シナリオ 阿部高ルート 7月29日(土曜日)・その3
一人きりの部屋で
真緒「……帰ってこない」
阿部高が部屋を飛び出してから、少なくても一時間は経った。
どこをうろついてるのか知らないけど、少し心配になってくる。
飛び出した直後に追いかければ良かったけど、
ぼくも興奮していたし腹もたっていた。
今はもうそんな気持ちは消えて、不安だしかない。
昼間だし、阿部高は慣れてる場所だろうけど……
ここは日本じゃないしな……
悪い想像ばかりがよぎって、部屋でジッと待っていられない。
探しに行こう。
ホテル近辺の通りは人で溢れていた。
目をこらして阿部高を探すが見当たらない。
ホテルの外にいると思っていたけど、ここじゃないとすると後はどこだ。
……あの公園か?
和「………」
ずっと公園で待ち続けてるのに先生はこない。
唯一道が分かりそうなここなら、きっと来てくれると思ったのに……
ぼくのこと、探してくれてないのかな?
すぐに追いかけてくれなったし……
やっぱりぼくなんかより……
女の子らしい他の子のほうが良いんだよね。
うぅ、泣きそう……
良い男は泣いちゃいけないけど、でも、今は……
チンピラA「お嬢ちゃん、泣いてるのかい?」
和「え?」
気がつくと、柄の悪そうな二人の男が目の前にいた。
チンピラB「お! ジャパニースガール!」
チンピラA「へへ、なかなかのボインちゃんだな。なぁちょっと遊ばないか?」
和「………」
チンピラA「嬉しくて声も出ないかい? へ、こっちへこいよ」
チンピラB「おら、こっち来いって」
和「い、いや……助けて」
最終更新:2010年07月14日 23:29