■セッションハンドアウト
GMはセッションに参加する際、そのシナリオのあらすじと各プレイヤー(プレイヤーキャラクター、以下PC)の役割や立場、最初の導入を明記した「ハンドアウト」を作成します。
PCの人数は4人(場合によっては5人)です。一人のPCにつき、一つの導入が与えられます。各PCには番号が割り振られ、概ねPC1がシナリオの中心的な立ち位置になります。
GMはセッションに参加する際、そのシナリオのあらすじと各プレイヤー(プレイヤーキャラクター、以下PC)の役割や立場、最初の導入を明記した「ハンドアウト」を作成します。
PCの人数は4人(場合によっては5人)です。一人のPCにつき、一つの導入が与えられます。各PCには番号が割り振られ、概ねPC1がシナリオの中心的な立ち位置になります。
▼クエスト
セッションハンドアウトと同時に、GMは各プレイヤーに対してセッションの目的として「クエスト」を公開します。PCは自身に与えられた「クエスト」を達成することを目的に行動します。
開示時点の「クエスト」は、各PCで対立する内容でも構いません。ただしこのゲームは「対立型」のシナリオを想定せず設計されています。GMは後述する「シークレット」などをうまく活用し、最終的にPCたちが協力し、「クエスト」を達成できるよう配慮してください。「シークレット」の開示によって「クエスト」の内容が変更される、などの事態を起こしても構いません。
セッションハンドアウトと同時に、GMは各プレイヤーに対してセッションの目的として「クエスト」を公開します。PCは自身に与えられた「クエスト」を達成することを目的に行動します。
開示時点の「クエスト」は、各PCで対立する内容でも構いません。ただしこのゲームは「対立型」のシナリオを想定せず設計されています。GMは後述する「シークレット」などをうまく活用し、最終的にPCたちが協力し、「クエスト」を達成できるよう配慮してください。「シークレット」の開示によって「クエスト」の内容が変更される、などの事態を起こしても構いません。
▼シークレット
ハンドアウトの性質によっては、特定PCに「シークレット」と呼ばれる秘匿情報が与えられることがあります。
「シークレット」はPCあるいはその関係者にとり重要な意味を持ち、特定の条件を満たさない限り自ら開示することができない情報です。
オープニング・アクトで自身のシーンが回ってくるまで、当該PCも「シークレット」の内容を知ることはできません。ただし、GMはハンドアウトを提示する際に「シークレットが存在する」ことを明記するよう注意してください。また、「シークレット」の開示により「クライマックス・フェイズ」においてPC同士の対決にならないよう、GMは配慮する必要があります。
ハンドアウトの性質によっては、特定PCに「シークレット」と呼ばれる秘匿情報が与えられることがあります。
「シークレット」はPCあるいはその関係者にとり重要な意味を持ち、特定の条件を満たさない限り自ら開示することができない情報です。
オープニング・アクトで自身のシーンが回ってくるまで、当該PCも「シークレット」の内容を知ることはできません。ただし、GMはハンドアウトを提示する際に「シークレットが存在する」ことを明記するよう注意してください。また、「シークレット」の開示により「クライマックス・フェイズ」においてPC同士の対決にならないよう、GMは配慮する必要があります。
▼トロフィー
ハンドアウトの性質によっては、特定PCや登場NPCが「トロフィー」と呼ばれる重要なアイテムを所持している場合があります。
「トロフィー」はそのセッション(あるいはキャンペーン)の間に限り効果を発揮し、いかなる種別にも分類不可能なアイテムです。「トロフィー」は独自の効果を所有者にもたらしますが、それが有利なものであれ不利なものであれ、捨てたり他人に押し付けたりすることはできません。【交渉】などの技能による即決勝負に敗北し譲り渡すことになった、という状況ならあり得るでしょう。また「トロフィー」は人物ではありませんが、「意志」を持つ可能性があり、自ら所有者を選択する権限を持ち得ます。そういった意味では、NPCに分類しても良い存在です。
さらに「トロフィー」には「シークレット」が存在する可能性もあり得ます。ハンドアウト提示時点で「ヴァルナラブル」の「シークレット」有無を明示する義務はありません。もちろん円滑なセッション運用のためにあらかじめプレイヤーに伝えておいても問題はないでしょう。
ハンドアウトの性質によっては、特定PCや登場NPCが「トロフィー」と呼ばれる重要なアイテムを所持している場合があります。
「トロフィー」はそのセッション(あるいはキャンペーン)の間に限り効果を発揮し、いかなる種別にも分類不可能なアイテムです。「トロフィー」は独自の効果を所有者にもたらしますが、それが有利なものであれ不利なものであれ、捨てたり他人に押し付けたりすることはできません。【交渉】などの技能による即決勝負に敗北し譲り渡すことになった、という状況ならあり得るでしょう。また「トロフィー」は人物ではありませんが、「意志」を持つ可能性があり、自ら所有者を選択する権限を持ち得ます。そういった意味では、NPCに分類しても良い存在です。
さらに「トロフィー」には「シークレット」が存在する可能性もあり得ます。ハンドアウト提示時点で「ヴァルナラブル」の「シークレット」有無を明示する義務はありません。もちろん円滑なセッション運用のためにあらかじめプレイヤーに伝えておいても問題はないでしょう。
■NPCの種別と性質
▼コンパニオン
ハンドアウトの性質によっては、特定PCに「コンパニオン」と呼ばれる同行者が与えられることがあります。
「コンパニオン」はPCあるいはその関係者にとり重要な意味を持ち、該当PCはこのキャラクターの保護を最優先しなければなりません。「コンパニオン」は有用な同行者にもなり得ますし、厄介な足手まといにもなり得ます。
また「コンパニオン」は「シークレット」を持ち得ます。「シークレット」の開示によって、「コンパニオン」が後述する「モータルエネミー」などに変化する場合もあり得ますが、ハンドアウト提示時点で「コンパニオン」の「シークレット」有無を明示する義務はありません。もちろん円滑なセッション運用のためにあらかじめプレイヤーに伝えておいても問題はないでしょう。
ハンドアウトの性質によっては、特定PCに「コンパニオン」と呼ばれる同行者が与えられることがあります。
「コンパニオン」はPCあるいはその関係者にとり重要な意味を持ち、該当PCはこのキャラクターの保護を最優先しなければなりません。「コンパニオン」は有用な同行者にもなり得ますし、厄介な足手まといにもなり得ます。
また「コンパニオン」は「シークレット」を持ち得ます。「シークレット」の開示によって、「コンパニオン」が後述する「モータルエネミー」などに変化する場合もあり得ますが、ハンドアウト提示時点で「コンパニオン」の「シークレット」有無を明示する義務はありません。もちろん円滑なセッション運用のためにあらかじめプレイヤーに伝えておいても問題はないでしょう。
▼モータルエネミー
ハンドアウトの性質によっては、特定PCに「モータルエネミー」と呼ばれる敵対者が与えられることがあります。
「モータルエネミー」の存在するハンドアウトを配布されたPCは、「モータルエネミー」の追跡および打倒が目的となります。「モータルエネミー」も「シークレット」を持ち得ます。「シークレット」の開示により「モータルエネミー」が「ヴァルナラブル」や後述の「バッカー」になる可能性もあり得るでしょう。ハンドアウト提示時点で「モータルエネミー」の「シークレット」有無を明示する義務はありません。もちろん円滑なセッション運用のためにあらかじめプレイヤーに伝えておいても問題はないでしょう。
ハンドアウトの性質によっては、特定PCに「モータルエネミー」と呼ばれる敵対者が与えられることがあります。
「モータルエネミー」の存在するハンドアウトを配布されたPCは、「モータルエネミー」の追跡および打倒が目的となります。「モータルエネミー」も「シークレット」を持ち得ます。「シークレット」の開示により「モータルエネミー」が「ヴァルナラブル」や後述の「バッカー」になる可能性もあり得るでしょう。ハンドアウト提示時点で「モータルエネミー」の「シークレット」有無を明示する義務はありません。もちろん円滑なセッション運用のためにあらかじめプレイヤーに伝えておいても問題はないでしょう。
▼バッカー
ハンドアウトの性質によっては、特定PCに「バッカー」と呼ばれる支援者が与えられることがあります。
「バッカー」は協力的なNPCで、必ずしも保護を必要とせず、PCと行動を共にしません。また「お願いごと」をしてくることはありますが、後述の「フィクサー」と異なり該当ハンドアウトを与えられたPCは「バッカー」との利益相反を意識する必要はありません。「バッカー」も「シークレット」を持ち得ます。「シークレット」の開示により「バッカー」が「モータルエネミー」などに変化する場合もあり得ます。ハンドアウト提示時点で「バッカー」の「シークレット」有無を明示する義務はありません。もちろん円滑なセッション運用のためにあらかじめプレイヤーに伝えておいても問題はないでしょう。
ハンドアウトの性質によっては、特定PCに「バッカー」と呼ばれる支援者が与えられることがあります。
「バッカー」は協力的なNPCで、必ずしも保護を必要とせず、PCと行動を共にしません。また「お願いごと」をしてくることはありますが、後述の「フィクサー」と異なり該当ハンドアウトを与えられたPCは「バッカー」との利益相反を意識する必要はありません。「バッカー」も「シークレット」を持ち得ます。「シークレット」の開示により「バッカー」が「モータルエネミー」などに変化する場合もあり得ます。ハンドアウト提示時点で「バッカー」の「シークレット」有無を明示する義務はありません。もちろん円滑なセッション運用のためにあらかじめプレイヤーに伝えておいても問題はないでしょう。
▼フィクサー
ハンドアウトの性質によっては、特定PCに「フィクサー」と呼ばれる依頼人・上官などが与えられることがあります。
「フィクサー」は原則PCから見た上位者であり、命令や依頼をする立場です。このハンドアウトを与えられたPCは「フィクサー」と利益相反しないよう立ち回る必要があります。「フィクサー」も「シークレット」を持ち得ます。「シークレット」の開示により「フィクサー」が「モータルエネミー」などに変化する場合もあり得ます。ハンドアウト提示時点で「フィクサー」の「シークレット」有無を明示する義務はありません。もちろん円滑なセッション運用のためにあらかじめプレイヤーに伝えておいても問題はないでしょう。
ハンドアウトの性質によっては、特定PCに「フィクサー」と呼ばれる依頼人・上官などが与えられることがあります。
「フィクサー」は原則PCから見た上位者であり、命令や依頼をする立場です。このハンドアウトを与えられたPCは「フィクサー」と利益相反しないよう立ち回る必要があります。「フィクサー」も「シークレット」を持ち得ます。「シークレット」の開示により「フィクサー」が「モータルエネミー」などに変化する場合もあり得ます。ハンドアウト提示時点で「フィクサー」の「シークレット」有無を明示する義務はありません。もちろん円滑なセッション運用のためにあらかじめプレイヤーに伝えておいても問題はないでしょう。
▼エキストラ
データを持たないキャラクターです。基本的にPCを妨害することもできませんし、力を貸すこともできません。しかし何らかの情報を持っている可能性はあるでしょう。
データを持たないキャラクターです。基本的にPCを妨害することもできませんし、力を貸すこともできません。しかし何らかの情報を持っている可能性はあるでしょう。
▼モブ
データを持ちますが、特に重要な役割を持たないキャラクターです。ボスの取り巻きや、途中で登場する中ボスなどが該当するでしょう。
データを持ちますが、特に重要な役割を持たないキャラクターです。ボスの取り巻きや、途中で登場する中ボスなどが該当するでしょう。
▼トループ
エキストラやモブの集団です。基本的にはモブと同じ扱いですが、一部スキルや魔法にはトループを対象でないと効果を発揮しないものがあります。
エキストラやモブの集団です。基本的にはモブと同じ扱いですが、一部スキルや魔法にはトループを対象でないと効果を発揮しないものがあります。