C-7/26-3

シナリオ 7月26日(木曜日)・その3

 夕食欠席者


夕食前に八十記と話をしようと思い、
少し早めに食堂へ来た。

しかし残念ながら、八十記はいないようだ。
奥で準備している寮長以外まだ誰も食堂へ来ていなかった。

寮長「あら、先生」

真緒「やぁ」

寮長「もうちょっとで出来ますので」

真緒「あ、うん。早く食べたいってわけじゃなくて」

寮長「八十記さんですか?」

真緒「うん。昼に話そうと思ったんだけど、出かけてたみたいだから」

寮長「そうですか」

真緒「あ、ぼくの事は気にせず準備して」

寮長「あ、はい。では先生」

真緒「………」

とりあえず、待つしかないか。






二十分程待っただろうか。
食堂へ一人また一人と集まってくるが、
肝心の八十記だけがこない。


寮長「先生、出来ましたよ」

真緒「ご苦労様。だけど……」

和「八十記さんが来てないぜ」

真緒「そうなんだよ」

寮長「寮には帰ってるんでしょうか?」

真緒「確認はしてないけど、たぶん」

和「ん、心配だな」

莉緒「なら呼んでくればいいじゃない」

芽衣子「………」

真緒「だな、ちょっと行ってくる」

奏「あ、センセ! アタシも行く!」

寮長「私も行きます」

真緒「分かった。莉緒たちは待っててくれ」





真緒「じゃ、ノックしてみるか」

奏「うん」


寮長「………」


真緒「八十記、晩御飯だぞ」


奏「いない?」

真緒「んー」

寮長「寝てるってことは?」

奏「せえらちゃんお昼寝はするけど、この時間には寝ないよ」

寮長「そうですか、それじゃ寝てはいないですね」

真緒「でも反応ないんだよな」

寮長「ええ、音も声も聞こえません」

奏「じゃさ、入ってみようよ」

真緒「部屋にか?」

奏「だいじょぶだよ。せえらちゃんとはマブダチだし」

寮長「ふふ」

真緒「そうだな、じゃあ入ろう」


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最終更新:2010年07月19日 22:32
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