例のご婦人によれば「何度か訪問したけれど本当に素敵な場所で、ワインも素晴らしいからおススメよ」とのことであるし、しかもハイジ・バレット女史が携わったワイナリーときているのであるから、これは確かに大変な興味をそそられた。しかし、1つ大きな問題が。このFantesca、例のご婦人に紹介されてからウェブで調べてみたところ、どうやらNot open to the public、すなわち一般客は訪問できないワイナリーだったのである。
2011 La Petite Rose
メモが取りきれていないのだが、確かカベルネで造ったロゼ。2011年は、葡萄が思うような成熟を遂げなかったものの、赤ワインには向かないその成熟の仕方が、ロゼにはうってつけだったのだそうだ。それで、ハイジ女史が造ったのがこれ。色は鮮やかなピンク。甘酸っぱくて、まるでスパークリングのような、ウキウキする香り。酸味がしっかりしていてフルーティ。
2008 La Petite Soeur
赤のブレンド。香りは穏やか。口当たりは軽やかで、なめらかな甘さと酸味が中心。
2009 Cabernet Sauvignon
これがFantescaのフラッグシップワイン。甘くエレガントな香り。味は、鮮やかな酸味と、なめらかな甘さとのバランスが素晴らしい。La Petite Seourよりやや甘い印象。おいしい!
2009 Amuse Bouche Red Wine
メルローが主体。イチゴのような、軽やかだが落ち着いた香り。クールで軽やかでなめらかな甘さがある。アフターにはかすかな苦味。おいしい!
2009 Au Sommet
ややハービィな香り。苦味と渋みがあってスモーキーだが、重たくはない。苦み走った長いアフター。