シナリオ 寮長ルート 7月24日(火曜日)・その4
笑顔の行方
真緒「ばーちゃん!」[plc]
学園長「あら? やっぱり来たのね」[plc]
考えた末にここへ来た。[lr]
ばあちゃんなら何か知っているかもしれない。[plc]
そして入るなり、ばあちゃんが口にした言葉。[plc]
何か、何か知ってる。[plc]
真緒「やっぱりって……どういう事?」[plc]
学園長「寮長の事で来たんでしょ?」[plc]
真緒「そうだよ、あの子の部屋に手紙があって、それで」[plc]
学園長「本当に出て行ったのね」[plc]
真緒「ばあちゃんは……前から知ってたのか?」[plc]
学園長「ええ」[plc]
真緒「どうして、どうしてぼくに言ってくれなかった!」[plc]
つい、このモヤモヤした気持ちをばあちゃんにぶつけてしまう。[plc]
ばあちゃんに怒鳴ったってしょうがないのは分かってるのに……[plc]
学園長「あの子がそう願ったからよ」[plc]
真緒「そんな……」[plc]
真緒「ばあちゃん、寮長はどこに? どこに行ったんだ?」[plc]
学園長「………」[plc]
真緒「教えてくれ!」[plc]
学園長「教えてどうするの?」[plc]
初めて見るばあちゃんの冷たい顔に一瞬言葉を失う。[plc]
真緒「どうするって……とにかく逢いたいんだ。
あんなのが最後だなんて嫌だ」[plc]
学園長「……真緒ちゃんはあの子の事が好きなの?」[plc]
真緒「それとこれとは……あの子はぼくの生徒で」[plc]
学園長「真緒ちゃん、答えなさい」[plc]
真緒「ばあちゃん……」[plc]
学園長「大事な事なの。ただの生徒としてあの子を心配してるなら、私は教えられないわ」[plc]
真緒「………」[plc]
学園長「どうなの?」[plc]
ばあちゃんは真剣に聞いてきた。[lr]
いつものどこかふざけた様子はまるでない。[plc]
だからぼくも答えよう。[plc]
真緒「寮長が好きです。もちろん生徒としてじゃなく」[plc]
学園長「本気ね?」[plc]
真緒「はい」[plc]
学園長「そう、それでこそ真緒ちゃんだわ」[plc]
ばあちゃんの険しい表情が解け、いつものにこやかな顔に戻る。[plc]
寮長を好きだと言った事が嬉しいのだろうか。[plc]
真緒「それじゃ、教えてくれるんですね」[plc]
学園長「ええ、あの子を助けてあげて。
あの子を笑顔にできるのは真緒ちゃんだけよ」[plc]
真緒「………」[plc]
そう言われても、まるで自信は無かった。[lr]
ただ、彼女が好きなだけのごく平凡な男だ。[plc]
それでもぼくは、ぼくに出来る事をやるしかない。[plc]
真緒「分かりました。ぼくが彼女を必ず!」[plc]
学園長「頑張るのよ真緒ちゃん」[plc]
学園長「それにしても、ほんとあの寮の子はみんな素直じゃないわね……」[plc]
学園長「もう……素直になっていいのよ」[plc]
最終更新:2010年07月15日 23:12