7/15-C5

シナリオ 7月15日(日曜日)・そのC5

 八十記の実家



さてと、これからどうしよう?[pcm]

ここから離れるとしても、どこへ行くかが問題だ。[pcm]
このまま寮に帰るのが一番……じゃないか。[pcm]

生徒たちに見られる可能性もあがるし、
見つからずに寮へ帰ったとしても、またそこからが大変だろうしな。[pcm]

どこか近くのベンチなり公園でしばらく休むのが良いんだろうか。[pcm]
んーどうしよ。[pcm]

メイド長「先生」[pcm]

真緒「メイド長」[pcm]

メイド長「お嬢様、眠っておられるようですが」[pcm]

真緒「ああ、まいったよ、こんな格好でさ」[pcm]

メイド長「………」[pcm]

メイド長「……まぁ良いでしょう。それより先生、これからどうなさるつもりです?」[pcm]

真緒「いや、それがどうしたものかと」[pcm]

メイド長「そうですか。たしかにこのまま寮に帰るわけにも行きませんね」[pcm]

真緒「ですね」[pcm]

メイド長「では、酔いが醒めるまでお嬢様のご自宅で休ませましょう」[pcm]

真緒「八十記の?」[pcm]

メイド長「はい。車を手配しておりますのでこちらへ」[pcm]

機嫌悪そうにそう言うと、ぼくの返答も聞かず歩き出した。[pcm]
とりあえず、八十記を抱えたままついていく事にした。[pcm]





真緒「ここが八十記の」[pcm]

メイド長「はい、では中に」[pcm]

真緒「………」[pcm]

見るからに高そうな家。[lr]
やっぱり、八十記もお嬢様なんだよな。[pcm]
そりゃ考えたら、メイドさんがいるくらいなんだからそうなんだろうけど。[pcm]

メイド一同「お帰りなさいませお嬢様、メイド長」[pcm]

出迎えのメイドさんだ。[lr]
それも一人や二人じゃない。[pcm]
すぐには数えられない程のメイドさんが綺麗に並んでいる。[pcm]

メイド長「ええ、ただいま」[pcm]

真緒「………」[pcm]

見慣れない光景に驚き、ただメイドさんを眺めていた。[pcm]
並んでいるメイドさんたちもまた、[lr]
『お嬢様を抱っこしてるこの男は誰?』[lr]

とでも言うような怪訝な目でぼくを見ていた。[pcm]

メイド長「こちらは要先生、お嬢様の担任です」[pcm]

真緒「ど、どうも」[pcm]

メイド一同「……こんにちは」[pcm]

メイド長「旦那様は?」[pcm]

メイド一同「今日は旦那様も奥様も仕事で出かけられています。[l]
お戻りになられるのは来週との事です」[pcm]

メイド長「そう。なら安心ね」[pcm]

真緒「両親はいないのか。せっかくだから挨拶しておこうと思ったんだけど」[pcm]

メイド長「何の挨拶です?」[pcm]

真緒「え? 挨拶は挨拶だけど」[pcm]

メイド長「そうですか。ですがそれはまた日を改めて」[pcm]

真緒「はい」[pcm]

メイド長「ともかく、お嬢様を部屋に連れていきましょう」[pcm]

真緒「分かった」[pcm]


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最終更新:2010年07月19日 07:48
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