- 1 :愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 23:55:26.18 ID:5jGU21ra0
- ●鬱デレって、なんですか?
いつもは、ネガティブにうじうじ・・・。 「もう、死にたい・・・」
大好きな彼の前では、デレデレ・・・。 「ねえ、ちゅうしていい・・・?」
ちょっぴりダークで、危険な「鬱デレ」に萌えるスレッドです。
●このスレッドって、何を書き込めばいいんですか?
鬱デレに関する、SS、イラスト、雑談、等々、鬱デレへの思いの丈を書き込んで下さい。
●SS投下について
・感想レスは励みになるので大歓迎、コメントがあるとうれしいです。
・長編SSは、ページを振って下さい。(1/5、2/5等)
できれば、書き上がってから一斉投下しましょう。
投下前はリロードを忘れずに。 スルーされても泣かないで・・・。
・トゲトゲせずに、お気楽にいきましょう。
●「ゲーム化」「サークル化」進行中! 詳細はまとめサイトにて!!
書き込んだSSは、ゲーム、同人誌に使用されるかもしれません。
二次使用を禁止する場合は、メ欄に「NG」の記載をお願いします。
●まとめサイト「新ジャンル」鬱デレまとめ。 http://www19.atwiki.jp/utudere/
●避難所「鬱デレ秘密基地」 http://jbbs.livedoor.jp/otaku/7959/
- 2 :愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 23:55:55.07 ID:5jGU21ra0
- 鬱デレ キャラクターバリエーション①
トラウマ系 デフォルトネーム: 鬱(うつ)
基本的性格:無口、悲観的、自傷癖、自殺願望等を持つ場合が多い
現行のデフォルトキャラ、過去の辛い経験から、鬱状態になっている
【SSサンプル】
鬱「・・・」
男「元気ないな。どうした?」
鬱「・・・別に」
男「顔見れば分かるよ。何かあったんだろ?」
鬱「・・・」
男「言ってごらん」
鬱「・・・死にたい」
男「そっか・・・」
男「じゃあオレも一緒に死ぬ」
鬱「え・・・?」
男「お前のいない世界なんて生きてても意味が無い」
鬱「・・・そうなの?」
男「ああ、そうだよ」
鬱「・・・・・・エヘヘ」
- 3 :愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 23:56:19.46 ID:5jGU21ra0
- 鬱デレ キャラクターバリエーション②
自虐、妄想系 デフォルトネ-ム: 鬱(お名前募集中)
基本的性格:親切、温厚、反面優柔不断で決断力が弱く、板鋏状態になりやすい。
物事を極端に悪い方向、良い方向に妄想する。躁、鬱の変化が激しい。
【SSサンプル】
男「鬱っ、一緒に帰ろーぜっ!」
鬱「ごっごめん、今日は部活のミーティングで・・・。」
男「そか、じゃあ、しょうねーか。またなっ!」
鬱「(どっどうしよぅ、せっかく男君が一緒に帰ろうって、誘ってくれたのに・・・)」
鬱「(嫌われたらどうしよ、嫌われちゃうかな?、嫌われちゃうよね・・・。)」
鬱「(きっと、怒ってるよね。 明日どんな顔して・・・。いやだっ、やだよぅ)」
男「おっ、おい、鬱、うつ、どした、何、泣きそうな顔してんだ?」
鬱「やだ、やだよぅ、一緒がいい、やっぱり、一緒に帰る~。」
男「わかった、わかったから、部活、何時に終わるんだ?」
鬱「ぐすっ、6時ごろ・・・。」
男「おし、待っててやるから、泣くな、なっ」
鬱「くすん、ほんと・・・、だっ、だいすき」(///////)
- 4 :愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 23:57:50.93 ID:aoCxpTe7O
- >>1
鬱!
- 5 :愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 23:59:18.10 ID:79fi3KmoO
- メンヘラ女の巣窟
鬱について勉強しやがれ
- 6 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 00:07:06.23 ID:1ISDK5gS0
- >>1
鬱かれ
- 7 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 00:09:12.46 ID:ev8yADyVO
- 寝る前に保守
- 8 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 00:14:07.60 ID:9sFmrLk00
- >>1
鬱かれ。
でも今日は寝る。。
mixiもよろしくね。(宣伝すまん。)
- 9 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 00:21:53.74 ID:1ISDK5gS0
-
早速過疎だね。最近はようやく賑わってきたと思ったのに……しかし、もう少し潜む
- 10 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 00:26:20.06 ID:IYu8RGh2O
- 1乙です!
絵描いてるんだが、まだ出来ない……
また後で投下しにきます
- 11 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 00:33:04.52 ID:xIV2tpZVO
- >>1鬱
- 12 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 00:45:25.33 ID:i3CW6Cts0
- >>1
鬱
- 13 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 00:54:55.01 ID:lk9eKek/0
- http://20.megaloda.org/uploda/www.megaloda.org1291.wmv.html
パスは utu
- 14 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 00:58:30.21 ID:lk9eKek/0
- http://20.megaloda.org/uploda/www.megaloda.org1296.zip.html
なんかミスったみたい。もっかいうp
パスは同じです。
- 15 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 01:10:48.56 ID:IYu8RGh2O
- http://imepita.jp/20070218/041630
- 16 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 01:35:27.96 ID:yCbWteLz0
- >>14
なんというutu
これだけの、50秒の、世界の中で溢れるSSを妄想してしまった
これは間違いなくG.J.
- 17 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 01:43:31.72 ID:wpg2nAkb0
- >>15 うまいな、俺にも画才があれば…
誰も投下しないのか? いないなら勝手に適当に書くが。
- 18 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 01:44:54.42 ID:W8OOKa8y0
- >>14-15
GJ!!!
- 19 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 01:56:43.24 ID:xIV2tpZVO
- 早速神が来たなGJ
- 20 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 02:07:36.01 ID:yCbWteLz0
- >>17
さあ、存分にやるといい
- 21 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 02:21:19.72 ID:wpg2nAkb0
- >>20 ういっす。
【オブジェ】
男「よぉ、鬱…って! これなんだよ!?」
鬱「人間の血管のオブジェ。お父さんの趣味」
男「あぁ、作りもんか…びびったぜ。すげぇ精巧なもんだな」
鬱「実際は不完全だけどね。完璧なものを作る方法は一つしかないの」
男「へぇ。どうやるんだ?」
鬱「…生きている人間の血管に、直接水銀を大量に流し込む」
男「…」
鬱「…」
男「…」
鬱「プリンだったら流し込まれても」
男「やめろ」
- 22 :バレンタイン 鬱 1/5 :2007/02/18(日) 02:22:44.48 ID:hUi8A4Vw0
-
いつものように、おにぎりとプリンを手にとってレジに向かって歩いていく。
何日も前から見慣れているはずなのに、レジの前の、赤やピンクの派手な棚が目に飛び込んでくる。
バレンタイン・・・。
どうして、手を伸ばしたんだろう?
可愛らしくラッピングされた赤い箱を手に取って、いつの間にかレジの前に立っていたんだ・・・。
別に・・・改めて告白なんてするつもりないし、
いつも迷惑をかけてるお礼にしても、突然すぎると思う。
それでも、ビニール袋に押し込まれたプリンとおにぎり、
そして、それ以外の何かを手に、帰り道を急いだんだ。
――― 膝を抱えて、夕食のおにぎりをかじりながら、
テーブルの上に乗っかったプリンと、白いリボンをまとった真っ赤な箱を見つめる。
誰かに贈り物をするなんて、何年ぶりだろう?
テレビから聞こえてくる白々しい笑い声を聞き流しながら、あたしはぼんやりと考えていたんだ。
- 23 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 02:23:58.13 ID:i3CW6Cts0
- >>15
素晴らしい。
画材はコピックで?
- 24 :バレンタイン 鬱 2/5 :2007/02/18(日) 02:24:09.26 ID:hUi8A4Vw0
-
明日が待ち遠しいなんて、何年ぶりだろう?
――― にぎやかな声を上げながら、女さんが教室に入ってくる。
「おっはよー、おら、男、手ぇ出せ手、はい、バレンタインデーね」
「なんだよこれ? アルファベットチョコじゃん、・・・ありえねぇ」
「文句あんなら返しなさいよっ。ほらっ、チョコ何個もらった?ってありがちな話題の時に自慢できるわよっ、
俺、4個だけだぜ!ってw」
「はいはい、おっ、結構うめーじゃん、このチョコ」
「って、あんた何いきなり喰ってんのよっ、バレンタインの、しかも、あたしから貰ったチョコなのよ。
家持って帰って、ちょっと余韻に浸ったりとか、そーゆー情緒ってもんを味わいなさいよっ。バカぁっ」
「アルファベットチョコで余韻て、そりゃ無茶だろ? 何、泣きそうな目して怒ってんだよ。」
「うっさい、無神経バカっ! 死んじゃえっ! ふ~んだっ」
そういって身を翻すと、女さんはとなりの席に向かって声を掛けました。
「おーい、Aっ、バレンタインデー」
「さんきゅ、女さん、これでマミーからの1個のみって惨劇は回避されたw」
「あはは、感謝しなさいよ~、ホワイトデー、楽しみにしてるからね」
ほんと、元気な人だな・・・。
鞄の中に入っているはずの真っ赤な箱を思い出して、不思議な気分になりました。
これを、あげるの? 男くんに? あたしが?
小説とか漫画みたい、普通の女の子みたい・・・。
永くて辛いはずの一日なのに、気がつくともう放課後でした。
- 25 :バレンタイン 鬱 3/5 :2007/02/18(日) 02:24:44.77 ID:hUi8A4Vw0
-
――― いつもの帰り道、街の中の小さなちいさな公園の前で、あたしは足をとめました。
男君は慌てて振り返ると、不思議そうに、でも、やさしい眼差しであたしを見つめました。
肩から提げた鞄、あたしがあげたストラップ、制服のボタン、ちょっと伸びてきた髪の毛・・・。
「公園・・・よってくか?」
あたしは頷いて、ゆっくりとベンチの方を振り向きました。
夕暮れ時の公園で、二人寄り添ってベンチに腰掛ました。
「日が落ちると寒くなるな、まだ二月だもんな? 鬱、寒くないか?」
あたしは小さくかぶりを振って、男君の腕を強く抱きしめました。
公園の街灯に明かりともる頃、鞄の中から、おずおずと真っ赤な包み紙に覆われた箱を取り出しました。
目を伏せたまま、震える手で男君にその箱を差し出します。
「チョコ? 俺にくれんのか?」
少し目を上げて、男君の顔を見ました。驚いたような、ちょっと嬉しそうな、そんな笑顔、
「・・・いらない?」 小さく呟いて、男君の瞳をじっと見つめました。
「嬉しいよ、ありがとな、鬱」
- 26 :バレンタイン 鬱 4/5 :2007/02/18(日) 02:25:20.75 ID:hUi8A4Vw0
-
そう言うと、ちょっとだけ慌てたように手を差し出して、あたしの震える手からチョコを持っていきました。
嬉しそうに包み紙を見つめた後、そっと鞄にしまってくれました。 大切に、たいせつに・・・
「今、食べないんだ・・・」 あたしは、小首をかしげてそう聞きました。
「家もって帰って余韻に浸ったりとか・・・。その、大事に食べるよ、ありがとな、鬱」
「ただのコンビニのチョコだよ・・・、そんな・・・」
「そだ、これ、やるよ」
そういって、ポケットから、三粒のチョコレートを取り出しました。
「アルファベットチョコ? 女さんの?」
「お返しとか、そんなんじゃなくて・・・。鬱にチョコもらったら、
他の女の子からもらったチョコ持ってんが、なんかイヤんなった」
そう言って、あたしの手に三粒のチョコを渡すと、そっと立ち上がりました。
「さ、風邪引く前に帰ろうぜ」
差し出してくれた暖かい手を握り締めて立ち上がると、
家までの寒くて、でも暖かい道のりを二人、寄り添って歩き始めました。
- 27 :バレンタイン 鬱 5/5 :2007/02/18(日) 02:25:54.32 ID:hUi8A4Vw0
――― 膝を抱えて、夕食のおにぎりをかじりながら、
テーブルの上に乗っかったプリンと、三粒のチョコレートを見つめています。
誰かと贈り物を交換するなんて、何年ぶりだろう?
テーブルの上には、「L」「V」「E」のアルファベットが並んでいます。
ちょっと、不恰好な、手作りの・・・アルファベットチョコレート
男君が食べちゃったのは、何のアルファベットだったんだろ?
偶然だよね、きっと冗談だよ、考えちゃだめ、もう、考えちゃだめだ・・・。
テレビから聞こえてくる白々しい笑い声を聞き流しながら、あたしはぼんやりと
考えていたんだ。
明日なんて、明日なんて永遠にこなければいいのに・・・。
- 28 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 02:31:10.22 ID:IYu8RGh2O
- >>23
そうです^^
未熟ですがコピック愛用者です
口のところが滲み過ぎて後悔…orz
- 29 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 02:32:13.34 ID:wpg2nAkb0
- >>27 GJです。俺のくだらないSSが挟まれなくてよかった…
- 30 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 02:32:42.48 ID:yCbWteLz0
- >>21
鬱っ子のシュールさがたまらなさすぐるw
>>22
GJ!!
- 31 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 02:53:22.21 ID:wpg2nAkb0
- さ、保守保守と
【プリン♪】
鬱「ほーらー そーらいっろーの、ねこが まーちをーでーるー」
男「めずらしく上機嫌だな」
鬱「プリンのCMに出てた子の歌なの」
男「岩田さゆりな。ドラマもたまにやってるし可愛いよな。
やや知名度低いが」
鬱「…男君はああいう子が好み?」
男「好みってほどじゃないが…まぁ可愛いんじゃないか」
鬱「そう…」
翌日
男「…何してるんだ?」
鬱「牛乳かけられに来ました」
男「せめてさらっと妙な改編ゼリフを吐くな!」
- 32 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 03:14:16.61 ID:1ISDK5gS0
- 今宵はやけに賑わっておる喃。
善哉善哉。
ほすほす
- 33 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 03:19:37.22 ID:zxsLBG8cO
- あ、立ってたんだ。乙ー
…あれ?もう土曜日なのか?早くね?
まだ木曜あたりだと思ってたのに…orz
- 34 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 03:30:19.82 ID:zxsLBG8cO
- 保守
鬱「あぁ、しとっしとー」
男「雨続きだな…」
鬱「きょうもー、れいにーでーい」
男「雨なのに気分良さそうだな」
鬱「まあねー」
男「ふーん…(変なの…)」
鬱「でも髪はうねるし頭は痛いし、雨なんてきらーい」
男「嫌いなのか」
鬱「なのだよ」
男「ふーん…」
鬱「えへへ…」
好きな人と並んで歩く幸せに気付いた鬱
- 35 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 03:54:46.78 ID:zxsLBG8cO
- 保守
鬱「鬱だよー」
男「今のは嘘だな」
鬱「ばれたよー」
男「ばれたからって刃物を取り出すな」
- 36 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 04:03:56.48 ID:wpg2nAkb0
- 保守
【雨漏り】
男「うお、冷たっ! 鬱、雨漏ってるぞ!」
鬱「雨…私とよく馴染む天気ね」
男「バケツ! 雑巾!」
鬱「ずぶ濡れなんて、ほんと私にお似合いだわ」
男「あぁこっちも!?」
鬱「あぁ、染み出す雨はまるで救いを求める私の腕のよう…」
男「動けやぁぁぁぁーーー!!」
- 37 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 04:35:52.21 ID:1ISDK5gS0
-
さて、そろそろ保守に回ろうかな。不肖、援護仕る。
鬱「雨、か……ついてないや」
男「? 外に、何かあるのか?」
鬱「……雨、見てただけだから」
男「楽しいのか?」
鬱「……」
男「なぁ、今日は何の日か知ってるか?」
鬱「……あたしには、関係無い」
男「ブッブー、まだ13日だよ。なに、意識してんだよ」
鬱「……そういうこと言う人、嫌い」
男「わ、悪かったよ。なんだよ、冗談くらい笑って流してくれよ」
鬱「……ごめん、苦手だから」
男「お前は卑屈だなぁ。噛み付くわりに、打たれ弱すぎるぞ」
鬱「……陰気くさいでしょ」
男「そうだな。雰囲気重いぞ」
鬱「……」
男「黙るなよ」
鬱「ごめん」
男「な、お前は、誰かにチョコとかあげるのか?」
鬱「……さっきも言ったけど、あたしには関係無いから……」
男「あげたら喜ばれるぞ。俺なら喜ぶ」
鬱「誰でもいいのね」
男「おいおい、そんなわけないだろ。顔がよけりゃ嬉しいよ。あと、中身もよければ尚いい」
鬱「……からかうなら、他の人にして」
男「冗談じゃないぞ。一応」
鬱「……」
てきとうにほすほす
- 38 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 04:46:44.19 ID:1ISDK5gS0
-
目標は、取り敢えず6時までとしておこう。それまでに、増援が来ればいいが。
鬱「……何やってんだろ、あたし」
男「よう、今日も雨観察か?」
鬱「……まだ曇り。それと、観察してるわけじゃないから」
男「いっつも窓の外見てるだろ?」
鬱「……雨が降ったら、やめようと思うの」
男「は? すまん、会話になってないよな?」
鬱「それを、見てるだけ。だから、観察じゃない」
男「すまん、イマイチ解らん。なにをやめるんだ? 雨降ったら、出来ない事か?」
鬱「……あたし、雨女だし」
男「……ますますわからん」
鬱「じゃあ、相手にしなければいい。雨を待ってる女の子なんて、可愛くないでしょ」
男「お前、つくづくヘンな奴だね。いいよ、どうせヒマだし」
鬱「……今日は、何の日だっけ?」
男「そうだな。俺が悲しい日」
鬱「……そうなんだ」
男「最近は、余計な気遣いされないためにとかで、義理は少なめなんだとさ」
鬱「それがいいと思う。でも、お菓子屋さんは大変ね」
男「もともとそっちが考え出した策略だろうよ。自業自得ってやつじゃねえか?」
鬱「……ねえ、あたしからもらったら、嬉しい?」
男「嬉しいよ。何事も、プレゼントってのはうれしいものさ。気持ちがこもってれば、尚のこと」
鬱「そう……」
男「なんだよ、くれないのかよ?」
鬱「……雨、降らなければいいね」
男「? だから何の話だよ?」
てきとうにほすほす
- 39 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 04:59:07.59 ID:1ISDK5gS0
-
あと一時間……もつかなもつかなぁ。主に私の身体が。
鬱「……まぁ、こんなもんだよね、現実なんて」
男「よ、帰りか?」
鬱「……さよなら。また明日」
男「お前、傘持ってないの? そのまま帰る気か?」
鬱「……鞄、傘代わりにするから」
男「そっちさえよければ、一緒に入ってくか?」
鬱「……鞄、傘代わりに」
男「じゃあ、傘貸すよ」
鬱「……いいよ。貴方が濡れちゃう」
男「それじゃ、一緒に帰るか」
鬱「鞄」
男「決まりだな」
鬱「……」
・ ・ ・
男「そんな不満そうな顔するなよ」
鬱「……腕が、濡れる」
男「俺も、鞄びちょびちょだ」
鬱「……ひどい降りだね」
男「予報で既に大雨だったからな。なんで傘忘れたんだかな」
鬱「……降ってほしくなかっただけ」
男「無茶言うなよ。お願いしてなんとかなるのは、人間相手だけだ。それ以外は聞いちゃくれない」
鬱「うん……わかってる。わかってるよ」
男「つくづく、わかんねぇ」
てきとうにほすほす。果たしてこれは鬱なのか。
- 40 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 05:04:58.86 ID:wpg2nAkb0
-
どうかこの私に鬱らしい鬱を書く力を、アドナイ=メレク=ナーメン。
【宗教】
男「お前の部屋ほとんど本で埋まってんのな」
鬱「うん」
男「キリスト教天使学に悪魔学、イスラームの神学書に…すげぇな」
鬱「信じる神でもいないと、やってられなかったから」
男「そうか。まぁ麻薬とかに走らなくてよかったよ」
鬱「嘘。君には関係ないでしょ。私がどんな風に傷つくかなんて」
男「まぁな。でも麻薬とかだと、一緒にいれなくなるだろ?」
鬱「…出任せばっかり」
男「まぁ今はそう思われてもいいさ。いずれ伝わるだろ」
鬱「私、他人を理解する気なんてないから」
男「じゃあいずれ他人でなくなるさ」
鬱「むぅ…」
男「なんだよ、さっきから人が恥ずかしいことばっか言ってんのに、赤くなるくらいしろよ」
鬱「…何でそんなこと」
男「へいへい。それよりさ、片付けろよ、この本の山。足の置き場もねぇよ」
鬱「…そのうちなくなってるよ」
男「あ?」
鬱「もう必要ないものかも知れないから」
- 41 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 05:11:47.78 ID:1ISDK5gS0
- 鬱「……止まないね」
男「いよいよもって、大振りだ」
鬱「……袖、びしょびしょになってる」
男「参ったな。どっかで雨宿りするか?」
鬱「……公園に屋根があったはず」
男「よってくか。しばらく休んでいくか」
・ ・ ・
男「取り敢えず缶コーヒーな」
鬱「……ありがとう」
男「しかし、止む気配無いな」
鬱「……下着まで、湿ってる」
男「……拭くものあるか?」
鬱「あるから、気にしないで」
男「そっか」
鬱「……なんで、そんなに離れて座るの?」
男「い、いや」
鬱「……見られても、気にしないけど」
男「俺は気にするよ。ていうか、気にしてくれ」
鬱「……そう。じゃあ、少し向こう向いてて」
男「お、おう」
男「……? 足音? って、おい! ……傘も持たずに、大丈夫か?」
男「ったく、何考えてんだ……ん? これ、何の包だ? 鬱が置いてったのか。俺宛?」
てきとうにほすほす
- 42 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 05:34:40.21 ID:1ISDK5gS0
-
む、邪魔したかな。まあいい。保守は、まだまだやらねばな……
鬱「……馬鹿みたい。あげる勇気も無いのに、チョコなんかつくって……結局、渡すことも出来なくて……置いてきただけ」
鬱「……ゴホッ、ゴホッ」
鬱「……ヘンな女の子だと思われてるよね……独り言多すぎるし、雨の中、走って帰るし」
鬱「……ゴホッ、ゴホッ」
鬱「……う、うう、グスッ……」
おっとっこ~なら、おっとこならぁ~♪ おとっこならこそ死ぬ気で賭けた~野球一筋アストロ戦士~♪
鬱「……もしもし」
男『もしもし。やっぱり風邪引いたみたいだな』
鬱「……ほっといて」
男「悪いな、寝てるとこ起こして」
鬱「別に、寝てない……昨日は、ごめん」
男「ああ、いいよ。あ、昨日って言えばさ」
鬱「……」
男「昨日のアレ。俺の名前が入ってたから、勝手に食ったけど……」
鬱「そう……」
男「ちょっと苦かった。お前らしいな」
鬱「……」
男「ありがとな。三月、楽しみにしてろよ。それと、ちゃんと休めよ」
鬱「……うん」
ほすほす。ちょっと休憩
- 43 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 05:37:29.81 ID:Sm11Td0cO
- ギアスとこのスレが週末の楽しみだ
ほしゅほしゅ
気が向いたら何か書こう
- 44 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 06:05:39.72 ID:zxsLBG8cO
- おはよ
保守お疲れ様。ありがと
- 45 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 06:09:52.58 ID:1ISDK5gS0
- 喉渇いたな。コーヒーでも淹れるか……
男「なあ」
鬱「……」
男「治ってないなら、休めばよかったろ」
鬱「……ん、うん……」
男「保健室連れてくぞ。立てるか?」
鬱「引っ張んないで……ゆ、揺れる」
男「よく学校来れたな、それで」
鬱「……来たら、気が抜けた」
男「なんだよそれ。肩貸すから、ちゃんと掴まってろよ」
鬱「うん……」
・ ・ ・
男「まだ8度あるな。早退しなくていいのか?」
鬱「……放課後まで、居る」
男「そうか。じゃ、また会いに来る。
鬱「……うん」
男「ちゃんと寝てろよ」
鬱「あ」
男「ん? なんだ?」
鬱「……なんでも、ない」
男「そうか。じゃ、またあとでな」
鬱「……何喋っていいか、わかんない」
てきとうにほすほす。
- 46 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 06:12:59.96 ID:wpg2nAkb0
- 保守人お疲れ。さ、適当に書く。
【祈り】
男「鬱?」
鬱「あ…男君」
男「何だ、お前も初詣くるんなら誘ってくれればよかったのに」
鬱「私は群れたがりじゃないから」
男「二人で群れとはいわねーよ。
これでも寂しいんだぜ? 一人で初詣なんざ」
鬱「嘘。そうなら他の人誘えばよかったじゃない」
男「お前すら誘ってないのにか? それは優先順位的に出来ないな」
鬱「…そんなにしてまで女の子の気が惹きたいの?」
男「まさか。会うかどうかもわからないんだぜ?
そんなんするくらいなら普通に誘うっての」
鬱「じゃあ何で普通に誘ってくれなかったの!?」
男「うおっ」
鬱「誘ってくれてたら…私…」
男「…すまん」
鬱「…」
男「一緒にいるとさ、俺って結構度胸ありそうに見えるだろ?
でもそれはお前が絶対返事してくれるって分かってるからで、電話とかはちょっと…」
鬱「…へたれ」
男「何をっ!?」
鬱「ふふっ…」
男「(あ、笑った…)んじゃ、帰るか」
鬱「あれ? 君まだお参りしてないでしょ」
男「いいんだよ。神に願っても見れないもんが見れたから」
鬱「…? 変なの」
男「そういえば何祈った?」
鬱「…無神経」
- 47 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 06:32:05.99 ID:zxsLBG8cO
- 男きざだなw
保守
- 48 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 06:38:46.38 ID:1ISDK5gS0
- 任せた。ほすほす
- 49 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 07:12:44.53 ID:wpg2nAkb0
- さ、あと一つ。
【天啓】
鬱「いいこと思い付いた」
男「お前俺のけつの中で小便しろ」
鬱「…」
男「退くな。まぁお前には通じないネタだとは思ったが」
鬱「…あのさ、これからは電話じゃなくて、メールにしない?」
男「ん? どうしてだ?」
鬱「私、文章が頭の中にいくつも浮かぶの」
男「はぁ」
鬱「文章書く人には結構いるかも知れない。
どの文が一番いいか、推敲する。だから、話すのって苦手なの」
男「ふぅん…」
鬱「だから、メールの方がやりやすいの」
男「よし、電話のままでいこう」
鬱「! どうして…?」
男「つまりあれだろ? その方がお前の素が出るんだろ?
俺は飾らないお前が見たいよ」
鬱「男君…」
男「っていう言い訳」
鬱「言い訳!?」
男「ほんとはお前の声聞きたいだけだし」
鬱「…何で本音の方も言っちゃうのよ」
男「恥ずかしがるお前が可愛いからだし」
鬱「…帰るっ」
男「また電話くれよな~」
鬱「メールするっ!」
- 50 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 07:18:23.90 ID:zxsLBG8cO
- 可愛いな
GJ
- 51 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 07:28:45.75 ID:wpg2nAkb0
-
ふむ、反応があるということは先週よりいいものが書けたということだろうか。
それとも単に仮面ライダーを見たい人が増えただけか。
【仮面ライダー斬鬼】
鬱「始まるよ」
男「元ネタ分かるやついんのかよ…」
鬱「恥ずかしさで変身するんだよね」
男「慚愧の念で変身ってな。やかましいわ」
鬱「字面だけ見たら龍騎とかと似てるのにね」
男「龍騎がその字であってるのかさえ分からんがな」
鬱「…」
男「どうした?」
鬱「邪魔しないで。
舞台に出て全く受けない芸人と精神を共有してるの」
男「ボケだったのか」
鬱「あっ…ごめん、今から樹海行ってくるね」
男「 何 を 受 信 し た 」
- 52 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 08:09:54.40 ID:zxsLBG8cO
- 保守ー
- 53 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 08:31:45.44 ID:wpg2nAkb0
-
まぁないよりあったほうがいいだろう。つーわけであと一つ
【未来】
鬱「未来は決まりきっていて、変えられないもの」
男「?」
鬱「そう思っていた時期が、私にもありました」
男「つまり今は思ってないのか?」
鬱「今でも思ってるよ」
男「はぁ?」
鬱「未来は決まってるの」
男「後ろ向き?」
鬱「真の革新は保守の中から生まれるのよ」
男「…??」
鬱「そういうこと」
男「すまん、まったく理解できん」
鬱「そう」
男「説明とかは?」
鬱「求めるだけ無駄」
男「知ってる。じゃ、もう遅いから帰るな。風邪とか気をつけろよ?
死にたくなったらすぐ電話して来いよ?」
鬱「分かってる」
鬱「はぁ…
いくら何でも、もっとデレた方がいいよね
私、鬱デレなのに…
嫌いにならないで…」
さ、寝るか
- 54 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 08:48:51.48 ID:zxsLBG8cO
- 鬱かれ
- 55 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 09:04:56.33 ID:VvcBwwkaO
- 鬱状態w
http://imepita.jp/20070218/326400
- 56 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 09:10:30.06 ID:nkp/i4FRO
- >>55
鬱ってレベルじゃねーぞwwwwww
ところで鬱の外見って俺の中では『蟲と眼球とテディベア』のグリコなんだけどあってる?
- 57 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 09:26:05.23 ID:VvcBwwkaO
- >>56
そんな感じするわw
いわれてみると…
とりあえず鬱を重要視した結果>>55にwwwwwww
- 58 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 09:48:06.86 ID:VGVlZNe/0
- 保守
- 59 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 09:50:05.26 ID:ev8yADyVO
- h
- 60 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 10:40:20.25 ID:I9s1i1te0
- |---.|
| 鬱..|
|---.| ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | ))〉 | ダレモイナイ…
| |`ノV < ナニカ カクナラ イマノウチ?
| ⊂ )) \____________
- 61 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 10:50:47.67 ID:ev8yADyVO
- イマノウチ
- 62 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 11:14:08.73 ID:VGVlZNe/0
- イマノウチイマノウチ
- 63 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 11:15:35.23 ID:Hk9sIm2k0
- http://imepita.jp/20070218/403110
ごめん反省してる。
- 64 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 11:23:17.83 ID:VvcBwwkaO
- 便乗しておk?
- 65 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 11:23:21.23 ID:I9s1i1te0
- 先々週のあらすじ
1回目のときはあんまり出番がなかった男(仮称)だ。今回は主役張れることになった。はりきっていこうかね。
さて、俺はちょくちょく商店街を利用するわけだがそこではたまーに福引をやってたりするんだわな。いつもは当たらないんだが、何の因果か今日は大当たり。
一等賞が当たったわけだ。何と高級旅館で2泊3日の旅!いやはや、当たったときにはもう言葉も出なかったね。
で、三人まで行けるらしいんだけど…鬱は確定として、後は誰を連れて行こうか…?
F 別に連れてかなくてもいいか。いっそのこと鬱と二人っきりの旅行!←今ここ
何を考えているんだ俺は。なにもわざわざ無理して連れて行く奴を見つけなくてもいいじゃないか。二人きりの旅行。なんとロマンの溢れることか。
鬱だって気がねしなくてもいいはずだ、うん。いや、別に二人でアレやコレなことをしようと目論んでいるわけじゃないぞ。
「…というわけで鬱よ、余と共に旅へ参ろうぞ」
「どういうわけかわかんないし、どうしてお殿様口調なのかわかんないけど…うん、わたしは構わないよ? でも、わたしなんかでいいの?」
「お主しかおらぬのじゃ、誰が男と二人旅などという空しいことをせねばならぬ?」
「えっ…あ、う、うん…」
二人旅、という言葉を聞いた瞬間鬱の顔が真っ赤に。…言葉選びを間違えたかもしれない。
「新婚旅行…ハネムーン…」
…何やら良からぬ言葉が聞こえているような気がしなくもないが気にしないでおこう。
さて…その高級旅館がある場所って…どこだったかな?
A 何故か連続殺人事件がよく起こっている地域の旅館…
B 何故か連続誘拐事件がよく起こっている(ry
C 何故か自殺スポットで有名な場所のある(ry
D そんなことはありません。普通のトコにある普通の旅館です
- 66 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 11:24:06.08 ID:I9s1i1te0
- |---.|
| 鬱..|
|---.| ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | ))〉 | カキワスレ…
| |`ノV < センタクハ ハヤイモノガチ…
| ⊂ )) \____________
- 67 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 11:25:19.68 ID:ev8yADyVO
- D
- 68 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 11:27:26.21 ID:+3jc/FPV0
- Aでバーローが出てくると思ったのに…
- 69 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 11:43:20.89 ID:VGVlZNe/0
-
Bで鬱が攫われて男と警察とバー(ryが颯爽と助けに来るとか妄想してたのに
- 70 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 11:50:22.55 ID:I9s1i1te0
-
どうやら妙な噂もスキャンダルもない普通の旅館のようだった。
旅館までの行程は電車で揺られてぶーらぶらといった他愛のないものなので以下略。
ちなみに、このとき鬱が眠りこけて俺の肩に頭を乗せてきたことは秘密だ。
「おぉ…写真で見るより立派なもんだな。風情があるというか、雅の心と言うか…」
感慨に耽っている俺を、鬱がくすくすと笑った。
「男くんからそんな言葉を聞くなんて思わなかった」
「あ、バカにしたか、余に趣がないと申したか」
軽い冗談のつもりだったが、言われた瞬間鬱は血相を抱えて必死で否定し始めた。
「あ、ちがうちがう、そんなつもりで言ったんじゃ、ホントに悪意はなくて…」
身振り手振り。涙目にさえなりながら理解を求めようとする鬱。いや、気にしてないしそもそもあれは冗談なのですが。
「あー…あのな」
「ごめんなさいごめんなさいっ」
聞いちゃいない。
思い込みが激しすぎるというか、人の言葉を気にし過ぎるというか…
「責任取って、清水寺にダイブしてきますっ」
そう言って、いきなり彼方へと走り出す鬱。友よ、あれがパリの灯だ。…って、アホか! 止めないと!
だが、鬱の目論みはとある音と共に頓挫する。
ぐぅ~…
そんな音がして、鬱がよろよろとゆらめき…倒れた。そりゃそうだ、昼飯、まだ食べてなかったんだから。
鬱を何とか正気に戻し、荷物を部屋に置いたあと…改めて食事をとることにした。その時も鬱はすまなさそうな表情をしていたが、食欲には勝てないらしい。
さて、食事はどこでとろうか…?
A 面倒だ。旅館にある食堂で食べよう
B やはり地元の味を堪能したい。ふもとまで行って食べよう
人が増えてきたら取り敢えず中止しようと思います。俺もSS投下するぞという人がいたらすぐに止めますので
- 71 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 12:05:08.73 ID:zA9A+Bfl0
- ほ~ら☆
えっちなものだよぉ~
(携帯可)
http://gareki.ddo.jp/ki/ki/ki_9111.xxx
- 72 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 12:20:04.41 ID:rJLjuGaZO
- >>70
ここはB
- 73 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 12:20:38.66 ID:+3jc/FPV0
-
ここはBでたまたま来ていた味に五月蝿い二人組みの編集者とか出てこないかなぁ…
ついでに究極の味と至高の味で対決とかしないかなぁ…
- 74 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 12:39:59.56 ID:I9s1i1te0
-
せっかく旅行に来たんだ、山海の珍味をたっぷりと味あわないと。
「それじゃ、ふもとまで美味しいもんでも食いに行こう…おい、どうした鬱?」
「え、あ、な、何でもないよ」
しどろもどろしながら立ちあがろうとする鬱。…が、やはり空腹が効いているのかすぐにふらふらになる。
「…きゅう~」
「こらこら、気絶するんじゃない」
仕方がない、俺がおんぶしてやろう。…他意はないぞ、うん。
おんぶしてやると、長い鬱の髪がくすぐったくてしかたがない。
「…ごめんなさい」
耳元で囁かれる甘い声。空腹のせいで元気がないだけなのかもしれないが。
俺は財布など必要なものだけ持つと、鬱をおぶったまま旅館を後にした。
場所もわきまえずおんぶという行為をしているせいか、周囲の視線が痛い痛い。特に男性諸兄からの視線が痛い。
で、鬱本人はというと…気絶しているのか、寝ているのか、ぴくりとも動かない。心臓の音は聞こえているので、死んではいないだろう。
おんぶして歩くこと10数分。ようやく良さそうな店を見つけた。さて、その店とは…
A 見た目は和風、中身は洋風。洋食レストランです
B 無難にうどん屋。見よ、このボロ…いやいや、この老舗っぷりを
C 鍋か…それもいいかもな
D ふつーの和食の店っぽそうだけど…○○料理店…見覚えのある名前だなあ(○○に任意の人物名を入れて下さい)
- 75 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 12:42:10.37 ID:VGVlZNe/0
- D注文の多い料理店
- 76 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 12:42:36.01 ID:ZW2Oma3S0
-
参考までに、鬱の人への核攻撃は「心配するな」
- 77 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 12:51:05.60 ID:I9s1i1te0
- |---.|
| 鬱..|
|---.| ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | ))〉 | ジンブツメイダッテ イッタノニー!
| |`ノV < …ダガ ヤッテミヨウ
| ⊂ )) \____________
- 78 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 12:54:29.23 ID:yyIbTxnqO
- メンデレなら結構前から聞いたことある
(メンヘルデレデレ)
http://b.pic.to/elm4z
- 79 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 13:06:55.85 ID:I9s1i1te0
- RESTAURANT
西洋料理店
WILDCAT HOUSE
山猫軒
…という看板。まあ、こんなところに堂々と立ってるんだから怪しい店ではないだろう。
「イラッシャイマセ」
まだ日本に不慣れな感じの、たどたどしい日本語で出迎える料理人。
店は小奇麗だが、テーブルが二つしかない。…何だか、少なすぎやしないか?
「ご心配はイリマセン」
俺の心を読んだかのように店主が言った。
「コノ店は、ワタシが一人で料理もウェイターもヤッテオリマスノデ、テーブルが二つしかないのデス」
なるほど。大変だなあ。
「2名様でゴザイマスカ? それでは席へオカケにナッテ…アア、ソウデス、ご注文の前にこれをお読みになってクダサイ」
店主はそう言って、2枚の紙切れを手渡した。その内容は…
A …? 靴やコートを脱いでかけろだの尖ったものや金具類を外せだの色々な注文が…
B 何だこれ? 体の悪い部分があったら書いてください? 健康診断じゃあるまいし・・・
- 80 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 13:58:18.26 ID:VvcBwwkaO
- 保守
http://imepita.jp/20070218/501660
- 81 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 13:58:24.08 ID:zxsLBG8cO
- >>78
うめえ
- 82 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 14:26:03.04 ID:+3jc/FPV0
- Bで筒井康隆風味に
- 83 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 14:59:46.99 ID:I9s1i1te0
- 「体の悪いところ、ねえ」
もらったのは『最近の健康状況』についてのアンケートだった。…もしかして、ここは健康食専門のレストランなんだろうか。
まあ、それはそれでいいか。さて鬱を起こすか。鬱ー、起きろー。
気を失っている(?)鬱をぺしぺしと叩いて起こす。
「…おなかすいた…」
「おーよしよし。もうご飯だからなー。けどその前に、これを書いてくださいってさ」
「…うにゅ」
分かったのか分かってないのか曖昧な返事をして鬱がアンケートを書き始める。
俺のほうは…そうだな、最近は肩こりが激しいかな。後は頭痛…と。
ちらりと鬱のアンケートを覗いてみる。
『寝不足、躁鬱、眼精疲労、……』
「………」
気にしないことにした。
書き終わったところでメニューを見ようとするが…
「あれ、メニューがないな。鬱、知らない?」
ふるふると首を振る。おかしいな、と思っていると店主がアンケートを回収しに来た。そのついでに尋ねてみる。
「あの、すいません。メニューを持ってきてもらえますか」
店主は、一瞬首をひねって、しかしすぐに笑って、こう言った。
「HAHAHA! 失礼シマシタ。実は私共のレストランは特別デシテ…お客様のアンケートを元にメニューを決めさせてイタダキマス」
「…ってことは、要するに現在の健康状況に見合った献立をそのつど出してくれる…ということ?」
「ハイ」
やはり健康食専門のレストランのようだ。うーむ、山海の珍味を楽しむ予定だったんだが…まあいいか。
それからまたしばらくして、俺と鬱の元に前菜が運ばれてきた。どうやら前菜は同じようだが…その料理は
A 至って普通。シーザーサラダだ
B これはどこかで見たことが…そうだ、モッツァレッラチーズとトマトのサラダってやつだ
C ギンギー料理
D 待て、これは孔明の罠だ!これは食べてはいけない!
この後一旦終わります。占拠スマソ
- 84 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 15:49:11.10 ID:xIV2tpZVO
- GJ
- 85 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 16:17:15.69 ID:vwNJ9vZcO
- C
- 86 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 16:20:50.65 ID:rAy5h94O0
- 【鬱外出するに】
鬱「外出する前に男に伝言を書いておこう」
鬱「かきかき……」
鬱「よし。これでよし」
・
・・
・・・
男「ただいまー」
男「鬱、いないのか?……ンヒっ!」
男「うーーーーつーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
手紙の内容『探さないでください。』
- 87 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 16:34:59.62 ID:rAy5h94O0
- 【鬱続き】
男「うつーーーーーーーーーー!」
鬱「どどどどどうしたの?」
男「ごめんよーごめんよー」
鬱「へ?」
男「おれは、おれはお前が居ないと生きてはいけないよう!」
鬱「それはプロポーズの言葉としてもらっていいのか」
男「ひぃーん。うつーーー!」
その後、かれらは幸せ……でもないけど。
ずっとどこまでもいっしょだったそうな。
糸冬
- 88 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 16:52:00.05 ID:boWrBPLuO
- http://kjm.kir.jp/?p=100624
機嫌が良い時はハミングしてる。
- 89 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 17:41:44.68 ID:hQ3JGFL8O
- 今頃だが…
ttp://imepita.jp/20070218/636340
- 90 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 17:57:58.59 ID:wpg2nAkb0
- >>87 でも時期を間違えたら…
男「俺は、お前がいないと生きていけないんだ!」
鬱「そ。じゃあ一緒にしのう?」
男「へっ」
鬱「このまま練炭でいいよね。私体弱いから死ぬタイミングまでは合わないかもしれないけど…
そのときは、先に地獄で待ってるよ」
男「お、おい! よせ鬱! アッー!」
ということになりかねない…という保守
しかし相変わらず絵師がいいな
- 91 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 18:33:09.95 ID:Sm11Td0cO
- ギンギー料理wwwwwグルグルktkrwwwww
- 92 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 18:56:01.45 ID:PIRWIX5aO
- http://j.pic.to/b6v5d
(´・ω・`)
下手くそでゴメン
めっちゃ萌えたから描いてみたかったんだ
- 93 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 19:12:22.51 ID:boWrBPLuO
- >>92
ミニスカートでタイツわ、
ミニスカートでタイツなのかっ!
- 94 :92のアホ :2007/02/18(日) 19:22:39.10 ID:PIRWIX5aO
-
勝手にタイツのイメージがついちゃって・・・
皆のイメージと違ってたりしたらゴメン(´・ω・`)
後やっぱり下手くそで(ry
- 95 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 19:33:28.98 ID:zxsLBG8cO
-
そんな枕詞のついた絵を誰が見たがるのか聞きたい
- 96 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 20:10:25.03 ID:YnFsOnIeO
- 馴れ合い感濃すぎ
- 97 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 20:19:19.11 ID:wpg2nAkb0
- 馴れ合ってるか?
【不安】
男「…また?」
鬱「…うん」
男「まぁ俺が何言っても『あんたなんか何もわかってないでしょ』ってとこなんだろうが」
鬱「そうね」
男「手厳しいな」
鬱「手首を切るとね、痛いのよ」
男「はぁ」
鬱「瞬間的に電気が走るような、そんな痛み。それを感じると、楽になるの。不安から解放される」
男「不安ね」
鬱「そ、不安なの。この世界、それとも私が生きてること自体?」
男「…まぁ幾らでも不安がればいいさ。お前の人生だしな。ただ、俺が側にいるってことを忘れるなよ」
鬱「意味分かんない」
男「一緒に苦しみを分かちあおうぜ、ってやつだよ」
鬱「そう言う人は、何人もいた」
男「…そうかい、じゃあこれならどうだ。俺は、鬱が、好きです」
鬱「…ありきたり。馬鹿みたい。どうせ嘘でしょ」
男「この目が嘘を吐いているように?」
鬱「見える」
男「うわ…」
鬱「帰る」
男「おう、送ってくよ」
鬱「いい。それより」
男「ん?」
鬱「また、確かめにくるから」
バタン
男「顔、赤かったよな?」
- 98 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 20:25:52.61 ID:zxsLBG8cO
-
ヘタレ絵師はすぐ馴れ合おうとするから困る
鬱「もう嫌…私なんか死ねば良いのに」
男「こら。自分になんかとかつけるな」
鬱「な、何でよう。男くんには関係ないでしょ…」
男「俺が悲しいだろうが。自分で自分を貶めんな」
鬱「…うう」
- 99 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 20:31:42.66 ID:rAy5h94O0
-
【馴れ合うときに】(古語なんてしったるもんか!)
鬱「馴れ合いか」
鬱「へたれはこれだから(ry」
鬱「しかし」
男「鬱、 や ら な い か 。 」
鬱「男はこれから困る」
男「イヒヒwwwwwwwwwサーセンwwwwwwwwwwwwwwww」
鬱「いつにもましてきもいなあ」
- 100 :愛のVIP戦士 :2007/02/18(日) 20:33:26.16 ID:uAeMLW3r0
-
厳しいな。しかし、PCで見れぬではなんとも言えん。
呼び水なら、多少の馴れ合いも厭わない。
手段のために目的は選ばん。もともと目的なんて無いし。
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