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リジル(Ridill)は、
北欧神話に登場する武器。
シグルズは、自分の養父のレギンに頼まれ、レギンの兄で、兄弟の父フレイズマルを殺して財宝を独占した、ファーヴニルを殺した。
「ヴォルスンガ・サガ」によると、シグルズが剣リジルを使ってファーヴニルの心臓を切り取り、レギンがその血を飲んだとされる。
対して、「古エッダ」「ファーヴニルの歌」によると、レギンがリジンという剣を使ってファーヴニルの心臓を切り取り、血を飲んだとされる。
出典によってリジル(リジン)を使う人物が異なるが、その後は、レギンの頼みをきいたシグルズが、ファーヴニルの心臓を焼いているうちに、心臓の焼け具合をみるために触れた指を口に入れたところ、彼はシジュウカラのさえずりが理解できるようになり、レギンが自分を殺そうとしていることを悟る。自分の剣グラムでレギンを殺した。
最終更新:2010年01月15日 14:02