シナリオ 7月15日(日曜日)・そのB4
皆に自慢しちゃったし
真緒「さて……」[pcm]
奏「どしたの? 行かないの?」[pcm]
真緒「あのさ、ちょっと時間をずらして帰らないか」[pcm]
奏「なんで?」[pcm]
真緒「大丈夫だとは思うけど念には念を入れてさ」[pcm]
奏「リオとメイコ?」[pcm]
真緒「それだ」[pcm]
奏「いいよ。じゃ、アタシ先にいくね」[pcm]
真緒「悪いな」[pcm]
真緒「さて……」[pcm]
真緒「しばらく待ってから……」[pcm]
真緒「………」[pcm]
真緒「静かだな」[pcm]
真緒「絶対いるかと思ったのに」[pcm]
拍子抜けだ。[pcm]
てっきり莉緒たちがいて、[pcm]
『今日どこ行ってた? なにしてた?』[pcm]
なんて聞かれるかと思ってた。[pcm]
嵐の前の静けさだったりして。[lr]
いやでも、ばれてないはずだ。[pcm]
寮長が言うはずないし、ばれてたら待構えてるだろうし。[pcm]
うん、考えすぎだな。[pcm]
一旦部屋に戻るか。[pcm]
さてと……[lr]
たまった仕事を終わらせようか。[pcm]
補習用のプリント作成と書類の片付け。[pcm]
それと、いい加減部屋の片付けもしなくちゃ。[pcm]
真緒「はい、開いてるよー」[pcm]
寮長「失礼しますね」[pcm]
真緒「あ、寮長か。[l]
今日はお疲れ様、学園長の用事は終わった?」[pcm]
寮長「ええ、私の方は。[l]先生こそお疲れ様でした」[pcm]
寮長「これ、よかったらどうぞ」[pcm]
真緒「お、珈琲」[pcm]
寮長「ブラックの珈琲を持っていくように言われましたので」[pcm]
真緒「もしかして」[pcm]
寮長「ふふ、北上さんです」[pcm]
真緒「やっぱり……[lr]
まったく、寮長に頼まずに自分でやるならやればいいものを」[pcm]
寮長「私も言ったんですけどね。北上さんが持っていった方が先生も喜ぶって」[pcm]
真緒「い、いや、そういう意味じゃ……」[pcm]
寮長「ふふ」[pcm]
真緒「まいったな」[pcm]
寮長「デート楽しかったですか?」[pcm]
真緒「で、デートじゃないよ。寮長までそんな」[pcm]
寮長「ふふ、ごめんなさい。でも北上さん、凄く嬉しそうだったので」[pcm]
真緒「そうか、機嫌は治ったみたいだし良かったよ。[l]
それで北上は今何してるんだろ?」[pcm]
寮長「北上さんなら、みんなの所にいくって」[pcm]
真緒「……みんなの所ね」[pcm]
奏「なに話してるの?」[pcm]
真緒「お、噂をすればだ」[pcm]
真緒「北上、今日の事は内緒だからな」[pcm]
奏「………」[pcm]
寮長「北上さん?」[pcm]
奏「……やっぱりアタシ、嘘つけないよ」[pcm]
真緒「お、おい、まさか……」[pcm]
奏「今ね、リオたちが食堂に集まってる。[l]それで、センセを呼んでこいって」[pcm]
真緒「………」[pcm]
寮長「………」[pcm]
奏「早く来てほしいし」[pcm]
真緒「……分かった。行こうか」[pcm]
寮長「……そうですね」[pcm]
最終更新:2010年07月19日 07:43