MMR-マガヅンミステリールポルタージュ-

第八話

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第八話 吹き荒れる風邪と新たな風


「今日は転校生が来るそうですね。知ってましたか?」

神無月さんがそのおしとやかな容姿そのままの口調で話しかけてきました。第六話から少し裏切られた気分になっていましたが、やはり神無月さんといると落ち着きます。

「ええっーーー!!まだもえニラ先輩にハンカチすら返していないし、マライヤさんとも話していないのに新キャラ投入ですかーーーーー!!」

「今後の展開を先に言ってしまっては台無しですよ。」

「はっ!!しまった!!どうしよう!!」

「キングクリムゾン!!時よ、吹き飛べ!!」







「へぇーどんな人なんだろう。」

「どうも二人いるようですね。一人はとても大きい方で、もう一人のお方はなんだか特徴がつかめませんでした。二人とも良いお方ならばうれしいのですが・・・・・」

DIO様がなんか叫んだ気がするけど、気のせいですよね。この学校は転校生が異常にくるという噂は本当だったんだぁ・・・・それにしても転校生かぁ・・・・どんな人たちなんだろう。

「KILLコーンカーンコーン」

HRのベルが鳴りました。

「ザ・ワールド!!!時よ止まれ!!!!」

いつものとおりDIO様は奇声を発しました。これがテンプレということなんですよね。

「今日は転校生が二人来ている。二人とも男だから期待していた男子共、残念だったな。」
「そりゃないぜ!」
「次俺に反抗してきたら豆腐と同じ目にあわせてやる。」
「そりゃな(ry」

モララエル先生の癇に障った悪化さんが大変なことになりかけています。さすが迂闊ですよね。まぁ、他人事じゃないですけど。

「それじゃあ入って来い。」

一人目が入ってきました。てか、でかっ!!私の身長の半分の2倍以上ありそうなほど大きいですね。あれ?半分の半分の2倍かな?
二人目はどちらかといえばかっこいいグループに属していそうな顔立ちをしています。でも伝わってくるイメージが奇妙でどんな人なのか掴みづらいです。

「・・・・・スノーゴーレムです。・・・・・・・力仕事は任せてください・・・・・・・・・はやくみんなと友達になりたいです。」

無口だけれど優しいオーラを感じます。うん!良い人だ!

「あいつきっと根暗だぜ。全然ベネじゃないな。」

ベネさんが感じ悪い言葉を言いました。ベネさんはナウでヤングな高校生で、スノーさんとの相性が悪いのかもしれませんね。

「皆さん初めまして。僕達はキラーズといいます。僕は夜神月です。たぶん1番外に出てる回数が多いと思うので、これからよろしくお願いします。」

・・・・・・・What?

「キラーズは多重人格者で時々人格が変わるらしい。まあ、仲良くしてやれよ。」

あっ、『理解可能』。つまり、1人の人間で何人もの相手との会話を楽しめるという一粒で2度おいしい感じなんですよね。

「キンコンカンコンキンコンカンコン」
「そして時は動き出す・・・・・」

異様に速いベルが鳴り終わり、DIO様のいつもどうりのテンプレをしたということは、HRが終わったということです。終わると同時にみんな転校生に話し始めました。

「どのぐらいの重さのものなら持ち上げられるの?」
「・・・・南極の氷ぐらいならなんとか・・・・・」
「すげぇ。」

「他にどんな人格がいるの?」
「そうだな・・・スタンド使いとGUNダム乗りと人形がよく出てくると思うね。」
「すげぇ。」

新しい人。
新しい感覚。
新しいキモチ。

このまま古くしてもいいのかなぁ。

「動かないと、何も起こりませんよ。新しいことに挑戦していかなければ、何一つ願いなんて叶いませんよ。

そんな私の気持ちを察してか、神無月さんはもえニラ先輩のクラスや家の住所などを教えてきました。あれ・・・?これかなり個人情報じゃないですか?

「大丈夫です。法には触れてませんから。応援してますよ。」

プライバシーなんてあってないようなものですよね。
ここまでされたら・・・・・行くしかないなぁ。

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