シナリオ 北上ルート 8月18日(土曜日)・その3
Kiss
真緒「………」
真緒「……ん?」
真緒「あ、れ……ここは?」
目が覚めた……
たしかぼくは練習場で練習をしていたはずで……
でもここは室内、誰かの部屋だ。
あれ? どうして?
★8/18---スチル3
寝ている真緒→奏を見ている絵
- お昼、真緒の部屋。
- 熱で倒れた真緒が目を開けると、北上が心配そうに見てるという所です
- 北は真緒を覗き込んでいる感じかな。真緒は描かなくてもいいかも
- 表情差分としては、(楽→哀→照れ)かな
○狙い・・優しい奏
○時間・・日中
○場所・・真緒の部屋
○人物・・奏
○服装・・私服
○表情・・出来れば上記
○構図・・上記に
○シナリオ実例・・以下
奏「起きた?」
真緒「あ」
奏「起きたね」
真緒「奏?」
奏「熱はないって言ってたから寝てれば大丈夫だよ」
真緒「ぼくは……どうしたんだ?」
奏「ここはアタシの部屋だよ。センセはね、倒れちゃったんだ」
真緒「倒れた」
奏「……うん」
そうだ。気分が悪くて座り込んで、そこから覚えてないんだ。
ぼくはあのまま倒れて、それで……
奏「せえらちゃんとメイド長が来てくれて、センセを運んでくれて……」
真緒「……そうか、心配かけたな」
奏「アタシ……センセが死んじゃったって……」
真緒「そんな大げさな」
奏「でも……でも……」
真緒「気分も良くなったしさ、もう大丈夫だって」
奏「………」
うっすら涙を浮かべたままぼくを見ている。
倒れて心配かけちゃう位なら、どこかでちゃんと休めば良かったな。
奏「アタシが無理させたから……」
真緒「違うよ、倒れたのはぼくが言わなかったのが悪かったんだ。
こんなになる前にちょっと休めば良かったのにさ」
奏「……ごめんね」
真緒「謝らなくてもいいよ、寝れば治るみたいだしさ」
奏「……でもやっぱり、やっぱり」
真緒「ん?」
奏「アタシにライブなんて無理なのかな? センセを倒れさせてまでアタシ……」
奏「そんなにさせてまでアタシ、ライブなんてしたくないし……」
真緒「………」
奏「歌も上手にならないし、もう日もないし……」
真緒「少しずつだけど上手になってきてるよ」
奏「でも」
真緒「うん、嘘は嫌だから言うけど、まだ奏の歌はライブをするレベルじゃない」
奏「………」
真緒「でもそれは今の話で、来年は違うと思う。
それにさっきも言ったけど確実に上手くなってきてるしさ」
奏「………」
真緒「だから、今回のライブは大成功って訳にはいかないだろうけど、良い経験にはなるよ。未来に繋がる良い経験にね」
奏「未来に」
真緒「ああ、今は一歩一歩できる事をやれば良いと思うよ。
そうやって生きていけばさ、夢にも近づけると思うしさ」
奏「………」
真緒「そう落ち込まずにな、まだライブまではあるしさ」
奏「……うん」
真緒「頼りないかもしれないけど、ぼくも助けるから」
奏「そんなことない」
奏「センセがいてくれないとアタシ困る」
真緒「そっか、ありがと」
奏「アタシこそ。センセのおかげでちょっと元気出たし」
真緒「そうか、良かったよ」
奏「うん……」
真緒「………」
奏「………」
真緒(うんまぁ、なんとかなるだろ)
真緒(やれるだけの事をやるだけだ)
奏「……センセ、め、閉じて」
真緒「え、目?」
奏「うん」
言われるまま目を閉じる。
真緒(なんだ、いったいなんだ)
奏「………」
真緒(こ、これは……)
真緒(こ、こいつしかもディー)
奏「んん……」
真緒(な、なんて事だ……)
奏「……ん、もういいよ」
真緒「あ、ああ……」
真緒「………」
奏「……お礼だし」
真緒「あ、いや……ありがとう」
奏「……ん」
真緒「………」
奏「………」
真緒「………」
奏「………」
真緒(照れるな……)
奏「……ロックだったでしょ?」
真緒「あ、ああ、予想外だった」
奏「これも経験だよね。これからはロックバラードも書けるし」
真緒「ん、まぁそうだな」
奏「未来のスターの記念すべきファストキスだし」
真緒(そ、そういう事を言うなって恥ずかしい……)
奏「ね、センセ?」
真緒「あ、ああ……」
スチル終わり、もうちょい引っ張ることもできそう
最終更新:2010年11月07日 09:25