曲紹介
歌詞
侘しさ感しますか、
何処にも見ぬ景色。
去来程の死を、
迎へ入らは、
思慕は彼方。
逢ひ見ての月、
春の宵醒むる寝待月。
徒、いたつらに時か満ちるのを、
憂し世の明け離れぬ程に、
往ぬ風花。
満ち満ちて征く君の、
罘の科在れと、
鬻く魂は、
夕暮れに沈む。
秋霖を呑む、
潮の魄。
往く河の流れは絶えすして、
本歌取りの言の葉紡きつつ、
仰く艮の刻響く、
さすらは生ふ。
紐解く銀、玉の緒の、
想い絶へてしなくは、
死ぬる事あらまし、
浅まし此の心在らす、
花そ散る。
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最終更新:2023年10月18日 19:14