ギデオン級空中空母

ギデオン級空中航空母艦(AAC‐Gideon、Gideon Class Airborne Aircraft Carrier)は、ダイダロス・アビオニクス社が開発・建造した攻撃型空中航空母艦。
艦名はAAC‐ギデオン

概要


サンヘドリン戦略航空宇宙防衛軍団所属の超大型航空機。全長1050m、全幅2700m。空中での発着艦が可能な上、宇宙往来機打ち上げ用レーザー送電ライトを備え、また往来機の着艦も可能である。単体での運用を想定しているため、個艦での攻撃能力が高くなるよう設計されている。

翼状滑走路

ギデオン級の大きな特徴。艦左右に二本ずつの着艦デッキをもち、外側一本はアングルドデッキとして、艦体側一本の直線滑走路と交差している。滑走路上は完全に装甲で覆われており、また後方乱気流を防ぐため、通常時は滑走路前方をシャッターで閉鎖し、エアカーテンによって整流されている。滑走路の幅は各々400mあり、スペクターやその他大型航空機も着艦可能である。
翼状滑走路各々は、空力翼とフレーム、推進機関、重力子干渉機関、兵装デッキによって繋がれており、一枚の翼のようになっている。
また、翼下には、バーティカルランチデッキがあり、航空機や艦載HMAを直接投下(HMAならば片方一度に20機)することができ、迅速な発進が可能である。

中央艦体部

艦の核となる胴体部。艦中枢部と動力区画、居住区画をもち、艦橋部は内部に内蔵されている。艦上部アッパーデッキに、宇宙往来機打ち上げ設備を持ち、ギデオン級は宇宙中継機としての役割も持っている。
艦体後部には、二層の着艦デッキを持ち、宇宙機や、各種機体を収容可能。その際には、艦からアームを伸ばし、往来機の全脚をホールドしてデッキに引き降ろして着艦させる。

防空能力

ギデオン級には高い防空索敵能力が与えられている。高空を飛行するため、電離層反射による電波投射距離が非常に長く、また光学索敵可能距離も地表より長いため、最大能力では12000km先の空中目標を捕捉できるとされる。また、光学兵装も地表よりも有効で、近接レーザーでも100km、長距離レーザーでは900km以上の射程をもち、光学・電波・赤外線各種センサー群によって正確な射撃能力を付与されている。

レギュラスUCAV

ギデオン級に搭載されている大型の無人攻撃機。空中配備型戦略局地防衛機構の一種で、爆撃機であるB-147D・ガントレットをベースに建造されている。機体中央部兵装庫は大型の自由電子型選択波長レーザー砲一基、左右兵装庫にはシースネーク対空ミサイル、機体上部には近接防御用のパルスレーザーターレット二基を搭載している。成層圏防空プラットフォームを小型化したような性能を持ち、ギデオン級は戦闘時にレギュラスを展開。空中艦隊を形成する。


諸元


設計者:D.A社
製造者:D.A社
運用者:サンヘドリン空軍戦略航空宇宙防衛軍団
機体正式名:ギデオン級空中航空母艦(AAC‐Gideon、Gideon Class Airborne Aircraft Carrier)
全長:1050m
全幅:2700m
全高:350m
最大速度:1070km/h
巡航速度:800km/h
機関:大型プラズマ反応炉5基
   大出力プラズマドライブ
   グラビティドライブ
乗員:士官・兵員5600名
兵装:パルスレーザーCIWS×20
   ガーディアンCIWS×15
   戦術長距離レーザー砲×5
   個艦防衛中距離防空レーザー×8
   シースネーク12連装ランチャー×12
   VLS(58+120セル)×10(ATASLAMACM-301・MLCM汎用巡航ミサイルRIM-6ブロックⅣTALHM-SL
   マイクロミサイルランチャー(60セル)×8
   対空レールカノン127mmFlak.Ⅵ×12
   汎用攻撃VLS×8(AIM-2・中距離対空ミサイル
   レギュラスUCAV×6
艦載機:HMA 200機
    航空機 180機
最終更新:2013年08月12日 23:24