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シナリオ 7月4日(水曜日)・その7

 あの子に注意!


寮へ帰宅。[plc]

ふうっと溜め息を漏らしつつネクタイを外す。[lr]
溜め息の原因は午後の授業の事。[plc]

午前中ほど騒がしくはならなかったが、
午後からの授業も酷いものだった。[plc]

崩壊の先端を切るのは、だいたい莉緒。[lr]
それに寮のメンバーが加わったり加わらなかったり……[plc]

寮長がフォローと助け舟を出してくれるも、それを
生かす事ができなかった。[plc]

でも落ち込んだりしない。[plc]
今日は駄目だったけど、明日こそは![plc]

その準備とでもいうか、今から莉緒たちと話をしよう。[plc]
せっかく同じ屋根の下にいるわけだし、なんとか話をして……[plc]

真緒「……いつがいいかな」[plc]

全員集まってるのは夕食時。[lr]
その時にでも話すか。[plc]

いや……全員に言っても効果ないかもな。[lr]
一人ずつ話していく方が良いかもしれない。[plc]

さて、まずは誰と話をしようか?[plc]

少し考える。[lr]
やっぱり最初は、莉緒だ。[plc]

一番酷かったのも莉緒だったしな。[plc]
よし、そうと決まれば、莉緒の部屋に行ってみるか。[plc]


真緒「ん? 誰?」[plc]

??「………」[plc]

真緒「あ、ちょっと!」[plc]

あれ、メイド服ってやつだよな?[lr]
でもここは日本なわけで……[plc]

コスプレ?[lr]
というか、あれは誰だ??[plc]

生徒って年齢でも無さそうだったし……[plc]
まさか、ほ、保護者であの格好??[plc]

奏「セーンセ。なにしてんの?」[plc]

真緒「あ、北上」[plc]

奏「なにキョロキョロしてるの?」[plc]

真緒「あ、いや、さっきここに人がいただろ?」[plc]

奏「えー、いないし」[plc]

真緒「女の人がさ」[plc]

奏「アタシだけだよ」[plc]

北上は見てないのか。[plc]

ま、いいや。[plc]
それより、せっかくだから先に北上と話をしようか。[plc]

北上は音楽の授業以外は特に騒いだりはしなかったけど、
いつも授業そっちのけでノートに落書きしているのは注意しなきゃいけない。[plc]

莉緒は……また後だ。[plc]

真緒「北上、話があるんだ」[plc]

奏「なに?」[plc]

真緒「ちょっと廊下じゃあれだから、先生の部屋で話そうか」[plc]

奏「うん」[plc]

奏「センセの部屋こんななんだ。ロックじゃないね」[plc]

真緒「それはいいから、話そうか」[plc]

奏「……なんなの?」[plc]

真緒「あのな……」[plc]


今日の授業中の態度について切り出していく。[lr]
説教を受けているため北上は不機嫌だ。[plc]

奏「………」[plc]

黙って聞いているものの、納得していない顔だな。[plc]

授業中真面目に取り組む事。[lr]
それと落書きをやめて、ちゃんとノートをとる事。[plc]
この二点を守るようにいい聞かせて話を終えた。[plc]

奏「………」[plc]

真緒「そういう訳だから、明日から頼むぞ」[plc]

奏「………」[plc]

真緒「じゃ、もういいぞ」[plc]

奏「……もっとロックな授業してくれればいいし」[plc]

真緒「え?」[plc]

奏「困ってるセンセ、ロックじゃなかったし……」[plc]

真緒「………」[plc]

奏「そんなセンセ見たくないし」[plc]

真緒「北上……」[plc]

奏「分かった。ちゃんとするし」[plc]

真緒「あ、ああ。分かってくれたならいいよ」[plc]

奏「………」[plc]

何も言わずジッとぼくを見てくるが、[lr]
もっとちゃんとしてよと、そう言われている気がした。[plc]

真緒「そうだな。先生が悪かった」[plc]

奏「………」[plc]

北上が部屋を出て行く。[plc]

言うべき事は言った。[lr]
本当に分かってもらえたのかは自信が無いけど……[plc]

とにかく、明日だ。[lr]
明日からまた頑張ろう![plc]



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最終更新:2010年07月18日 01:27
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