少人数でも賊や
反乱軍として動ける陸上の武装組織と違い、
水上では
船や
港の確保に一定の規模を要するため、
真の意味での無頼の略奪者としての海賊は少ない。
ふつう水軍というと、一帯の制海権を押さえている政治権力者で、
通行料を払った相手は護衛し、払わない相手から略奪する存在である。
後ろ盾には陸上の政治勢力を持っていることが大半で、中央集権の過渡期には事実上の海軍として従属することも多い。
純粋な「賊」としては小型の船で隠れ家的な島を拠点にするものがあり、この場合の後ろ盾は隠匿に協力してくれる地元の漁民や交易民となる。賊自身が交易で生計を立てながらの場合も多く、アナザーの水軍にはこのタイプのものもいる。
最終更新:2025年10月03日 09:48