ラダー部門のすすめ
「GIOYのトリックはそこそこ覚えたけど、3分間のフリースタイルなんて作れないぜ」
初心者でも挑戦できる部門がある
それがラダー部門だ
出場登録は大会当日にのみ可能。気軽に参加することができる
ただし、ラダー部門に出場すると、同年度のフリースタイル部門の方には出場できないので注意。
以下は08年EJのラダー部門で優勝経験があるMELI氏のブログ「スーパー現実逃避タイム」の記事をコピらせて頂いた。
本人は承諾済み。ぜひ挑戦してみよう
MELI流 ラダー部門攻略法
基本。
ラダー部門のルールは極めて簡単。
- 1S、2S、X(AAA、OS、CWから1つ)の各スタイルごとに決められたトリックを
- それぞれノーミスでどこまでできるかチャレンジし
- 3つのスタイルの合計得点で順位を決める
なに、トリックリストの半分以上できない?
心配ありません。ほとんどの参加者は後半に辿り着くまでに落ちてますw
過去の大会のラダー部門の結果を見てみましょう。
1S(1A)ならばざっと見ても08JNでは半分、地区大会でもほとんどの人が前半で脱落してます。
つまりGIOYトリックでいうところのLv3あたりまで出来れば十分戦えるんです。
一方、2S(2A)は人によって点数の落差が大きい種目です。
ラダーに出るようなレベルの人だと2Aプレーヤー以外はみんな2Aが苦手なので、
大きく点数を稼ぐか序盤で早々と脱落するかのどちらかになることが多い。
ちなみに2Aプレーヤーは大体1Aもできるので、ラダーの優勝者は2Aプレーヤーが多いです。
さて、問題はX部門。
最近復帰した人には少々つらい部門です。
1A2Aだけでも基本トリックの練習中なのに、Xなんて無理!という人も多いでしょう。
では、X未経験者は大会までの短期間でどのスタイルを練習するべきなのか?
答えは3Sです。
その理由はトリックリストを見れば一目瞭然。
ダブルロングスリーパー、ダブルウォークザドッグなど、
3Sの技は前半だけ見ればXの中では一番難易度が低いんです。
たぶん1週間も練習すれば高確率で5点は取れるようになります。
Xは参加者の半分はスタイルを問わず前半で落ちるので、5点取れれば十分なんです。
問題は2個ヨーヨーを準備することですが、まあそこは財布と相談ということでw
攻略。
いかに点数を稼ぐか、というよりはいかに凡ミスを減らすかを軸に書いていこうと思います。
なお、この講座の対象は最近ヨーヨーをはじめた人~ラダー部門未経験者です。
なのでX部門の解説は3Sを選択することを前提にしています。
まずはヨーヨーがないと始まりません。
1S、2S、Xそれぞれのスタイルで使うヨーヨーを揃えます。
どうしてもヨーヨーが足りない場合は1Sで使ったヨーヨーをXで使いまわします。
ラダー部門は誰でも気軽に参加できる反面、完全一発勝負という厳しい世界でもあります。
特に気をつけなければいけないのはトリックが終わってからキャッチまでの間です。
1点とか2点で落ちている人の殆どはキャッチミスかバインドミスが原因。
どんなに簡単なトリックが相手でもキャッチするまでは気を抜いてはいけません。
たとえトッププレイヤーとも言えどもバインドミスで序盤で脱落することもあるくらいです。
・セッティング
■1S
1Sのトリックは基本的にバインド仕様でなくても出来る技しかありません。
なので限界までギャップを広げて滑りを確保するようなセッティングは不要です。
むしろそういうセッティングはバインドミスに繋がるので止めましょう。
当然メタルヨーのような最大ギャップ固定機種も同じ理由で推奨されません。
フリーハンドやJAMの機種をある程度戻りやすいセッティングにするのがいいでしょう。
■2S
2Sは普段から使い慣れているヨーヨーを使えばOKです。
■3S
3Sは前半の5点を確実に取ることを優先します。
なのでミスの可能性が高くなるバインドは厳禁です。
JAM機種を引き戻しで使うのが丁度いいでしょう。
なお、私は過去参加した大会全てでJAM大径引き戻しで8点or7点取ってます。
ちなみに私が優勝したときのセッティングは
1S・・・トリプルジャム(両面シリコンOリング)、シム0.5両面
2S・・・トルネード(スターバースト、締め込み、万能グリスべったり)
3S・・・
パトリオット+
ジャーニー(シリコンOリング、未脱脂JAM純正
ベアリング、シムなし)
こんな感じでした。
3Sは左右で違うヨーヨーを使ったのではなく、2つを合体させてハーフにしてますw
素直に
キックサイドを使わなかったのは単純にキックサイドが苦手だからです。
・ルールをよく読む
JYYFのラダー部門ルール解説をよく読みましょう。
特にトリックエリアと準備エリアについてはしっかり確認すること。
・チャレンジ中の心構え
トリックエリアでの1スローはたとえヨーヨーが絡まってようが1スローになります。
事故を回避するためにも、1トリックが終わったら必ず準備エリアで1回投げなおしましょう。
また、トリックのやり方が少しでもわからないor怪しいところがある場合、
毎回でもジャッジにやり方の確認を取ることをオススメします。
・通し練習をする
本番のつもりで全体の通し練習をしてみましょう。
すると意外と普段出来る技で失敗してしまうものです。
何度も通し練習をすると自分の苦手な技がよくわかってくると思うので、
あとはその技を確実に成功させるための練習をしましょう。
とりあえずこれだけ気をつければ序盤で凡ミスで落ちることはないでしょう。
今年の地区大会はラダー部門の参加者が増えることを願います。
てかお願いだからみんな参加してくださいw
せっかく大会に来てるんだし、ただ見てるだけなのはもったいないですよー。
最終更新:2013年09月21日 13:43