心霊大全

フランシスコ・シャビエルの自動書記

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【心霊現象】
1917年、ブラジル・ミナス州の貧しい家に生まれたフランシスコ・カンジド・シャビエルは、両親に先立たれ学校へ通えずにいた。その結果、字が読めないままに成人してしまった。

そのシャビエルにある日異変が起きた。
「エマノエル」と名乗る、数百年前の文学者の霊が、シャビエルに小説を書くように訴えたのだという。

シャビエルはエマノエルによる自動書記で、5日間で1000ページにもわたる小説を書き上げた。
100人以上に及ぶ文学者、研究家、評論家の鑑定による、文章の癖や表現方法が、エマノエルに著しく似ていることが、約2年間の研究の末発表された。
執筆された小説は、エマノエルとシャビエルの共著という形でブラジル国内で出版され、一大センセーショナルを巻き起こした。

「何が苦労したって、僕が文盲だったということを認めてもらうのが大変だった。僕にはあのように美しい文章は書けないよ」
とシャビエルは語ったという。

その後もシャビエルは、当時すでに故人となっていたツームロ・アルデス、ノーブレ、ジュケーラ、アブレラといった有名作家たちの「新作」を発表し続けた。自動書記によって書き上げた作品は100本を越えた。
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