シナリオ 寮長ルート 7月25日(水曜日)・その4
北上?
真緒「北上? 北上なのか?」[plc]
奏「なに言ってるのセンセ? アタシはアタシだし」[plc]
まだ信じられない……[plc]
どうしてここに?[lr]
どうしてここが?[lr]
そんな疑問が次々と沸いてくる。[plc]
真緒「本当に北上なのか? どうしてここに?」[plc]
奏「アタシのこと忘れるなんて酷いし」[plc]
真緒「い、いや、忘れてなんか」[plc]
奏「センセさ、こっそり寮出て行ったよね?
アタシそれ見てたんだ」[plc]
真緒「見てたのか?」[plc]
奏「うん、それでね、ついて来た。寮長の所へ行くんでしょ?」[plc]
真緒「そうだけど……」[plc]
寮から出てる所を見られていたのか。[lr]
とすると、たしかに北上だな。[plc]
場所が場所だから、疑ってしまうのは仕方ない。[plc]
真緒「全然気づかなかったよ」[plc]
奏「センセ必死で走ってたし。追いつくだけで大変だったよ」[plc]
真緒「たしかに必死だったな、周り見てる余裕なんて無かった」[plc]
奏「へへ、だからばれなかったのかも」[plc]
真緒「ああ、所で北上」[plc]
奏「なに?」[plc]
真緒「一人なのか? 莉緒たちはどうした?」[plc]
次に沸いてきた疑問をぶつけてみる。[plc]
奏「え……それはアタシだけだし」[plc]
真緒「一人で? 皆は?」[plc]
奏「寝てるんじゃない?」[plc]
真緒「そうか」[plc]
一人でここまで……[lr]
莉緒たちは寮でいる、と。[plc]
奏「ね? 寮長の所へ行くんでしょ?」[plc]
真緒「あ、ああ」[plc]
奏「アタシもついていくね」[plc]
真緒「それは駄目だ、危険なんだ」[plc]
奏「帰れってこと?」[plc]
真緒「そうだ」[plc]
奏「夜道を一人で帰らせるの?」[plc]
真緒「う……」[plc]
奏「ねぇセンセ? アタシ一緒に行きたい。寮長に会いたいよ」[plc]
そう言われると返す言葉がない。[lr]
夜道を一人帰らせるわけにもいかないし……仕方ない。[plc]
真緒「分かった、行こう」[plc]
奏「へへ」[plc]
真緒「ただし、危ないと思ったらすぐに帰るんだ。いいな?」[plc]
奏「うん、センセがいるし平気だよ」[plc]
真緒「そうだったら良いけどな……」[plc]
奏「ねぇセンセ、中に入らないの?」[plc]
真緒「あ、いや、鍵閉まってるしさ、どうしようって」[plc]
奏「窓開いてるよ」[plc]
真緒「どこ?」[plc]
奏「こっち! 来て!」[plc]
そう言って北上は楽しそうに駆け出した。[lr]
能天気というか何というか、凄い奴だ。[plc]
でも心細さが薄れたのは間違いない。[lr]
感謝しなくちゃな。[plc]
最終更新:2010年07月15日 23:40