戦略局地防衛機構
戦略局地防衛機構(Strategy Regional Defense Mechanism、SRDM)は、
サンヘドリン本土と
統合体首都圏に配備されている戦略防衛機構。
防衛戦の最終局面において、衛星軌道艦隊などとも連携し、成層圏プラットフォームや地上配備型システム、レーザー、早期警戒機などを配備、それらと複数の迎撃システムが連携して大陸間弾道弾や軌道降下、航空侵攻攻撃等を撃墜し、防衛地区への被害を最小限に留めることを目的としている。
内容
捜索・追跡システム
陸海空に配備された独立監視・捜索システムと、
統合防空ネットワークによって広範囲の監視能力を持つ。
SAC‐9等の早期警戒空中管制機や成層圏プラットフォーム等を用いての空中監視レーダー網。
サンヘドリン海軍が運用する艦載早期管制機や、各種防空艦によるレーダー監視。本土沿岸部と本部周辺に配備された地上配備型レーダーサイト網。これらが統合され、運用される。
地上配備防衛機構
TALHM(Tactics Airdefense LongDistance High-altitude Missile、戦術防空長距離高高度ミサイル)
多段式モノパルスロケットを用いた大型の高高度防空ミサイルで、高高度での空中目標を攻撃することに特化した防空システム。140kgの半徹甲榴弾を最大高度3500kmまで到達させることが出来る。
WERAS(WideArea Expansion Range Airdefense System、広域拡大射程防空システム)
比較的低高度の、TALHM使用高度以下の目標に対応する中・長距離ミサイル。多段式ロケットを用いており、射程は500km、射高は380km。
RDS(Regional air defense Direct projection weapons System、広域防空直接投射兵器システム)
レールガンとレーザーを運用する直接攻撃兵器システム。射程500kmを超えるギガワットクラス赤外線レーザーと2000mmクラスの対空レールガンからなる複合システムで、レールガンの射程は4000kmを超える。また、レールガンは対外洋攻撃平射も可能であり、対艦攻撃能力も持つ。
AJCS(Advanced Joint Close in air defense System、先進統合近接防空システム)
近距離での近接防空を受け持ち、各種対空実体弾およびレーザー、短距離ミサイル等を統合運用する近接防空機構。
空中配備防衛機構
成層圏防空プラットフォーム
ギデオン級攻撃型空中母艦をベースに開発された、成層圏プラットフォーム。ギデオン級の艦体を利用して建造された空中対空砲台で、射程1000kmの戦術長距離レーザーと戦術高高度防空ミサイルを複数搭載し、サンヘドリン防空ラインの2500km域を半永久的に無人で飛行し続ける。
THAM(Tactics High-altitude Airdefense Missile、戦術高高度防空ミサイル)
高度50kmから空中発射する防空ミサイルで、射高70km(最終到達高度120km)、最大射程400km。
HMAや航空機から発射する。
HMAのレーダー有効圏外での中間では高高度空中管制機によるデータリンク誘導を受け、終末誘導ではアクティブレーダー誘導を使用する。
空中発射型対軌道対艦誘導弾
爆撃機などから発射する対軌道上艦艇攻撃兵器。大型の弾体に4段式の固体ロケットブースターを持ち、弾頭には重運動エネルギー弾頭もしくは
指向性熱核兵器を用いる。
空中指向性高エネルギー兵器
B-147Dを改修して使用される航空機搭載型の大型レーザー兵器。自由電子型選択波長レーザー砲を持ち、射程は最大500km。
海上配備型
オールトADS
オールト級巡洋艦を用いた防空機構。二種類のミサイルを用いた層状防衛ミサイルシステムで、洋上での長距離防空を担う。近年では艦載型戦術防空レーザーをシステムに組み込んでいる。
ラインガードLM‐4
LM‐3をベースに開発された対弾道ミサイル誘導弾。弾体後部に固体ロケットブースターを追加装備し、射程と射高の延長を図ったもの。大型の二段式固体ロケットブースターにより、最大射程は600km、最大射高は400kmとなっている。詳細は
リンク参照。
TALHM-SL
艦載型の発展型TALHM。システム全体の容積をコンパクトに改良し、他の艦載兵器への影響を最小限に留めている。
アーセナルセル
海中に直立体勢で設置される海上配備型の自立攻撃弾薬。セルは2×2、四発のWERASを内蔵し、ミサイルは自動的に垂直発射される。
最終更新:2013年08月12日 16:24