シナリオ 7月14日(土曜日)・その1
奇妙な朝
真緒「ん……」[pcm]
妙な違和感を感じて目が覚める。[pcm]
下半身がやたらと涼しいのだ。[pcm]
真緒「な、なんだこりゃ」[pcm]
見てみると、下半身丸裸。[pcm]
自分の部屋とはいえ、莉緒たちがいつ入ってくるか分からない。[pcm]
だから常日頃、ジャージのズボンとTシャツで眠りについている。[pcm]
もちろんパンツも履いてだ。[pcm]
なのに……[pcm]
Tシャツは着ているものの、なぜかズボンとパンツを履いてない。[pcm]
おかげで自分のソレが、勢いよく天にむかって伸びている。[pcm]
真緒「な、なんで??」[pcm]
寝ている間に自分で脱いだんだろうか。[pcm]
だけど、昨日の夜が特別に暑かったわけでもない。[pcm]
仮にそうだとしても、パンツまでは脱ぐとは思えない。[pcm]
真緒「……とにかく着替えよう」[pcm]
妙な気持ちのまま着替えを済ませ、部屋を後にした。[pcm]
和「ひゅー、危ない所だったぜ」[pcm]
和「しかしあれが……」[pcm]
和「初めてみたけど……凄いぜ! ドキドキするぜ!」[pcm]
和「チッ、写真撮れなかったのだけが心残りだな」[pcm]
寮長「おはようございます先生」[pcm]
真緒「あ、ああ……おはよう」[pcm]
寮長「朝はどうされます?」[pcm]
真緒「あ、今日は早めにいくから、いらないかな」[pcm]
寮長「はい、分かりました」[pcm]
真緒「悪いね」[pcm]
寮長「いえ、お仕事ご苦労様です」[pcm]
真緒「寮長こそ、いつも家事ご苦労様」[pcm]
莉緒「なに新婚みたいな会話してるのよ」[pcm]
寮長「寺井さん」[pcm]
真緒「おはよう莉緒」[pcm]
莉緒「……ま、おはようと返してあげるわ」[pcm]
寮長「おはようございます」[pcm]
真緒「そうだ。ちょっと二人に聞きたいんだけどさ、今朝ぼくの部屋に来た?」[pcm]
寮長「いえ」[pcm]
莉緒「岸岡芽衣子のせいで行けやしないわ」[pcm]
真緒「そうか……」[pcm]
もしかして誰かに脱がされたんじゃ……[lr]
と思って聞いてみたけれど、二人は違うみたいだ。[pcm]
まぁ、寮長は聞くまでも無く違うだろうし、[l]
怪しいのは莉緒と岸岡くらいか。[pcm]
──って、疑うのは良くないな。[pcm]
寮長「あの、どうかしたんですか?」[pcm]
真緒「ああ、いや、なんでもないんだ」[pcm]
寮長「はぁ」[pcm]
莉緒「そんな事はいいから早くしなさいよ」[pcm]
真緒「早くって?」[pcm]
莉緒「行くんでしょ? あたしも行くわよ」[pcm]
真緒「ああ、じゃ、一緒に行くか」[pcm]
莉緒「勘違いしないで、これは見張りなの」[pcm]
真緒「はいはい、見張りね」[pcm]
莉緒「いいから行くわよ」[pcm]
真緒「うん、じゃあ寮長」[pcm]
寮長「ええ、お二人ともいってらっしゃい」[pcm]
最終更新:2010年07月19日 01:47