シナリオ 7月3日(火曜日)・その11
女心とロックと…
真緒「………」[plc]
深呼吸を一つ。[lr]
そして、弾き始めた。[plc]
スチル予定その1-1
※夜の屋上、ギターの腕前を北上に見せる真緒
※北上はそれに驚いているという場面
※ここは~個人的には無しでもいいのかなって。短いしw
弦を抑える指に力が入るのが分かる。[lr]
見られていると最初から分かっているせいだろうか。[plc]
たぶんそれもあるだろうな。[lr]
でも、それ以上に思っている事がある。[plc]
ロックが好きだという事を北上に伝えたい。[plc]
言葉じゃなく、ギターを弾くことによって。[plc]
奏「……センセ」[plc]
横目で北上を見る。[lr]
信じられないって表情だ。[plc]
真緒「どう?」[plc]
奏「センセ、すごい!!」[plc]
真緒「嘘じゃなかっただろ?」[plc]
奏「うんうん!」[plc]
奏「見直したよセンセ! やっぱりアタシは見る目あったんだね!」[plc]
真緒「はは、照れるな」[plc]
奏「学生バンドってさっき言ってたけど、センセはギター?」[plc]
真緒「ご覧の通り、ギターだよ」[plc]
奏「わー! センセ凄いよー!!」[plc]
暗い夜に冴えるキラキラした瞳。[plc]
真っ直ぐに見つめられて……ちょっと恥ずかしい。[plc]
でもまぁ、機嫌も治ったみたいだし、万事解決だな。[plc]
スチル終わり
真緒「と、こんな感じかな」[plc]
奏「センセカッコいい!」[plc]
真緒「な、何か照れるな」[plc]
奏「ほんとだよ! アタシは嘘つかないし!」[plc]
真緒「そ、そっか。それより、もう怒ってないかな?」[plc]
奏「え? なんのこと? 全然怒ってないよ。[l]
それよりさ──」[plc]
真緒「そうか、なら良いんだ」[plc]
奏「ねね、ロックについて語ろうよセンセ」[plc]
真緒「ま、まぁ……少しだけならな」[plc]
奏「へへへ」[plc]
嬉しそうに笑って、ぼくに語りだす。[plc]
身振り手振りを交え、楽しそうに──[plc]
あまりの機嫌の良さに少し驚くが、悪い気分はしない。[plc]
しばらく付き合ってやろうと、ぼくはそう思った。[plc]
最終更新:2010年08月03日 23:14