7/5-7

シナリオ 7月5日(木曜日)・その7

 明後日が楽しみ?

※ぶっとびすぎなんで、書き足す可能性も有


真緒「遅くなったな」[plc]

和「ああ」[plc]

思ったより阿部高との話し合いが長引いた。[plc]

話し合いといっても阿部高は黙って聞くだけで、
ほとんど一方的に話した感じだったけど。[plc]

黙って聞いてくれたのは良かったけど、
いつもの元気は無く終始辛そうな顔だった。[plc]

それで熱でもあるんじゃないかと、保健室へ行ったりしてたせいもあるだろう。[plc]
学園を出る頃にはすっかり夕暮れ時になってしまった。[plc]


真緒「熱じゃなくてよかったよ」[plc]

和「あ、ああ」[plc]

真緒「でも、まだ顔赤いよな?」[plc]

和「……赤くなんて」[plc]

真緒「明日さ、念のためもう一回診てもらおうか?」[plc]

和「だ、大丈夫だぜ」[plc]

真緒「そうか? でも具合悪くなったらすぐに言えよ」[plc]

和「ああ……」[plc]

真緒(……なんだろ)[plc]

真横をトボトボとあるく阿部高にいつもの『男らしさ』は無かった。[plc]
地面を見ながら歩く姿は、怒られた後の子どもの様だった。[plc]

ぼくは特に怒ったりもしなかったけど、色々聞いたのが原因なのかもしれない。[plc]
だが結局、阿部高に一番聞きたかった事は聞けずじまいで……[plc]

でも、音河先生の言う様に性同一障害じゃないと思う。[plc]
もし本当にそうなら、学園の制服を着たりなんかしないだろう。[plc]

和「………」[plc]





寮長「あ、お帰りなさい。遅かったですね」[plc]

真緒「ただいま。ちょっと話をしててね」[plc]

和「………」[plc]

寮長「そうですか。お疲れ様です」[plc]

真緒「いやいや、それより」[plc]

寮長「はい、もうご飯は出来てますので」[plc]

真緒「そうか。じゃ、行こうか安部高」[plc]

和「ああ」[plc]


食堂にはすでに莉緒たちが来ていた。[lr]
せかされるまま、ぼくと阿部高は席に着く。[plc]

真緒(おぉ、今日も美味しそうだ。でも……)[plc]

疲れのせいか食欲はあまり無い。[lr]
でも無理にでも食べないと体が持たないんだよな。[plc]

勢いよく食べる莉緒たちが羨ましい。[plc]
にしても莉緒の奴……よく食べるな。[plc]

莉緒「なによ?」[plc]

真緒「い、いや」[plc]

莉緒「……そういえば」[plc]

真緒「ん?」[plc]

莉緒「明後日ね!」[plc]

奏「あ、もうそんな時期なんだ!」[plc]

せえら「早いですわね」[plc]

真緒「明後日がどうしたの?」[plc]

莉緒「……七夕くらい知っときなさいよね」[plc]

真緒「ああ、七夕か。
でも、特に行事もないだろ?」[plc]

寮長「ええ、学校じゃなくて寮だけのイベントがあるんです」[plc]

奏「毎年ね、屋上でカーニバルするんだよ」[plc]

寮長「星を見ながらお喋りしたり、お菓子食べたりするだけですけどね」[plc]

真緒「へえ」[plc]

芽衣子「違うぞ寮長、今年はなにかが起こる。[lr]
まさか……零の領域で封印がついに!?」[plc]

真緒(……また始まった)[plc]

莉緒「ええ、何かが起こるわね。[lr]
でもそれは……あなたの願う物ではないわ」[plc]

芽衣子「なん……だと」[plc]

莉緒「それが起こればきっと私は歌ってるわ。[lr]
あなたたちへの[ruby r=レ ク イ エ ム text=鎮魂歌]をね!」[plc]

芽衣子「その言葉そっくり返そう寺井莉緒。[lr]
貴様こそ裁きを受けるのだ」[plc]

芽衣子「なに……苦しむ事無く刹那にその命を散らしてやる」[plc]

莉緒「なんですって!」[plc]

真緒(何か知らないけど…テンション高いな)[plc]

奏「リオたち楽しそうだね」[plc]

真緒「え? そうなのか?」[plc]

奏「だって凄いはしゃいでるし、お子さまだよね」[plc]

せえら「ほんとですわ」[plc]

寮長「ふふ、今年は先生もいますしね」[plc]

真緒「楽しそう……なのか?」[plc]

寮長「北上さん、八十記さん。
今年は先生の歓迎会もかねてやりましょうね」[plc]

せえら「気乗りしませんわね。センコーを歓迎するなんて」[plc]

奏「アタシも。そんなのかったるいしさ」[plc]

奏「お祭りで喜ぶのは子どもだけだよ。
そんなのもうアタシは卒業したし」[plc]

奏「だいたいロックじゃないし」[plc]

寮長「そんな事いわずに、ね?」[plc]

真緒「ま、まぁ、無理にやらなくてもさ」[plc]

寮長「ですけど」[plc]

せえら「……ま、寮長がそこまで仰るなら。[lr]
そうですわね、ワタクシは花火を用意致しますわ」[plc]

奏「あ、じゃあ、アタシなんか歌う!」[plc]

せえら「それだけは絶対にやめて欲しいですわ」[plc]

奏「なんでー!」[plc]

せえら「断固阻止ですわ」[plc]

奏「むぅー」[plc]

真緒(………)[plc]

寮長「ふふ、口では嫌がってても皆楽しそうですね」[plc]

真緒「そ、そうなのかな。それなら良いんだけど」[plc]

寮長「ただ……安部高さんが元気ないみたいで」[plc]

真緒「ああ、こないだのあれで考え込んでる。[lr]
今日話しあったから大丈夫だと思うけど」[plc]

寮長「そうですか……」[plc]

真緒「ま、様子をみてみるからさ。
それより食べようよ」[plc]

寮長「はい」[plc]

いつも以上ににぎやかな夕食。[lr]
みんな明後日の話で盛り上がってる。[plc]

七夕か。[lr]
こんな仕事じゃなかったら、普通の日で終わってたかもな。[plc]

さて、どうなる事やら……[plc]


 Back    Next




タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2010年07月19日 01:13
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。