シナリオ 寮長ルート 7月9日(月曜日)・その2
拒絶
なんとか遅刻は免れ、朝のHRにも無事間に合った。[plc]
莉緒が声かけてくれなかったら、いつまでも寮長を待って
遅刻してたかもしれないな。[plc]
その寮長だが……[plc]
いつもはちゃんと前を向いてぼくの話を聞いているのに、
今日はまったく前を見ていない。[plc]
ぼくが視線を送っているのに気がついているだろうと思う。[plc]
それでもこっちを見てこない。[plc]
ぼくを……避けているんだろうか?[plc]
今朝の事も、もしかして……[plc]
莉緒の話では、テストの時はいつも早いと言っていたけど……[plc]
真緒「今日からテストだな、皆頑張ってくれ」[plc]
真緒「さて、ギリギリまで勉強したいだろうから
今日のHRはこれで終わりにする」[plc]
真緒「だけど、寮長」[plc]
寮長「はい?」[plc]
真緒「少し話があるので、終わったらちょっと」[plc]
寮長「……はい」[plc]
寮長「……なんでしょう?」[plc]
そう言った寮長はいつもの寮長じゃなかった。[plc]
明らかな嫌悪、拒絶。[plc]
その事に軽くショックを受けつつも、ぼくは聞いた。[plc]
真緒「昨日の事だけどさ……」[plc]
寮長「………」[plc]
真緒「あそこにさ、寮長ともう一人誰かいたよね?」[plc]
寮長「………」[plc]
真緒「あれは、本当に学園長だったの?」[plc]
寮長「学園長です」[plc]
真緒「でも、あの光が消えたと同時にいなくなったというか、
溶けて消えていった気がするんだ」[plc]
寮長「何を言っているんですか」[plc]
真緒「それにあの声……とてもばあ…いや、学園長の声だとは思えなくて」[plc]
寮長「ですから……」[plc]
芽衣子「寮長」[plc]
寮長「あ」[plc]
真緒「岸岡か、今ちょっと」[plc]
芽衣子「あ、お話中でしたか。申し訳ありません魔王様」[plc]
寮長「いえ、良いんですよ。もう終わりましたから」[plc]
真緒「い、いや、まだ終わって」[plc]
寮長「では失礼します」[plc]
芽衣子「りょ、寮長?」[plc]
寮長「行きましょう岸岡さん」[plc]
芽衣子「あ、ああ」[plc]
真緒「………」[plc]
……完全に逃げられた。[lr]
間違いなく寮長は何か隠してる。[plc]
でもいったい何を隠しているんだ。[plc]
あの時あそこで、人に言えない様な事をしていたとでも?[plc]
でも……
あの光に妙な声は、一般的な悪事に結びつかない。[plc]
そう言えばあの時、寮長は何か言っていた。[plc]
たしか……[plc]
『あるべき所へ戻りなさい』だったかな。[lr]
その後も『嫌だ』とか何か言っていた気がする。[plc]
あるべき所へ戻れ?[plc]
……いったい、何の事だろう。[plc]
最終更新:2010年07月15日 22:08