C-7/30-1

シナリオ 7月30日(月曜日)・その1

 狸寝入り


※29からの流れ、深夜
※寮内

寮へと辿り着く頃には、日付が変わっていた。
なんだだかんだと喋りながら歩いていたせいか十分所か、
三十分以上はかかったんじゃないだろうか。

せえら「真っ暗ですわね」

真緒「まぁ、ね。皆寝てるだろうから、静かにな」

せえら「ふふ、ですわね」

真緒「あ、ああ」

妙に機嫌が良いけど、寝て起きたらまたツンツンしてたり。
じゃなければ良いんだけどな……


※廊下

せえら「お見送りどうもですわ。ま、まぁ、舎弟ですから当然ですけど」

真緒「ああ、お休み八十記」

せえら「ええ。お休みなさい先生」

真緒「ん?」

※八十記の笑顔の立ち絵>消え

真緒「……まぁ、ぼくも寝ようか」





※30 朝。真緒部屋

朝、人の気配を感じて目が覚めた。

奏「………」

和「………」

莉緒「………」

芽衣子「………」


莉緒たちが、何も言わずつっ立ってる。
ただ、全員怒ってる様に見えるのは……
た、たぶん気のせいだな、うん。

何か分からないけど、寝たふりをしてやり過ごそう……

莉緒「ちょっと真緒くん! 起きなさいよ!」

和「さっき目を明けたぜ」

奏「きつね寝入りとか、ロックじゃないし」

芽衣子「タヌキなのでは?」

奏「ど、どうだっていいし! メーコだって嫌でしょ!」

芽衣子「う……私は魔王様を信じている……」

真緒(やっぱり怒ってるな。原因は昨晩いなくなったからか)

真緒(ぬぅ……)

真緒(ええい! 起きるぞ!)

真緒「おはよう!」

莉緒「わっ! な、なによ! 起きてるんじゃない!」

奏「ウソ寝だし」

芽衣子「おはようございます魔王様」

和「さ、起きたんなら行こうか」

真緒「行くってどこ?」

和「食堂でキミの取調べを行う」

真緒「と、取調べ?」

芽衣子「ご安心を。芽衣子が側にいますので」

莉緒「あなただって本当は乗り気なんじゃないの?」

奏「リオ、喧嘩になるから言っちゃダメだよ。
それより早く裁判しよ」

真緒「さ、裁判ってまた大げさな……
昨日の事ならちゃんと話すから」

莉緒「当然よ。はい、行くわよ」

奏「早く来てほしいし」

真緒「……分かった。行こう」



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最終更新:2010年08月12日 00:39
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