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F-7/24-6

シナリオ 寮長ルート 7月24日(火曜日)・その6

 Uターン


『邪魔なんです』[plc]

その一言が頭の中を駆け巡っていた。[plc]
立ち去っていく寮長を追いかける事も、呼び止める事もできなかった。[plc]

彼女にとってぼくは……邪魔な存在。[lr]
ただ偶然寮に来ただけの存在なんだ。[plc]

近くなれた気がしたのも、きっとぼくの思い過ごしだったんだろう。[plc]
何もできない、好きな人の力になれない無力な自分が……ただ悲しかった。[plc]


真緒「……ただいま」[plc]

誰もいない寮。[plc]
それがよりいっそう暗い気持ちに拍車をかけた。[plc]

せめて莉緒たちがいてくれたら、少しは楽になれただろうに……[plc]

莉緒「遅かったじゃない」[plc]

真緒「え?」[plc]

芽衣子「お帰りなさいませ真緒様」[plc]

……夢かと思った。[lr]
目の前に莉緒と岸岡がいる。[lr]
もう帰ってきたんだろうか?[plc]

真緒「どうして?」[plc]

莉緒「どうしてって、学園長に帰ってこいって言われたのよ」[plc]

芽衣子「私もです」[plc]

真緒「ばあちゃんに」[plc]

莉緒「せえらたちも帰ってるわよ」[plc]

芽衣子「理由は同じです」[plc]

真緒「どうして?」[plc]

莉緒「どうしてって、寮長のことよ」[plc]

真緒「あ……」[plc]

芽衣子「寺井莉緒、それは食堂で話すべきだ」[plc]

莉緒「そうね。行くわよ真緒くん」[plc]

真緒「ああ……」[plc]



そこには八十記、北上、阿部高がいた。[plc]
無言で座って、いつものお喋りは影を潜めている。[plc]

莉緒「せえら、奏、和」[plc]

寮長の事を考えていたのか、
三人とも莉緒が呼びかけて初めてぼくに気がついた。[plc]

奏「センセ……」[plc]

せえら「寮長と来ましたら……」[plc]

和「水臭いぜ」[plc]

真緒「そうか……聞いてるか」[plc]

せえら「センコーは前から知ってましたの?」[plc]

真緒「いや、ぼくも今日なんだ。寮長が出て行ってそれから初めて……」[plc]

和「なんでなんだぜ?」[plc]

真緒「それは……」[plc]

奏「酷いよ寮長! 別れも無しに勝手にさ!」[plc]

芽衣子「真緒様、理由をご存知なのですか?」[plc]

莉緒「学園長は真緒くんから聞きなさいって言ったわよ」[plc]

真緒「学園長が?」[plc]

莉緒「そうよ、だから言いなさいよ」[plc]

芽衣子「お聞かせ下さい真緒様、寮長は私たちにとって大切な存在です。理由も知らずこのまま永久の別れなど悲しすぎます」[plc]

真緒「そう……だな」[plc]

真緒「ぼくらにとって寮長は、大切な人だよな」[plc]

せえら「ええ、当然ですわ」[plc]

奏「早く帰ってきて欲しいし」[plc]

和「聞かせてくれ」[plc]

真緒「……分かった」[plc]


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最終更新:2010年07月15日 23:17
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