会議室のイレギュラー
758 名前:会議室のイレギュラー[] 投稿日:2006/10/12(木) 22:17:37.25 ID:25X215nE0
会議室のイレギュラー
会議室のイレギュラー
――下部のハンター達は疑問を持つ
――不可思議な性格を持つ少女達
――彼女達は仕事をしているのだろうか?
――それを纏める人間の心労とは如何程なのか?
――不可思議な性格を持つ少女達
――彼女達は仕事をしているのだろうか?
――それを纏める人間の心労とは如何程なのか?
――爆発はしないのか?
「急増するイレギュラーを排除するため――」
ハンター組織――本部に存在する施設の一つ会議室に、様々な人物が集まる。
その中心に老体の男が、巨大な画面の前で指揮棒を片手に仕事の説明をしていた。
ハンター組織――本部に存在する施設の一つ会議室に、様々な人物が集まる。
その中心に老体の男が、巨大な画面の前で指揮棒を片手に仕事の説明をしていた。
「――――私達、ハンター組織は随時……諸君、聞いているのか」
喪服のようなスーツを着込む老人――Dr.ケインが7人の少女に問うた。
喪服のようなスーツを着込む老人――Dr.ケインが7人の少女に問うた。
「ふあーあ」
猫のように欠伸をする赤き少女――ゼロ。
会議室の端にあるソファで、自分に関係無いとばかり、だらしなく寝転んで居た。会議には参加していない。
猫のように欠伸をする赤き少女――ゼロ。
会議室の端にあるソファで、自分に関係無いとばかり、だらしなく寝転んで居た。会議には参加していない。
「どこに……デート………誘おうかな………。遊園地……好きかな……」
首都巡りと表記された雑誌を読みふける、ペンギン型の小柄な少女――アイシー・ペンギーゴ。
青い少年のレプリロイドの事を思いながら、読書する。会議には参加していない。
首都巡りと表記された雑誌を読みふける、ペンギン型の小柄な少女――アイシー・ペンギーゴ。
青い少年のレプリロイドの事を思いながら、読書する。会議には参加していない。
「うるせぇ、死ね――人間の糞ジジイ!! 100点満点で、目障りデス!!」
歯をむき出しにして吼える、タコ型のレプリロイド――ランチャー・オクトパルド。
通常の柔和な表情からは想像出来ない、皺を寄せた顔をし、両手で中指を立てる。
器用な事に背中の六本の触手も天を向き、侮辱のジェスチャーをケインに送った。当然、会議には参加していない。
歯をむき出しにして吼える、タコ型のレプリロイド――ランチャー・オクトパルド。
通常の柔和な表情からは想像出来ない、皺を寄せた顔をし、両手で中指を立てる。
器用な事に背中の六本の触手も天を向き、侮辱のジェスチャーをケインに送った。当然、会議には参加していない。
759 名前:会議室のイレギュラー[] 投稿日:2006/10/12(木) 22:18:40.29 ID:25X215nE0
「頼れる女が、可愛い女の子の心を掴む鍵。頼れる女――私か」
幼女図鑑と言う黒いカバーの雑誌を読む、にやけた笑いを浮かべた――ストーム・イーグリード。
読書をしながら、断続的に頭部が頷くのに合わせて、ポニーテールが揺れる。会議には参加していない。
「頼れる女が、可愛い女の子の心を掴む鍵。頼れる女――私か」
幼女図鑑と言う黒いカバーの雑誌を読む、にやけた笑いを浮かべた――ストーム・イーグリード。
読書をしながら、断続的に頭部が頷くのに合わせて、ポニーテールが揺れる。会議には参加していない。
「不不不不。お稲荷堂のうぐいす……不不不不」
O・イナリーと表記された箱を大事そうに持ち、薄く笑う銀髪の少女――ブーメル・クワンガー。
心なしかクワンガーの笑みは親近感を覚えるものになり、とても幸せそうだ。だが、会議には参加していない。
O・イナリーと表記された箱を大事そうに持ち、薄く笑う銀髪の少女――ブーメル・クワンガー。
心なしかクワンガーの笑みは親近感を覚えるものになり、とても幸せそうだ。だが、会議には参加していない。
「私は変態じゃない私は変態じゃない私は変態じゃない私は変態じゃない私は変態じゃない私は変態じゃない……」
ブツブツと呟く女――スパーク・マンドリラー。
首から、[私は雌豚です。メチャクチャに苛めて]と書かれた札を下げ、薄い唇が独り言を紡ぎ続ける。
当然、会議には参加していない。
ブツブツと呟く女――スパーク・マンドリラー。
首から、[私は雌豚です。メチャクチャに苛めて]と書かれた札を下げ、薄い唇が独り言を紡ぎ続ける。
当然、会議には参加していない。
「博士!! ボクことワタシの踊り!! 見て!! 見て!!」
尻尾と側頭部にある三つ網を揺らし、尻を振って踊る少女――スティング・カメリーオ。
ケインに見せ付けるように踊り、説明する進行方向を邪魔をする。会議には参加していなく、非常に目障りだ。
尻尾と側頭部にある三つ網を揺らし、尻を振って踊る少女――スティング・カメリーオ。
ケインに見せ付けるように踊り、説明する進行方向を邪魔をする。会議には参加していなく、非常に目障りだ。
「――会議に参加したまえ」
少女達の無礼な態度を見ても、顔色一つ変えないDr.ケイン。
しかし、そんな博士の態度と言葉にもレプリロイドは何一つ会議に興味を示さない。
少女達の無礼な態度を見ても、顔色一つ変えないDr.ケイン。
しかし、そんな博士の態度と言葉にもレプリロイドは何一つ会議に興味を示さない。
「死ね!! 私が貴様の余分な人生を奪ってやるDEATH――喜べ!!」
「見て!! 見て!! 博士!! とっても!! 楽しい!! な!!」
二人の声が、会議室に響く。顔色を変えず、それを丁寧に無視した。
「見て!! 見て!! 博士!! とっても!! 楽しい!! な!!」
二人の声が、会議室に響く。顔色を変えず、それを丁寧に無視した。
Dr.ケインは黙り込み、独り物思いにふける。少女達は彼に構わず、思い思いの事を会議室で行う。
天井を見続けてた、ケインの青い瞳が会議室の中央――少女達の姿に向けられた。
そして歩む。
天井を見続けてた、ケインの青い瞳が会議室の中央――少女達の姿に向けられた。
そして歩む。
760 名前:会議室のイレギュラー[] 投稿日:2006/10/12(木) 22:19:34.04 ID:25X215nE0
「アイシー・ペンギーゴ君」
向かった先は、頬をゆるめる小柄な少女のもとに。
「何……か…? わたし……けっこう……多忙……。デート……きめなきゃ……ならない……」
「会議に参加したまえ」
「い……や……。………そんな……のは……暇…な人が……やれば…いい…よ?」
雑誌から視線を上げ、不愉快げに睨むペンギーゴ。
「アイシー・ペンギーゴ君」
向かった先は、頬をゆるめる小柄な少女のもとに。
「何……か…? わたし……けっこう……多忙……。デート……きめなきゃ……ならない……」
「会議に参加したまえ」
「い……や……。………そんな……のは……暇…な人が……やれば…いい…よ?」
雑誌から視線を上げ、不愉快げに睨むペンギーゴ。
――ケインは微笑み、
「――エックス君が、中古な身体に興味は無いと言っていたよ」
「………………………………クワックワ!?」
ケインの一言に、ペンギーゴはここが絶対零度かのように青ざめる
雑誌を取り落とすと、意味不明な奇声を上げながら会議室を飛び出した。
「――エックス君が、中古な身体に興味は無いと言っていたよ」
「………………………………クワックワ!?」
ケインの一言に、ペンギーゴはここが絶対零度かのように青ざめる
雑誌を取り落とすと、意味不明な奇声を上げながら会議室を飛び出した。
「見て!! 見て!! 博士!! ルン!! ラン!! ラン!!」
どこから持ってきたのか、黒いカセットデッキを足元に置き、踊りを見せてくるカメリーオ。
仕事中に目の前で見せてくる、形の良い尻と細い腰を一生懸命振る踊りは、嫌がらせとしか思えない。
「スティング・カメリーオ君、会議に参加したまえ」
「博士!! 博士!! 一緒に!! 踊りましょうよ!! 踊りましょう!!」
どこから持ってきたのか、黒いカセットデッキを足元に置き、踊りを見せてくるカメリーオ。
仕事中に目の前で見せてくる、形の良い尻と細い腰を一生懸命振る踊りは、嫌がらせとしか思えない。
「スティング・カメリーオ君、会議に参加したまえ」
「博士!! 博士!! 一緒に!! 踊りましょうよ!! 踊りましょう!!」
――ケインは微笑み、カセットデッキを蹴り壊した。四散する黒い箱。
デスクから本部の地図を取り出し、精神科の所にペンで丸を付け、驚くカメリーオに手渡す。
そして、笑顔で会議室のドアを指し示し、退場を促した。泣きながら飛び出すカメリーオ。
デスクから本部の地図を取り出し、精神科の所にペンで丸を付け、驚くカメリーオに手渡す。
そして、笑顔で会議室のドアを指し示し、退場を促した。泣きながら飛び出すカメリーオ。
「ゼロ君」
「ふわぁい?」
踊る少女を退場させると、今度はソファで寝るゼロに向かった。
「会議に参加したまえ」
「いやだよ、めんどい。ふわーあ、昨日の夜はエックスと遊んでたんだ。勘弁してくれよ」
目を線にし、起き上がろうとしない赤き少女。
「ふわぁい?」
踊る少女を退場させると、今度はソファで寝るゼロに向かった。
「会議に参加したまえ」
「いやだよ、めんどい。ふわーあ、昨日の夜はエックスと遊んでたんだ。勘弁してくれよ」
目を線にし、起き上がろうとしない赤き少女。
761 名前:会議室のイレギュラー[] 投稿日:2006/10/12(木) 22:20:56.50 ID:25X215nE0
――ケインは微笑み、
「ゼロ君――マタタビだ」
「うにゃぁ」
ソファの横手にあった窓に削られた茶色い物体を投げる。
ゼロは笑顔でそれを受け取り――落下した。落下し、遠くなる奇声と悲鳴。
――ケインは微笑み、
「ゼロ君――マタタビだ」
「うにゃぁ」
ソファの横手にあった窓に削られた茶色い物体を投げる。
ゼロは笑顔でそれを受け取り――落下した。落下し、遠くなる奇声と悲鳴。
「死ぬがいいのですよ!! 人間は死ぬがいいのDEATHよ!! この老人!」
「ランチャー・オクトパルド君、会議に参加したまえ」
窓を感情を篭らぬ瞳で見つめるケインに近づき、暴言を吐き続けるオクトパルド。
「ふざけるのもいい加減にしたほうが良いのです! 美しい私の戦術で粉々にしますのですよ!!」
「ランチャー・オクトパルド君、会議に参加したまえ」
窓を感情を篭らぬ瞳で見つめるケインに近づき、暴言を吐き続けるオクトパルド。
「ふざけるのもいい加減にしたほうが良いのです! 美しい私の戦術で粉々にしますのですよ!!」
――ケインは微笑み、オクトパルドのベレーを素早く奪い、窓に放る。
「あぁ!? 海の漢の魂が!?」
青ざめる少女は、ゼロと同じ運命を辿った。同じく落下し、遠くなる奇声と悲鳴。そして二人の呻き声。
「あぁ!? 海の漢の魂が!?」
青ざめる少女は、ゼロと同じ運命を辿った。同じく落下し、遠くなる奇声と悲鳴。そして二人の呻き声。
「私は変態じゃない私は変態じゃない私は変態じゃない私は変態じゃない私は変態じゃない私は変態じゃない……」
「スパーク・マンドリラー君」
手早く二人を会議室から退席させたケインは、頭をかかえるピンク色の髪をした少女に近づく。
「会議に参加したまえ」
「博士、私は変態じゃないんだ。あぁ……私のばかばか……ふぅん……ばかぁ……」
「スパーク・マンドリラー君」
手早く二人を会議室から退席させたケインは、頭をかかえるピンク色の髪をした少女に近づく。
「会議に参加したまえ」
「博士、私は変態じゃないんだ。あぁ……私のばかばか……ふぅん……ばかぁ……」
――ケインは微笑み、首から下げた札を奪うと、マンドリラーの頭に叩きつける。
札は二つに割れ、涙を溜めていた少女は突然の事に目を白黒した。
「は、博士、何を――」
「――――――独りでやれ」
そう言い放たれ、マンドリラーは力無くうな垂れ、とぼとぼと会議室を後にした。
札は二つに割れ、涙を溜めていた少女は突然の事に目を白黒した。
「は、博士、何を――」
「――――――独りでやれ」
そう言い放たれ、マンドリラーは力無くうな垂れ、とぼとぼと会議室を後にした。
762 名前:会議室のイレギュラー[] 投稿日:2006/10/12(木) 22:21:39.31 ID:25X215nE0
そこで、博士は上着から携帯を抜き取る。
[from:ナウマンダー 件: 本文:寝過ごしたんだぞぉ!!(爆泣)]
[from:ナウマンダー 件: 本文:寝過ごしたんだぞぉ!!(爆泣)]
――ケインは微笑み、医療部にナウマンダーへAIに重大な欠陥があると伝えるよう、指示した。
[from:アルマージ 件: 本文:やりたいゲームがあるから行かないの。ごめんね、博士☆]
――ケインは微笑み、自分のパソコンに近づき操作すると、アルマージのパソコンへ向けウィルスを送った。
「は、博士………」
引きつるクワンガーの顔が左に現れる。にわかには信じられない事だ。
「ブーメル・クワンガー君」
「な、なんだろうか? 私は酷な事を、甘んじて受ける『遅さ』は無いよ?」
引きつるクワンガーの顔が左に現れる。にわかには信じられない事だ。
「ブーメル・クワンガー君」
「な、なんだろうか? 私は酷な事を、甘んじて受ける『遅さ』は無いよ?」
――ケインは微笑み、常識を超えた『速さ』で最中が梱包された箱を奪い、踏み潰した。
代わりに、小さく悲鳴をあげる彼女に頭突きを進呈し、部屋から強制的に退場させた。
代わりに、小さく悲鳴をあげる彼女に頭突きを進呈し、部屋から強制的に退場させた。
「ストーム・イーグリード君」
「かわいいなぁ……ほんと。アイちゃんも、ゼロも、似合うだろうなぁ………よし、着せよう」
狂った笑みを浮かべる少女は、自分で会議室から出て行った。
「かわいいなぁ……ほんと。アイちゃんも、ゼロも、似合うだろうなぁ………よし、着せよう」
狂った笑みを浮かべる少女は、自分で会議室から出て行った。
763 名前:会議室のイレギュラー[] 投稿日:2006/10/12(木) 22:22:31.53 ID:25X215nE0
Dr.ケインを残し、無人となる会議室。
一仕事を終え、自分の椅子に深く腰掛けた。そっ、と机に置かれたポッドでお茶を注ぎ、静かに飲む。
「会議に参加したまえ………」
誰も居ないのを承知で、目をつぶるケインは呟く。その声は、少しだけ悲嘆にくれていた。
Dr.ケインを残し、無人となる会議室。
一仕事を終え、自分の椅子に深く腰掛けた。そっ、と机に置かれたポッドでお茶を注ぎ、静かに飲む。
「会議に参加したまえ………」
誰も居ないのを承知で、目をつぶるケインは呟く。その声は、少しだけ悲嘆にくれていた。
「楽な仕事だぜぇ」
そこで、興奮に満ち溢れた声が静かな会議室に乱入した。
紫色のボディを着込み、溶接の仕事をこなせるようなメットを被った少女――VAVAだ。
そこで、興奮に満ち溢れた声が静かな会議室に乱入した。
紫色のボディを着込み、溶接の仕事をこなせるようなメットを被った少女――VAVAだ。
「だが、感謝するぜ。――あんな大量のイレギュラーと戦える仕事をくれたからなぁ!!」
ヒャハハハと笑う少女に、ケインは驚きを隠せない瞳を向けた。
「あんたの依頼は、完璧にこなしたからな。ククク……いやぁ、最高だった」
ヒャハハハと笑う少女に、ケインは驚きを隠せない瞳を向けた。
「あんたの依頼は、完璧にこなしたからな。ククク……いやぁ、最高だった」
「ヴァヴァ……」
「な、なんだよ……怒ったのか……?」
こちらを見る上司に、ヴァヴァは笑いを止め、上目遣いにしどろもどろになった。
「な、なんだよ……怒ったのか……?」
こちらを見る上司に、ヴァヴァは笑いを止め、上目遣いにしどろもどろになった。
――その時ケインは、今日初めて本当に微笑む事が出来た。
変態検証遊戯
791 名前:変態検証遊戯[] 投稿日:2006/10/14(土) 16:58:11.54 ID:KuQRxfiH0
変態検証遊戯
変態検証遊戯
「やぁ、やぁ、やぁ。もう一つ、やぁ。不不不………こんちにちはエックス君」
「あ、こんちにちは」
ハンター組織――本部に存在する施設の一つ食堂に、珍しいコンビがいた。
青きレプリロイドのエックスとクワガタ型のクワンガーだ。
「あ、こんちにちは」
ハンター組織――本部に存在する施設の一つ食堂に、珍しいコンビがいた。
青きレプリロイドのエックスとクワガタ型のクワンガーだ。
「失礼」
クワンガーが短く断りを入れ、カレーライスを食べるエックスの隣に座る。
銀髪の少女は食堂の机に置かれた端末に、白玉宇治金時と注文した。
カチャカチャと、カレーの入った皿がスプーンによって鳴る。
クワンガーが短く断りを入れ、カレーライスを食べるエックスの隣に座る。
銀髪の少女は食堂の机に置かれた端末に、白玉宇治金時と注文した。
カチャカチャと、カレーの入った皿がスプーンによって鳴る。
「聞きましたよ、何でも会議室でケイン博士と揉めたとか」
カレーを食べながら、エックスが隣に座る腕を組んで黙するクワンガーに声をかけた。
「決して許されない!!」
少年の質問に、目を瞑っていた少女が、突然声を張り上げる。エックスは驚き、スプーンを取り落とした。
「何たる悲劇。私の………おぉ……」
最後まで言葉にせず、コートのポケットから縞緑のハンカチを取り出し、クワンガーは目尻をぬぐう。
カレーを食べながら、エックスが隣に座る腕を組んで黙するクワンガーに声をかけた。
「決して許されない!!」
少年の質問に、目を瞑っていた少女が、突然声を張り上げる。エックスは驚き、スプーンを取り落とした。
「何たる悲劇。私の………おぉ……」
最後まで言葉にせず、コートのポケットから縞緑のハンカチを取り出し、クワンガーは目尻をぬぐう。
「あ、あの。気を確かに……」
エックスはこれ以上は追求すまいと心に決め、クワンガーの頭を撫でた。
嘆く少女が頼んだ、白玉宇治金時が机に届く。
エックスはこれ以上は追求すまいと心に決め、クワンガーの頭を撫でた。
嘆く少女が頼んだ、白玉宇治金時が机に届く。
「ほ、ほら、クワンガーさんが頼んだのが来ましたよ?」
「くすん………」
緑と白のコントラストが映えるデザートを前にしても、銀髪の少女は手を付けようとしない。
エックスは、心の地雷を踏む前に食堂に来た事、自体を後悔した。
「くすん………」
緑と白のコントラストが映えるデザートを前にしても、銀髪の少女は手を付けようとしない。
エックスは、心の地雷を踏む前に食堂に来た事、自体を後悔した。
792 名前:変態検証遊戯[] 投稿日:2006/10/14(土) 16:59:43.98 ID:KuQRxfiH0
「あー、あ、はい。ほらー、金時で白玉で宇治ですよー。あーん、してくださーい」
エックスが細いデザート用のスプーンを手に取り、あんこをクワンガーの唇に差し出した。
少女は口を小さく開け、それを食べる。丁寧に顎を動かし咀嚼すると、あんこを嚥下した。
「あー、あ、はい。ほらー、金時で白玉で宇治ですよー。あーん、してくださーい」
エックスが細いデザート用のスプーンを手に取り、あんこをクワンガーの唇に差し出した。
少女は口を小さく開け、それを食べる。丁寧に顎を動かし咀嚼すると、あんこを嚥下した。
「不不不……復活」
クワンガーはニヤリと笑い、顔をあげた。口元を涙濡れたハンカチでぬぐう。
クワンガーはニヤリと笑い、顔をあげた。口元を涙濡れたハンカチでぬぐう。
「あ、元気が出ました? 良かった」
「ありがとう、女顔のレプリロイドよ」
こちらも顔が晴れたエックスに、クワンガーは微笑み礼を言った。スプーンを受け取る。
「ありがとう、女顔のレプリロイドよ」
こちらも顔が晴れたエックスに、クワンガーは微笑み礼を言った。スプーンを受け取る。
「……………………僕の地雷が」
宇治金時を食べるクワンガーの横顔をみながら、傷ついた少年が呟く。
宇治金時を食べるクワンガーの横顔をみながら、傷ついた少年が呟く。
「そういえば、粒あん嫌いじゃなかったでしたっけ?」
唐突にエックスが、減り続ける宇治金時を見ながら質問した。
「いや、食わず嫌いだったんだ。イーグリードからのお土産で、粒あんもいけると知ったよ」
あぁ、とクワンガーは呟き、スプーンで皿の淵を叩きながら答える。
唐突にエックスが、減り続ける宇治金時を見ながら質問した。
「いや、食わず嫌いだったんだ。イーグリードからのお土産で、粒あんもいけると知ったよ」
あぁ、とクワンガーは呟き、スプーンで皿の淵を叩きながら答える。
「あの人、良い人ですよねぇ」
「良い奴なのだろう………小さい子以外には」
二人は同時に呟き、沈黙した。食事をお互い進める。
「良い奴なのだろう………小さい子以外には」
二人は同時に呟き、沈黙した。食事をお互い進める。
「変態で思い出したんですけど。良いですか?」
「………………なかなか、素晴らしい思い出し方だ。続けるのを許可する」
二人とも食事を終え、椅子にもたれかかりながら雑談する。
「………………なかなか、素晴らしい思い出し方だ。続けるのを許可する」
二人とも食事を終え、椅子にもたれかかりながら雑談する。
「アイちゃん達と、今ゲームが流行ってるんです。ハンターから特殊武器を取ったら、何が残るかゲーム」
「あのペンギンは、本当に黒いな……」
エックスの言葉にクワンガーは嘆息し、ひどく呆れた。
「あのペンギンは、本当に黒いな……」
エックスの言葉にクワンガーは嘆息し、ひどく呆れた。
794 名前:変態検証遊戯[] 投稿日:2006/10/14(土) 17:01:50.88 ID:KuQRxfiH0
エックスは胸から端末を取り出し、そのゲームの集計結果――アンケート内容を確認する。
「面白いですよ。まず、僕からバスターを取ったら――」
「女顔だろ」
クワンガーが微笑みながら即答する。エックスの顔に影が走った。
「………………クワンガーさん、嫌い。それで、えっと、アイちゃん曰く、‘優しさ’だそうです」
ごめんごめんと頭を撫でてくる少女に、エックスが答えを言った。
そして答えにクワンガーが鼻を鳴らす。
エックスは胸から端末を取り出し、そのゲームの集計結果――アンケート内容を確認する。
「面白いですよ。まず、僕からバスターを取ったら――」
「女顔だろ」
クワンガーが微笑みながら即答する。エックスの顔に影が走った。
「………………クワンガーさん、嫌い。それで、えっと、アイちゃん曰く、‘優しさ’だそうです」
ごめんごめんと頭を撫でてくる少女に、エックスが答えを言った。
そして答えにクワンガーが鼻を鳴らす。
「なんだ、ノロケか。策士のペンギン達と馬鹿共め、そうやって自分の好感度を上げるのだろう」
「そうなんですか?」
エックスは言葉の意味が解らず、キョトンとする。
「そうなんですか?」
エックスは言葉の意味が解らず、キョトンとする。
「下らない――だが、面白いな。他のハンターは?」
「あ、はい。アイちゃんから、ショットガンアイスを取ると、『長門もどき』『ロリボディ』『嫌味な奴』『良い子』だそうです」
酷い上に意味が解らないですよね、と苦笑いをするエックスに、クワンガーも渋い笑みを浮かべた。
「あ、はい。アイちゃんから、ショットガンアイスを取ると、『長門もどき』『ロリボディ』『嫌味な奴』『良い子』だそうです」
酷い上に意味が解らないですよね、と苦笑いをするエックスに、クワンガーも渋い笑みを浮かべた。
「一番最初のは、アルマージだな――殺しておけ。あと、それと‘腹黒い’も追加しときたまえ。次は」
「次はカメリーオさん。『電波』『空気がよめない子』『言語障害者』………酷いなぁ」
クワンガーが笑う。
「まぁ、妥当だ」
「次はカメリーオさん。『電波』『空気がよめない子』『言語障害者』………酷いなぁ」
クワンガーが笑う。
「まぁ、妥当だ」
「イーグリードさんは、『ペドフィリア』『ロリコン』『幼女好き』『責任感がある』です。前半三つの意味が解らないです」
「――知らない方が良い。あ、ポニーテールを追加だ」
エックスは続ける。
「――知らない方が良い。あ、ポニーテールを追加だ」
エックスは続ける。
「ナウマンダーさん。えー、『ある意味引きこもり』『やかましい奴』『田舎者』『暑苦しい』『戦闘狂』ですね」
「彼女と面識が無いんだが、引きこもりなのか?」
小首をかしげる少女。エックスも同じく傾げる。
「さぁ、僕は知らないんです。マンドリラーのお姉さんの答えですね」
「ふーん」
「彼女と面識が無いんだが、引きこもりなのか?」
小首をかしげる少女。エックスも同じく傾げる。
「さぁ、僕は知らないんです。マンドリラーのお姉さんの答えですね」
「ふーん」
795 名前:変態検証遊戯[] 投稿日:2006/10/14(土) 17:03:35.38 ID:KuQRxfiH0
「続けますね。あ、クワンガーさんの番です」
「不不不。素晴らしい結果が、私を待っている」
微笑むクワンガーに頷き、エックスが読み上げる。
「不不不。素晴らしい結果が、私を待っている」
微笑むクワンガーに頷き、エックスが読み上げる。
「この集計結果を読むの、初めてなんですよ………………………あれ?」
「不不不……結果に感動したか」
エックスの表情に、少女は笑い続ける。
「不不不……結果に感動したか」
エックスの表情に、少女は笑い続ける。
「結果は…………『変態』です。あの、その……それ………だけ……」
「………………………………は? それだけ…………なのか?」
クワンガーが呆然とし、読み終えたエックスの顔が面白いように引きつる。
クワンガーが呆然とし、読み終えたエックスの顔が面白いように引きつる。
「だけ、というか………………みんながそう書いてます」
エックスは真実を言った。
エックスは真実を言った。
「ばっかーな。待てよ、私には『最強の暗殺者』とか『最高たる技術を持つ監視者』とかあっても、おかしくないだろう」
「前半はブーメランカッターの恩恵ですし、後半はそれを含めて『変態』かと………」
「馬鹿な」
クワンガーが銀の髪が生える頭を抱える。
「前半はブーメランカッターの恩恵ですし、後半はそれを含めて『変態』かと………」
「馬鹿な」
クワンガーが銀の髪が生える頭を抱える。
そして、いきなり顔を上げた。
「そうだ! オクトパルドから、ミサイルを取れば『馬鹿』だけだ。不不不不不不……… 私より最悪だな」
手の平を打ちつけ、勝ち誇ったようにクワンガーは笑い、椅子から勢いよく立ち上がる。
「そうだ! オクトパルドから、ミサイルを取れば『馬鹿』だけだ。不不不不不不……… 私より最悪だな」
手の平を打ちつけ、勝ち誇ったようにクワンガーは笑い、椅子から勢いよく立ち上がる。
797 名前:変態検証遊戯[] 投稿日:2006/10/14(土) 17:06:09.56 ID:KuQRxfiH0
「それより、変態の方が嫌かな……私的に。それに『仲間想い』って結果が出てます」
満面の笑みに、エックスはきっぱりと言った。
「うおおぉおお!!」
「お気の毒に………」
クワンガーの悲鳴が食堂に響いた。
「それより、変態の方が嫌かな……私的に。それに『仲間想い』って結果が出てます」
満面の笑みに、エックスはきっぱりと言った。
「うおおぉおお!!」
「お気の毒に………」
クワンガーの悲鳴が食堂に響いた。
「…………なんですか、それ」
お昼時。
後日、エックスの前に一人の異形が立ちはだかる。
「ふんどし、だよ。ふんどし」
クワンガーはコートは着込まず、黒の衣装上下を着用し、下半身部分の裾を短く切り上げていた。
お昼時。
後日、エックスの前に一人の異形が立ちはだかる。
「ふんどし、だよ。ふんどし」
クワンガーはコートは着込まず、黒の衣装上下を着用し、下半身部分の裾を短く切り上げていた。
「ようは、魅力的な部分を追加すれば良いのだろう? これで、いかがだ」
白い帯で作られた下着が、扇情的に覗く。
だが、エックスは大変気分を害した。
「『萌えるふんどしっ娘』『可愛い子』、これで皆の心はもらったよ!」
白い帯で作られた下着が、扇情的に覗く。
だが、エックスは大変気分を害した。
「『萌えるふんどしっ娘』『可愛い子』、これで皆の心はもらったよ!」
「…………それも含めて、変態と言われるじゃないんですか? むしろ」
「なんたる悲劇!!」
「なんたる悲劇!!」
幕間
「……新しい遊びを……考えました……アンケートにご協力を……」
「なになに? 武器を取ったら何が残るか……あはは、アイちゃん面白いこと考えるね」
「なになに? 武器を取ったら何が残るか……あはは、アイちゃん面白いこと考えるね」
「あれ? マンドリラーさんの名前が無いよ?」
「……あれは……死んだから」
「え」
「いいから……気にしないで……」
「……あれは……死んだから」
「え」
「いいから……気にしないで……」
彼女の悩み
846 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/10/14(土) 19:11:23.69 ID:iZvLBTjy0
そういえばアンケートにゼロが入ってないのが気になりつつ、投下。
そういえばアンケートにゼロが入ってないのが気になりつつ、投下。
「よっ……!? どうかしたのか?」
猫を模したレプリロイドは驚きに息を呑んだ。
気のおけない友人、イーグリード。彼女が……ボロボロになっている。
ボロボロと言っても怪我をしているわけではない。ひどく憔悴しているのだ。
パッチリした綺麗な目の下には隈。乱れきった、自慢のポニーテール。
普段の面影を失った彼女に、ゼロは言葉が出てこなかった。
気のおけない友人、イーグリード。彼女が……ボロボロになっている。
ボロボロと言っても怪我をしているわけではない。ひどく憔悴しているのだ。
パッチリした綺麗な目の下には隈。乱れきった、自慢のポニーテール。
普段の面影を失った彼女に、ゼロは言葉が出てこなかった。
「ああ……やあ、ゼロ。今日も魅力的だね……」
「社交辞令はいい! なんだよ、その顔。どうした!?」
「あはは、これは……ちょっと悩みがあってね」
「社交辞令はいい! なんだよ、その顔。どうした!?」
「あはは、これは……ちょっと悩みがあってね」
相談室なんか開いといて、お笑いだね。彼女は長いまつ毛を伏せ、力なく笑った。
「ひどい……お前がそんなに悩むなんて……オレに出来ること、無いか!?」
「気にしないでくれ。仕事の悩みじゃない、趣味の悩みなんだ」
「気にしないでくれ。仕事の悩みじゃない、趣味の悩みなんだ」
細い眉をよせるゼロ。その頭をクシャクシャ撫でて、イーグリードは笑う。
「陶芸家は気に入らない作品を割ってしまうだろう?
そういう種類の問題でね、キミが深刻になることはないんだ」
「そうか? よく知らないが、無理だけはするなよ?」
「ありがとう。ゼロは本当に良い子だな」
そういう種類の問題でね、キミが深刻になることはないんだ」
「そうか? よく知らないが、無理だけはするなよ?」
「ありがとう。ゼロは本当に良い子だな」
イーグリードは心底、幸せそうに微笑むと、手を振って去っていった。
847 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/10/14(土) 19:12:31.40 ID:iZvLBTjy0
「わからない……わからない……」
「わからない……わからない……」
ファストフード店の窓ガラスに張り付く人影があった。
立てられたトレンチコートの襟元からは、繰り返し呟きが漏れてくる。
視線の先には、青いレプリロイドの姿。ペンギーゴと一緒にハンバーガーを食べていた。
立てられたトレンチコートの襟元からは、繰り返し呟きが漏れてくる。
視線の先には、青いレプリロイドの姿。ペンギーゴと一緒にハンバーガーを食べていた。
「可愛い……でも違う……それにアイ君を奪って……でも可愛い……
わからない! アリなのか!? 無しなのか!? まったく分からない!」
わからない! アリなのか!? 無しなのか!? まったく分からない!」
これが彼女の悩み。先日から夜も眠らず悩んでいる。
そんな彼女の背中を、そっと叩く者があった。ファストフードのメカニロイド。
そんな彼女の背中を、そっと叩く者があった。ファストフードのメカニロイド。
「御注文ヲ ドウゾ」
「御注文……ペンギンを一つ……」
「申シ訳ゴザイマセン 当店ペンギン ハ 扱ッテオリマセン」
「ああ、そうか……すまない、つい口から淫靡な欲望が……」
「御注文……ペンギンを一つ……」
「申シ訳ゴザイマセン 当店ペンギン ハ 扱ッテオリマセン」
「ああ、そうか……すまない、つい口から淫靡な欲望が……」
深々と頭を下げるイーグリード。その肩に、メカニロイドの営業スマイルが降り注ぐ。
「只今セット ガ オ安ク ナッテ オリマス」
「セット!」
「セット!」
その言葉をきいた途端、彼女は飛び上がった。
「そうだ! セットだ、セットだよ! あははっ、なんて簡単だったんだ!
セットにしてしまえば範囲内だよ! ありがとう、ありがとう、はははっ、ははははははっ!!」
「承知シマシタ セット ヒトツ ハイリマース♪」
セットにしてしまえば範囲内だよ! ありがとう、ありがとう、はははっ、ははははははっ!!」
「承知シマシタ セット ヒトツ ハイリマース♪」
かみ合わないまま喜びあう、メカニロイドとレプリロイド。
その背後では、彼女らを祝福するかのように、ハンバーガーの詰まった手提げ袋が準備されていった……【終】
その背後では、彼女らを祝福するかのように、ハンバーガーの詰まった手提げ袋が準備されていった……【終】
猫小型化
972 名前:猫小型化[] 投稿日:2006/10/14(土) 22:19:55.54 ID:HE38BzsLO
朝、そう紛れもなく朝
現段階では快晴とも言える青空を見上げながら青いレプリロイド――エックス――は研究室へと足を進めた
昨晩ライトから
『ゼロのメンテナンスを行いたい。アイツはこちらの言うことを聴き入れないので説得してこちらへ送って欲しい。頼んだぞ』
という用件を言われ昨日のウチにゼロに連絡し説得をした・・・までは良かったが緊急事態ということでライトから研究室へ来て欲しいと先ほど連絡が入ったのだ。
朝、そう紛れもなく朝
現段階では快晴とも言える青空を見上げながら青いレプリロイド――エックス――は研究室へと足を進めた
昨晩ライトから
『ゼロのメンテナンスを行いたい。アイツはこちらの言うことを聴き入れないので説得してこちらへ送って欲しい。頼んだぞ』
という用件を言われ昨日のウチにゼロに連絡し説得をした・・・までは良かったが緊急事態ということでライトから研究室へ来て欲しいと先ほど連絡が入ったのだ。
本日は晴れ。そう間違い無く晴れ。
しかしエックスの頭には暗雲が立ち上がるのだった。
しかしエックスの頭には暗雲が立ち上がるのだった。
974 名前:猫小型化[] 投稿日:2006/10/14(土) 22:31:14.52 ID:HE38BzsLO
研究室に到着したエックスはまず、その静けさに目を、耳を疑った。
常に騒がしい――騒がしくしているのはハンターの仲間・・・いや、名前は言うまい。本人達の名誉のために。
研究室に到着したエックスはまず、その静けさに目を、耳を疑った。
常に騒がしい――騒がしくしているのはハンターの仲間・・・いや、名前は言うまい。本人達の名誉のために。
閑話休題
その研究室が静かなのだ。疑いたくもなる。
とりあえずエックスはいつもライトが研究している部屋へと入ろうと、ドアの前に立った。
「ライト博士?エックスですけどー・・・!?」
エックスは又も自分の目を疑った。
「あぁ!エックスすまない!そのチビスケを捕まえてくれ!何分速くて私では無理だ!」
何故、僕はこう面倒事に巻き込まれるのか
「チビスケだと!ほざけ!アンタの方がちっこいじゃないか!クチュンッ!」
「何だとー!私は博士だぞー!」
「知るか!早く元の体に戻せ!」
とりあえずエックスはいつもライトが研究している部屋へと入ろうと、ドアの前に立った。
「ライト博士?エックスですけどー・・・!?」
エックスは又も自分の目を疑った。
「あぁ!エックスすまない!そのチビスケを捕まえてくれ!何分速くて私では無理だ!」
何故、僕はこう面倒事に巻き込まれるのか
「チビスケだと!ほざけ!アンタの方がちっこいじゃないか!クチュンッ!」
「何だとー!私は博士だぞー!」
「知るか!早く元の体に戻せ!」
眼下ではいつも同じ仕事をこなす彼女が、
いつもよりも小さい姿になっていた。
976 名前:猫小型化[] 投稿日:2006/10/14(土) 22:44:24.38 ID:HE38BzsLO
えーと?今日の予定はっと。おっと午後からアイちゃんとデートだったね。
えーと?今日の予定はっと。おっと午後からアイちゃんとデートだったね。
「聞いてるのか!エックス!ていうか聞いてよ!ライトのお姉ちゃんがね、こんな体にしちゃったの!」
「仕方無いだろ!お前の体にウィルスが入ってしまったんだから!今日はその体で我慢しろ!」
「仕方無いだろ!お前の体にウィルスが入ってしまったんだから!今日はその体で我慢しろ!」
- という事らしい。
彼女――ゼロ――の体に破壊性ウィルスが入りこんだ可能性があるらしく、ライト博士はとりあえずということでスペアの体にゼロのデータを送ったは良いがゼロはかなりそのスペアにご不満らしい。
「良いじゃないゼロ。それだって可愛いよ。
それにキミの体にウィルスが入ってるんだから我慢しないと。」
「だってぇ・・・。
この姿じゃイーグリードのお姉ちゃんに狙われるんだもん。そんなの怖いよぅ・・・」
「う・・・」
元々女性に弱いエックスだが、尚ゼロの幼い容姿がそれに拍車をかけている。
しかも体どころかその言語能力も著しく低下しているのは気のせいだろうか?
「良いじゃないか。今日一日はエックスが守ってくれるんだぞ?」
「ちょ、博士!誰もそんなこと言ってません!」
マズイ。このままではマズイ。理性的にもマズイ
「ホント!やったぁ!ありがとうエックスお兄ちゃん!」
「うん。任せてよ!」
「良いじゃないゼロ。それだって可愛いよ。
それにキミの体にウィルスが入ってるんだから我慢しないと。」
「だってぇ・・・。
この姿じゃイーグリードのお姉ちゃんに狙われるんだもん。そんなの怖いよぅ・・・」
「う・・・」
元々女性に弱いエックスだが、尚ゼロの幼い容姿がそれに拍車をかけている。
しかも体どころかその言語能力も著しく低下しているのは気のせいだろうか?
「良いじゃないか。今日一日はエックスが守ってくれるんだぞ?」
「ちょ、博士!誰もそんなこと言ってません!」
マズイ。このままではマズイ。理性的にもマズイ
「ホント!やったぁ!ありがとうエックスお兄ちゃん!」
「うん。任せてよ!」
ダメだった・・・
982 名前:猫小型化[] 投稿日:2006/10/14(土) 22:58:39.95 ID:kQO1DWh10
と、言う事で今日一日だけゼロを守ることになったのだが問題がいくつか生じる。その筆頭が彼女イーグリードだ。
彼女自体は自分自身に影響は少ない。しかし他にも居るのだ。
同じ部隊のクワンガー、同棲しているアイちゃん。
この二人にだけは見つかりたくない。いや、見つかってはならない。
と、言う事で今日一日だけゼロを守ることになったのだが問題がいくつか生じる。その筆頭が彼女イーグリードだ。
彼女自体は自分自身に影響は少ない。しかし他にも居るのだ。
同じ部隊のクワンガー、同棲しているアイちゃん。
この二人にだけは見つかりたくない。いや、見つかってはならない。
「お兄ちゃん?怖い顔してどーしたの?」
と、彼女から声がかかる。どうやら思案していた顔が怖かったようで少しばかし怯えている
「え、あ、ううん。なんでもないよ。
そうそう、今日ゼロはどこか行きたいところある?」
「えーとね、えーとね。海上遊園地!!今ねあそこに喋る緑のカメレオンが居るんだって!」
「うん。そこは止めよう。カメレオンはね、お兄ちゃん苦手なんだ」
そこもマズイとAIが警告を発した
「あ、ごめんなさい・・・」
「ううん。こっちこそゴメンね。他にどこ行くかは歩きながらかんがえよう。ほら、あそこにソフトクリーム味のエネルギーがあるよ。」
「あ、ホントだー!!お兄ちゃん早く行こ!」
と、彼女から声がかかる。どうやら思案していた顔が怖かったようで少しばかし怯えている
「え、あ、ううん。なんでもないよ。
そうそう、今日ゼロはどこか行きたいところある?」
「えーとね、えーとね。海上遊園地!!今ねあそこに喋る緑のカメレオンが居るんだって!」
「うん。そこは止めよう。カメレオンはね、お兄ちゃん苦手なんだ」
そこもマズイとAIが警告を発した
「あ、ごめんなさい・・・」
「ううん。こっちこそゴメンね。他にどこ行くかは歩きながらかんがえよう。ほら、あそこにソフトクリーム味のエネルギーがあるよ。」
「あ、ホントだー!!お兄ちゃん早く行こ!」
とりあえず考えるのは止めよう。この少女を守るだけで良いのだ。
何か有ったらそのときに考えるとしよう
何か有ったらそのときに考えるとしよう
159 名前:猫小型化[] 投稿日:2006/10/15(日) 01:23:13.16 ID:bkI7UV010
ゼロと二人でソフトクリームを食べているとき、不意に何かの気配を感じた。
「!? イーグリードさん!?」
そう、紛れも無く彼女の気配である。しかし振り返っても彼女の姿は見当たらない。
「気のせいかな・・・「何が・・・気の・・・せいなの?」っ!?」
後ろから声がかかり振り向くとそこには今は会いたくない。しかし愛しいペンギンを模したペンギーゴの姿が有った。
「あ、やあ。アイちゃん。朝から居なかったけどどこか行ってたの?」
とりあえず平静を装う。良いか。アイちゃんだってレプリロイドだ。
こちらの音声データを通常認識できればバグを起こすことはない。大丈夫だ
「うんとね・・・・今日・・デート・・でしょ?・・・だからおめかし・・してきた・・・
今からでも・・・行けるよ・・・?」
「あ、ゴメン。その件なんだけど今日すごい緊急指令が出ちゃって無r「お兄ちゃん。ゼロもうアイス食べちゃった。
早くどっか行こ?」あ、うんそうだね。!!!!!!アイちゃん違うんだ!!!」
「え・・・・っくす・・・・?そ、そそそその子は・・・誰なのカナ・・・?カナ・・・?」
「アイちゃん落ち着いて!吹雪が吹雪が!!!」
「お兄ちゃん・・・寒いよー」
どうやらアイちゃんは通常認識出来なかったみたいだ。しかし今からでも落ち着かせることは出来る・・・はず
「お、お兄・・・ちゃん・・?エックス・・・そんな趣味があったの・・?」
しかも勘違いもしているらしい。そこだけは強く反論したい・・・・・出来ると思う
「ぷぅー。ゼロ、寒いの嫌い。だからペンギーゴのお姉ちゃんも嫌い。」
「・・・嫌・・・い? うん・・・アタシも・・・お前はきらいだ・・・エックスを・・・誑かすものすべて嫌いだ・・・・・」
「ふんっ!誑かしたなんか居ないもん!エックスはゼロの物だもん!」
「ぜ、ろ?も、もし・・かして・・・・クワックワー!!!」
「あ、アイちゃーん!!」
アイちゃんはどうやら小型化したゼロを僕とゼロの子供だと勘違いしたようだ・・・
「行っちゃった・・・ふ、不不。もうどうとでもなっちゃえ・・・・」
「お兄ちゃんどうしたの?」
ゼロと二人でソフトクリームを食べているとき、不意に何かの気配を感じた。
「!? イーグリードさん!?」
そう、紛れも無く彼女の気配である。しかし振り返っても彼女の姿は見当たらない。
「気のせいかな・・・「何が・・・気の・・・せいなの?」っ!?」
後ろから声がかかり振り向くとそこには今は会いたくない。しかし愛しいペンギンを模したペンギーゴの姿が有った。
「あ、やあ。アイちゃん。朝から居なかったけどどこか行ってたの?」
とりあえず平静を装う。良いか。アイちゃんだってレプリロイドだ。
こちらの音声データを通常認識できればバグを起こすことはない。大丈夫だ
「うんとね・・・・今日・・デート・・でしょ?・・・だからおめかし・・してきた・・・
今からでも・・・行けるよ・・・?」
「あ、ゴメン。その件なんだけど今日すごい緊急指令が出ちゃって無r「お兄ちゃん。ゼロもうアイス食べちゃった。
早くどっか行こ?」あ、うんそうだね。!!!!!!アイちゃん違うんだ!!!」
「え・・・・っくす・・・・?そ、そそそその子は・・・誰なのカナ・・・?カナ・・・?」
「アイちゃん落ち着いて!吹雪が吹雪が!!!」
「お兄ちゃん・・・寒いよー」
どうやらアイちゃんは通常認識出来なかったみたいだ。しかし今からでも落ち着かせることは出来る・・・はず
「お、お兄・・・ちゃん・・?エックス・・・そんな趣味があったの・・?」
しかも勘違いもしているらしい。そこだけは強く反論したい・・・・・出来ると思う
「ぷぅー。ゼロ、寒いの嫌い。だからペンギーゴのお姉ちゃんも嫌い。」
「・・・嫌・・・い? うん・・・アタシも・・・お前はきらいだ・・・エックスを・・・誑かすものすべて嫌いだ・・・・・」
「ふんっ!誑かしたなんか居ないもん!エックスはゼロの物だもん!」
「ぜ、ろ?も、もし・・かして・・・・クワックワー!!!」
「あ、アイちゃーん!!」
アイちゃんはどうやら小型化したゼロを僕とゼロの子供だと勘違いしたようだ・・・
「行っちゃった・・・ふ、不不。もうどうとでもなっちゃえ・・・・」
「お兄ちゃんどうしたの?」
これからも前途多難だと肌で感じた瞬間だった。
しかし、僕は忘れていた。最初に感じたあの気配の事を・・・・
「ゼロ・・・・・。ちっちゃい、ちっちゃいゼロ・・・うふ・・うふふ
しかし、僕は忘れていた。最初に感じたあの気配の事を・・・・
「ゼロ・・・・・。ちっちゃい、ちっちゃいゼロ・・・うふ・・うふふ
160 名前:猫小型化[] 投稿日:2006/10/15(日) 01:24:18.69 ID:bkI7UV010
アイちゃんとの修羅場を終えたエックスとゼロ。二人はここ、気象庁管轄の中央タワーに来ていた
タワーの受付近くに居たヘチマ型レプリロイドが気になったがつつがなく最上階へと来ることが出来た。
最上階から見える景色は今までの疲れを取るかのごとく晴れ渡っていた。
ゼロもかなり興奮しているのかいつも以上にはしゃいでいる。その彼女の姿を見て居たからこそもある。
疲れていたからこそもある。だから、彼女の襲撃に反応できなかった。
「ん?何だあの青い影・・・・!!!!しまった!もうバレたか!」
そう、彼女が、あの青い巨sゲフンゲフン青き鷹イーグリードである。
「ゼロ!早くこっちへ!『ガッシャーン!!』ちぃっ!」
イーグリードは何も躊躇せずに強化ガラスをぶち破りこちらへと飛び込み、そのままゼロを抱きかかえ
再び外へと羽ばたいていった。そのとき忘れずに
「エックス!ゼロは頂くぞ!!」
「お兄ちゃん!助けてー!!」
という台詞まで残して行った。
「ゼロ!クソっ!なぜ気づかなかったんだ「不不不、何がだね?」クワンガーさん!」
聞き覚えのある台詞が背後から聞こえ振り向くとそこには『史上最低の変態』ことブーメル・クワンガーの姿が在った
「不不不どうしたんだね?説明することを許可する。」
「ゼロが幼女でイーグリードさんが!」
「成るほど。ゼロがスペアの体に入りそれを狙った彼女に狙われたということか。
不不不面白いね。それで、エックス。君は私に何か用かな?ウグイス、もしくは粒餡でも了承するよ。」
願ってもないチャンスだ。ここで彼女のスピードと情報能力があるならイーグリードに追いつけるだろう
「お願いです!イーグリードさんのところまで案内してください!」
「うーむ・・・それは不許k「Σ印の最中でどうです?」任せておきたまえ。スグにでも案内しよう。」
どこまでも物に弱いクワンガーで助かったと後に某青いレプリロイドは語った
アイちゃんとの修羅場を終えたエックスとゼロ。二人はここ、気象庁管轄の中央タワーに来ていた
タワーの受付近くに居たヘチマ型レプリロイドが気になったがつつがなく最上階へと来ることが出来た。
最上階から見える景色は今までの疲れを取るかのごとく晴れ渡っていた。
ゼロもかなり興奮しているのかいつも以上にはしゃいでいる。その彼女の姿を見て居たからこそもある。
疲れていたからこそもある。だから、彼女の襲撃に反応できなかった。
「ん?何だあの青い影・・・・!!!!しまった!もうバレたか!」
そう、彼女が、あの青い巨sゲフンゲフン青き鷹イーグリードである。
「ゼロ!早くこっちへ!『ガッシャーン!!』ちぃっ!」
イーグリードは何も躊躇せずに強化ガラスをぶち破りこちらへと飛び込み、そのままゼロを抱きかかえ
再び外へと羽ばたいていった。そのとき忘れずに
「エックス!ゼロは頂くぞ!!」
「お兄ちゃん!助けてー!!」
という台詞まで残して行った。
「ゼロ!クソっ!なぜ気づかなかったんだ「不不不、何がだね?」クワンガーさん!」
聞き覚えのある台詞が背後から聞こえ振り向くとそこには『史上最低の変態』ことブーメル・クワンガーの姿が在った
「不不不どうしたんだね?説明することを許可する。」
「ゼロが幼女でイーグリードさんが!」
「成るほど。ゼロがスペアの体に入りそれを狙った彼女に狙われたということか。
不不不面白いね。それで、エックス。君は私に何か用かな?ウグイス、もしくは粒餡でも了承するよ。」
願ってもないチャンスだ。ここで彼女のスピードと情報能力があるならイーグリードに追いつけるだろう
「お願いです!イーグリードさんのところまで案内してください!」
「うーむ・・・それは不許k「Σ印の最中でどうです?」任せておきたまえ。スグにでも案内しよう。」
どこまでも物に弱いクワンガーで助かったと後に某青いレプリロイドは語った
161 名前:猫小型化[] 投稿日:2006/10/15(日) 01:25:09.29 ID:bkI7UV010
これで足は取れた今すぐに追うだけだ。そう思案しているとライト博士から連絡を受け取った。
『エックスか?ゼロの体だが、無事ウィルスを除去できた。場所を指定してくれれば今すぐ送るが・・・』
「気象庁管轄の中央タワーです!今すぐ送ってください!!ゼロがイーグリードに捕まりました!」
『解った!・・・良し。送ったぞ。そろそろ着くはずだ。しかし、注意点が有ってな、
ウィルスは除去できたが元の猫の本能が強めに出てしまって、しばらく暴走るかもしれん。気をつけてくれ。』
「解りました!今体も着いたので、今すぐ追います!ありがとうございました!」
ブツッ ライト博士の言ったとおり目の前には今までどおりの小柄だが力強さのある赤いボディが到着した
これで後はイーグリードを追うだけだ。そしてクワンガーに案内を頼もうと振り向くとそこには
クワンガーと大きなカブトムシを模したメカニロイドが居た。
「クワンガーさん、コレは?」
「不不不、これは私の妹のペットでね、こういういでたちだがかなり速度が出るんでね。こちらの方が都合がいいだろう?」
「ありがとうございます!さあ行きましょう!」
これで足は取れた今すぐに追うだけだ。そう思案しているとライト博士から連絡を受け取った。
『エックスか?ゼロの体だが、無事ウィルスを除去できた。場所を指定してくれれば今すぐ送るが・・・』
「気象庁管轄の中央タワーです!今すぐ送ってください!!ゼロがイーグリードに捕まりました!」
『解った!・・・良し。送ったぞ。そろそろ着くはずだ。しかし、注意点が有ってな、
ウィルスは除去できたが元の猫の本能が強めに出てしまって、しばらく暴走るかもしれん。気をつけてくれ。』
「解りました!今体も着いたので、今すぐ追います!ありがとうございました!」
ブツッ ライト博士の言ったとおり目の前には今までどおりの小柄だが力強さのある赤いボディが到着した
これで後はイーグリードを追うだけだ。そしてクワンガーに案内を頼もうと振り向くとそこには
クワンガーと大きなカブトムシを模したメカニロイドが居た。
「クワンガーさん、コレは?」
「不不不、これは私の妹のペットでね、こういういでたちだがかなり速度が出るんでね。こちらの方が都合がいいだろう?」
「ありがとうございます!さあ行きましょう!」
流れる景色をアイセンサーで認識しながら必死にクワンガーの後を追っていく。
このメカニロイドはかなりのスピードだがその分扱いにくい。ゼロのボディを支えながらはかなりクルものがある
「エックス君!あそこにイーグリードが居るぞ!それでは私はここでサラバだ!頑張りたまえ」
「ありがとうございました!報酬は後日ということで!」
スピードを落とし別のほうへ飛んでいくクワンガー。彼女には礼に礼を重ねようと思った
このメカニロイドはかなりのスピードだがその分扱いにくい。ゼロのボディを支えながらはかなりクルものがある
「エックス君!あそこにイーグリードが居るぞ!それでは私はここでサラバだ!頑張りたまえ」
「ありがとうございました!報酬は後日ということで!」
スピードを落とし別のほうへ飛んでいくクワンガー。彼女には礼に礼を重ねようと思った
そしてスグそこに見える工場を目の前にゼロのボディを抱えてカブトムシから飛び降りた
「ありがとう!きみのご主人様にも礼を言っておいて!」
去っていくメカニロイドもはにかんだ気がした
「ありがとう!きみのご主人様にも礼を言っておいて!」
去っていくメカニロイドもはにかんだ気がした
163 名前:猫小型化[] 投稿日:2006/10/15(日) 01:26:11.14 ID:bkI7UV010
「うふふ。ゼロ・・・やっと君を手に入れたよ・・うふふ不不不」
「そこまでだ!イーグリードさん!おとなしくゼロを返してもらおう!」
「お兄ちゃん!!助けて!」
不気味な笑い声を上げイーグリードはこう返事した。
「ん?・・・ああ君か。どうだね、この彼女の体を見て・・・。この小さな体・・・素晴らしいとは思わないか?」
「そんなのは唯のエゴです!ゼロはこのボディでこそゼロなんだ!」
「ふむ。その体も美味しそゲフンゲフン!! 良いがこちらもたまらないと思わないかね?このミニマム具合・・いい」
「ゼロ、ミニマムじゃないもん!!ちょっぴりちっちゃいだけだもん!」
駄目だ。とエックスは思った。以前アイちゃんが言っていた言葉を思い出す。
『イレギュラーは趣味もイレギュラー』
まさにそのとおりだ。これは何を言っても無駄だと悟ったエックスは考える
一瞬だ・・・一瞬イーグリードに隙が出来ればゼロを奪い返し、こちらの体に移し換えることが出来る。
その一瞬をどうするかだ。
そう考えが終わるとイーグリードがこちらに向きかえった。
「さてと、エックス。君はゼロを取り返す、私はゼロと楽しむ。つまり戦いという形になるな。
君を倒す、そしてゼロと楽しむ。両方やらなきゃいけないのが辛いところだ。覚悟は良いか?私は出来てる。」
「僕もです・・・・ストーム・イーグリード。幼女監禁拉致の疑いであなたを・・・・・」
「うふふ。ゼロ・・・やっと君を手に入れたよ・・うふふ不不不」
「そこまでだ!イーグリードさん!おとなしくゼロを返してもらおう!」
「お兄ちゃん!!助けて!」
不気味な笑い声を上げイーグリードはこう返事した。
「ん?・・・ああ君か。どうだね、この彼女の体を見て・・・。この小さな体・・・素晴らしいとは思わないか?」
「そんなのは唯のエゴです!ゼロはこのボディでこそゼロなんだ!」
「ふむ。その体も美味しそゲフンゲフン!! 良いがこちらもたまらないと思わないかね?このミニマム具合・・いい」
「ゼロ、ミニマムじゃないもん!!ちょっぴりちっちゃいだけだもん!」
駄目だ。とエックスは思った。以前アイちゃんが言っていた言葉を思い出す。
『イレギュラーは趣味もイレギュラー』
まさにそのとおりだ。これは何を言っても無駄だと悟ったエックスは考える
一瞬だ・・・一瞬イーグリードに隙が出来ればゼロを奪い返し、こちらの体に移し換えることが出来る。
その一瞬をどうするかだ。
そう考えが終わるとイーグリードがこちらに向きかえった。
「さてと、エックス。君はゼロを取り返す、私はゼロと楽しむ。つまり戦いという形になるな。
君を倒す、そしてゼロと楽しむ。両方やらなきゃいけないのが辛いところだ。覚悟は良いか?私は出来てる。」
「僕もです・・・・ストーム・イーグリード。幼女監禁拉致の疑いであなたを・・・・・」
「逮捕します!行きます!」
両者のバスターが放たれる、その時だった。
ズドン!そういう音とともに戦闘ジャケットを纏ったペンギーゴが飛び込んできた
「ゼロ・・・・エックスは・・・・渡さない・・・よ?」
ズドン!そういう音とともに戦闘ジャケットを纏ったペンギーゴが飛び込んできた
「ゼロ・・・・エックスは・・・・渡さない・・・よ?」
「「アイちゃん(君)!!」」
165 名前:猫小型化[] 投稿日:2006/10/15(日) 01:28:08.12 ID:bkI7UV010
エックスはその隙を見逃さなかった。ダッシュでイーグリードからゼロを奪取した。
「なにっ!しまった!!」
スグにゼロとボディを結合し、ゼロの存在を移し換えた。
そしてゆっくりとゼロが目を開く。しかし、エックスは忘れていた、ライトの言葉を
『元の猫の本能が強めに出てしまって、しばらく暴走るかもしれん。気をつけてくれ。』
「ゼロ?良かった元に戻ったんだne『うにゅ、んにゃぁ・・うにゃあああ!!!』・・・・はい?」
そのまんま猫の雄たけびを上げると猫ゼロは一目散に鳥類型レプリロイド・・・特にイーグリードの方へ飛び掛った。
そして煙が上がるほどの乱闘から出てきたのは元に戻ったゼロと何故か恍惚とした顔のイーグリードだった。
エックスはその隙を見逃さなかった。ダッシュでイーグリードからゼロを奪取した。
「なにっ!しまった!!」
スグにゼロとボディを結合し、ゼロの存在を移し換えた。
そしてゆっくりとゼロが目を開く。しかし、エックスは忘れていた、ライトの言葉を
『元の猫の本能が強めに出てしまって、しばらく暴走るかもしれん。気をつけてくれ。』
「ゼロ?良かった元に戻ったんだne『うにゅ、んにゃぁ・・うにゃあああ!!!』・・・・はい?」
そのまんま猫の雄たけびを上げると猫ゼロは一目散に鳥類型レプリロイド・・・特にイーグリードの方へ飛び掛った。
そして煙が上がるほどの乱闘から出てきたのは元に戻ったゼロと何故か恍惚とした顔のイーグリードだった。
後日、僕は先日潰れてしまったアイちゃんとのデートを楽しんでいた。
あれから何かと忙しかった。クワンガーさんへお礼に、アイちゃんに説明、イーグリードさんの逮捕
ゼロがいろいろと手回ししてくれたのでほとんどがすんなり行った。そして今日はアイちゃんと海上動物園に来ている。
「あの・・・緑の・・カメレオン・・・・電波に似ていたね・・・?」
「え、うん。そっくりだったね。」
そうして、これからどうしようか考えていたとき、向こうから見知った顔がこちらに歩いてきた。いわずもがなゼロである。
「よう。お二人さん。今日は、いや今日もデートかい?」
「うる・・・さい・・・。エックスは・・・渡さない・・・よ?」
「ちっちぇな。そんなんじゃねーよ。唯な・・・・」
と、ゼロは俯き、こちらを見ると飛び掛ってきた。
「ゼ、ゼロ!?」
「この前はありがとうなエックス」
「ダメ・・・処理する・・・・エックスから離れろ・・・」
そしてゼロは僕の耳元でこう囁いた
あれから何かと忙しかった。クワンガーさんへお礼に、アイちゃんに説明、イーグリードさんの逮捕
ゼロがいろいろと手回ししてくれたのでほとんどがすんなり行った。そして今日はアイちゃんと海上動物園に来ている。
「あの・・・緑の・・カメレオン・・・・電波に似ていたね・・・?」
「え、うん。そっくりだったね。」
そうして、これからどうしようか考えていたとき、向こうから見知った顔がこちらに歩いてきた。いわずもがなゼロである。
「よう。お二人さん。今日は、いや今日もデートかい?」
「うる・・・さい・・・。エックスは・・・渡さない・・・よ?」
「ちっちぇな。そんなんじゃねーよ。唯な・・・・」
と、ゼロは俯き、こちらを見ると飛び掛ってきた。
「ゼ、ゼロ!?」
「この前はありがとうなエックス」
「ダメ・・・処理する・・・・エックスから離れろ・・・」
そしてゼロは僕の耳元でこう囁いた
「楽しかったよ。お兄ちゃん」
fin