シナリオ 阿部高ルート 7月29日(土曜日)・その2
テレパシー
奏「ハッ!」
せえら「どうしたんですのカナちゃん?」
奏「……センセの魂の叫びが聞こえた」
せえら「なに馬鹿なことを仰っておりますの」
奏「せえらちゃんには聞こえなかった?」
せえら「聞こえるわけありませんわ」
奏「ひひ、アタシだけ聞こえたんだね」
せえら「ちょ、ちょっとカナちゃん、暑さでおかしくなったんじゃにゃーですの?」
奏「ヒヒヒ」
せえら「……カ、カナちゃん」
莉緒「なにわめいてるのよ」
せえら「寺井! 良い所に来ましたわね!
カナちゃんが変なんですの!」
奏「ひひ」
莉緒「変? 笑ってるだけじゃない?」
せえら「そうじゃありませんわ! センコーの声が聞こえたとかなんとか……」
莉緒「なんですって!」
奏「ねぇリオ、熱いロック魂は海も山も国境も越えるんだね?
アタシとセンセは繋がってるんだよ」
せえら「ちょっとカナちゃん! しっかりしなさい!」
莉緒「………」
せえら「寺井もボサッとしてないで助けるのですわ!」
莉緒「奏、残念ね! あたしにも聞こえたわよ!」
せえら「て、寺井までなにを仰ってますの……」
奏「……嘘くさいし」
莉緒「なんですって! 奏こそ嘘なんじゃないの!」
奏「アタシは嘘なんてつかないし、嘘は嫌いだし!」
芽衣子「………」
寮長「岸岡さん!」
芽衣子「む、寮長か。珍しく慌てているが、いったいどうしたのだ?」
寮長「あ、全員ここにいますね」
芽衣子「うむ、しかしあの小娘はなにを騒いでいるのだ」
寮長「分かりませんけど、たぶん先生の事なんじゃないでしょうか?」
芽衣子「ふ、愚かな。この芽衣子がいる限り、魔王様に愛想を振りまくだけ無駄というもの。
寮長、そうは思わないか?」
寮長「は、はぁ……」
芽衣子「しかし魔王様はどこに……」
寮長「あ、それです! 分かりましたよ!」
芽衣子「なんだと、真か?」
寮長「はい、さっき
メイド長が教えてくれました。
海外にいるみたいです」
芽衣子「……ほう、詳しく教えてもらおうか」
寮長「ええ、それじゃ皆を集めてから」
芽衣子「だめだ寮長。私だけに教えてくれればそれで良い」
寮長「え?」
芽衣子「寺井莉緒たちに教える必要など無いと言っているのだ。
そう、魔王様の元に行くのは私のみ」
寮長「え、えっと」
芽衣子「さぁ寮長、魔王様の情報を引き渡して貰おうか」
寮長「えぇっと……」
最終更新:2010年07月14日 23:27