空色
なんて深い紅だろう
下校途中の坂道で、
空の朱色に目を奪われた。
足を止め、しばらく空を見つめてた。
下校途中の坂道で、
空の朱色に目を奪われた。
足を止め、しばらく空を見つめてた。
夕烏
空に向かってかあと鳴く。
無機質なアスファルト。
烏に負けない黒い影、
遠く長く、伸びている。
空に向かってかあと鳴く。
無機質なアスファルト。
烏に負けない黒い影、
遠く長く、伸びている。
誰かが横を通りすぎた。
邪魔臭そうに、
僕を横目でちらと見る。
空の朱になど目もくれず。
邪魔臭そうに、
僕を横目でちらと見る。
空の朱になど目もくれず。
色々なものを見逃して、
僕らは日々を過ごしてる。
僕らは日々を過ごしてる。
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