SPREAD Ver.3.0J ｵﾝﾗｲﾝﾍﾙﾌﾟ/Action プロパティ - VB6.0 @ Wiki | Visual Basic 6.0

対　　象 fpSpreadコントロール

機　　能 各プロパティに設定した値に従って、実行する操作を設定します。

書　　式 fpSpread.Action[ = value%]

設 定 値 整数型（定数はSSOCX.BASで定義）

0	SS_ACTION_ACTIVE_CELL	アクティブセル
1	SS_ACTION_GOTO_CELL	セルに移動
2	SS_ACTION_SELECT_BLOCK	セルブロックの選択
3	SS_ACTION_CLEAR	消去
4	SS_ACTION_DELETE_COL	列の削除
5	SS_ACTION_DELETE_ROW	行の削除
6	SS_ACTION_INSERT_COL	列の挿入
7	SS_ACTION_INSERT_ROW	行の挿入
11	SS_ACTION_RECALC	再計算
12	SS_ACTION_CLEAR_TEXT	テキストの消去
13	SS_ACTION_PRINT	印刷
14	SS_ACTION_DESELECT_BLOCK	セルブロックの選択解除
15	SS_ACTION_DSAVE	データの保存
16	SS_ACTION_SET_CELL_BORDER	罫線の設定
17	SS_ACTION_ADD_MULTISELBLOCK	複数セルブロックの追加選択
18	SS_ACTION_GET_MULTI_SELECTION	複数セルブロックの取得
19	SS_ACTION_COPY_RANGE	セルブロックのコピー
20	SS_ACTION_MOVE_RANGE	セルブロックの移動
21	SS_ACTION_SWAP_RANGE	セルブロックの入れ替え
22	SS_ACTION_CLIPBOARD_COPY	クリップボードにコピー
23	SS_ACTION_CLIPBOARD_CUT	クリップボードに切り取り
24	SS_ACTION_CLIPBOARD_PASTE	クリップボードから貼り付け
25	SS_ACTION_SORT	並べ替え
26	SS_ACTION_COMBO_CLEAR	コンボボックスの項目消去
27	SS_ACTION_COMBO_REMOVE	コンボボックスの項目削除
28	SS_ACTION_RESET	初期化
29	SS_ACTION_SEL_MODE_CLEAR	選択の解除
30	SS_ACTION_VMODE_REFRESH	仮想バッファの初期化
32	SS_ACTION_SMARTPRINT	スマートプリント

用　　法 設計時：なし
　　　　 実行時：設定のみ

解　　説 Actionプロパティの以下の設定は、セルとセルブロックに対してのみ有効です。列、行、スプレッドシート全体に対しては無効です。

19－セルブロックのコピー
20－セルブロックの移動

Action ﾌﾟﾛﾊﾟﾃｨの定数

「0　SS_ACTION_ACTIVE_CELL アクティブセル」

Col 、Row プロパティが示すセルをアクティブセルにします。

With fpSpread1
	.Col = 20
	.Row = 20
	.Action = SS_ACTION_ACTIVE_CELL
End With

「1　SS_ACTION_GOTO_CELL セルに移動」

アクティブセルは変えずに、Col、Rowの各プロパティで指定したセルをPosition プロパティで指定した位置に表示します。

With fpSpread1
	.Col = 5
	.Row = 5
	.Position = SS_POSITION_UPPER_LEFT
	.Action = SS_ACTION_GOTO_CELL
End With

「2　SS_ACTION_SELECT_BLOCK セルブロックの選択」

Col、Row、Col2、Row2の各プロパティが示すセルブロックを選択状態にします。

With fpSpread1
	.Col = 2
	.Row = 2
	.Col2 = 4
	.Row2 = 4
	.Action = SS_ACTION_SELECT_BLOCK
End With

「3　SS_ACTION_CLEAR 消去」

セルまたはセルブロックのセル型と値を消去します。セルブロックを消去する場合、Col、Row、Col2、Row2の各プロパティでクリアする範囲を指定し、BlockMode プロパティをTrueにしてセルブロックを有効にしてください。

With fpSpread1
	.Col = 3
	.Row = 4
	.Col2 = 4
	.Row2 = 8
	' セルブロックを有効にします。
	.BlockMode = True
	' セル型と値を消去します。
	.Action = SS_ACTION_CLEAR
	' セルブロックを無効にします。
	.BlockMode = False
End With

「4　SS_ACTION_DELETE_COL 列の削除」

Colプロパティが示す列を削除します。複数の列を削除する場合、Col、Col2の各プロパティで削除する範囲を指定し、BlockModeプロパティをTrueにしてセルブロックを有効にしてください。

With fpSpread1
	.Col = 3
	.Col2 = 4
	.BlockMode = True
	.Action = SS_ACTION_DELETE_COL
	.BlockMode = False
End With

• 列を削除してもMaxCols プロパティの値は変わりません。

「5　SS_ACTION_DELETE_ROW 行の削除」

Row プロパティが示す行を削除します。複数の行を削除する場合、Row、Row2 の各プロパティで削除する範囲を指定し、BlockModeプロパティをTrueにしてセルブロックを有効にしてください。

With fpSpread1
	.Row = 3
	.Row2 = 4
	.BlockMode = True
	.Action = SS_ACTION_DELETE_ROW
	.BlockMode = False
End With

• 行を削除してもMaxRows プロパティの値は変わりません。

「6　SS_ACTION_INSERT_COL 列の挿入」

Colプロパティが示す列に新しい列を挿入します。複数の列を挿入する場合、Col、Col2の各プロパティで挿入する範囲を指定し、BlockModeプロパティをTrueにしてセルブロックを有効にしてください。

With fpSpread1
	.Col = 2
	.Col2 = 3
	.BlockMode = True
	.Action = SS_ACTION_INSERT_COL
	.BlockMode = False
End With

• 列を挿入してもMaxColsプロパティの値が増える訳ではありません。データの損失を避けるため、列を挿入する前にMaxColsの値を大きくしてください。

「7　SS_ACTION_INSERT_ROW 行の挿入」

Rowプロパティが示す行に新しい行を挿入します。複数の行を挿入する場合、Row、Row2 の各プロパティで挿入する範囲を指定し、BlockModeプロパティをTrueにしてセルブロックを有効にしてください。

With fpSpread1
	.Row = 2
	.Row2 = 3
	.BlockMode = True
	.Action = SS_ACTION_INSERT_ROW
	.BlockMode = False
End With

• 行を挿入してもMaxRowsプロパティの値が増えるわけではありません。データの損失を避けるため、行を挿入する前にMaxRowsの値を大きくしてください。

「11　SS_ACTION_RECALC 再計算」

すべての数式を再計算します。

fpSpread1.Action = SS_ACTION_RECALC