ、頭蓋骨を開閉した跡や頭皮を縫い合わせた傷があり、頭蓋骨の癒着程度や傷の縫合具合から見て、術後かなりの期間生存していたことが判明しているのだ。
遺跡に残されたミイラを調査したところ、頭蓋骨を開閉した跡や頭皮を縫い合わせた傷があり、頭蓋骨の癒着程度や傷の縫合具合から見て、術後かなりの期間生存していたことが判明しているのだ。
これらの外科手術を行うために最低限必要な麻酔技術を彼らが持っていたことは間違いない。コカインやアヤワスカ、ベヤドーナといった薬草を煎じ、患者に投与していた可能性が高いと見られている。
これほど高い生活文明を誇っていたにもかかわらず、文字を持たなかった彼らはその詳しい歴史を後世に伝えることなく滅亡してしまった。
【写真はインカ帝国の一都市・マチュピチュ】
