T-150
祝! 3優等。(自慢かな?)
概要
T-150とは、ソ連のTier6HTである。一言で言えば、ソ連のTier5HTであるKV-1を正当進化させた戦車である。
そんな名前の戦車のいたっけ?という方へ
ソ連のTier6HTと言えば、貫通175で1発390ダメージを出す122mm砲やDPMが2000に迫る100mm砲を持つKV-85や、152mmの巨砲でHEのダメージが910というKV-2を想像する人が多いだろう。しかし、その2両しかソ連のTier6HTがいないわけではない。3両目がいるのだ。その名も、T-150。
特徴
概要にも書いたとおり、多くの面でKV-1を正当進化させている車両となっている。走攻守の面それぞれで見ていこう。
・走(機動力)
KV-1はなぜあんなに遅いのか?それは、エンジンが車両重量に対して非力すぎたからである。KV-1が出力重量比がわずか10.18(重量約49トン・エンジン500馬力)であるに対して、T-150のそれは12.89(重量約54トン・エンジン700馬力)となっている。スペック上の最高速度こそ1km/hしか向上していないが、エンジンの200馬力の差が、最高速での移動を可能とするのだ。ただし、砲塔旋回速度は毎秒24度で変化無し、車体旋回速度にいたっては毎秒18度(KV-1は毎秒20度)と悪化しており、豚飯時の角度調整やNDKされた時など、とにかく接近戦での苦労は避けられない。
・攻(攻撃力)
DPMこそそこまで高くは無いものの、ソ連らしい高火力を発揮できる107mm砲が主武装となる。しばしばKV-85が積める100mm砲と比較されるが、こちらの107mm砲のほうが口径が7mm大きいぶん、単発ダメージは50大きい(107mm砲:300ダメージ/100mm砲:250ダメージ)。装填速度も、擬似ターン制を行うことが可能8秒台で、KV-85の122mm砲や、KV-2の152mm砲のように、1発撃った隙を突かれて相手に数発撃たれるような事はほとんど無い。また、KV-85が使いにくいとされる一つの理由である俯角(3度)も、T-150は倍以上(7度)取る事ができ、より多く攻撃のチャンスをつかむ事ができる。攻撃するために車体を乗り出しすぎて撃たれる、ということも少ない。ただし、精度と収束に関しては100mm砲がそれぞれ0.38と2.3秒であるのに対して、107mm砲は0.45と3.4秒となっており、まるでnerf前のKV-1S(旧ソ連のTier6HT)や、現在のソ連のTier7HTであるISの122mm砲(それぞれ0.46、3.4秒)であるかのような砲性能である。貫通力は100mm砲がAPで170、APCRで210、122mm砲がAPで175、APCRで217であるのに対して、107mm砲はAPで167、APCRで219となっており、ほとんど差は無い。APCRを使うことで、格上のTier8HTに対しても、十分弱点を正面から貫通可能である。精度は厳しいが。
・守(防御力)
他のソ連Tier6HTと比べると、(数値上で)負けているのは砲塔背面の装甲厚のみ(T-150が75mm、KV-85が90mm)であり、そもそもそんなところを撃たれる時点で囲まれて死ぬのは明らかなので、正面で撃ち合いをするなら、T-150が一番硬いと言える。砲塔は前面と側面が100mm(もちろん正面には防盾あり。)、車体は前面と側面が90mmと、豚飯やハルダウンに適している。平地で敵とバッタリ出くわしても、少し車体を傾けて昼飯の角度を取る事で、敵弾を弾く、履帯吸収する可能性があがる。なお、ここまで防御力が優れていると書いたものの、見た目どおりキューポラや操縦手用の覗き穴といった弱点が正面にでかでかと存在いる。そこで、装填中などは、遅い収束が装填に間に合うように注意しながらも、車体や砲塔のフリフリも忘れないようにしたい。ただし、砲塔をフリフリしすぎると、垂直かつ防盾が無く、比較的貫通されやすい砲塔側面に喰らって死ぬ。もっとも、真正面から見た時の砲塔側面装甲の角度が甘く(真正面から見て見かけの装甲厚は約200mmほどとなる。)、金弾を使われたり、Tier8などの高貫通力砲が相手だったりすると貫通される事もあるので、装填中はきちんと隠すようにしたい。