Pali Wine Co.(2012年4月訪問)
Santa Rita Hillsの西に、Lompocの街があり、そこには10以上のワイナリーのテイスティングルームが軒を連ねる
Lompoc Wine Ghetto がある。この日は午後からWine Ghettoにあるテイスティングルームを回ることを目指していたが、午前中は別途もう1軒ワイナリーを訪問しようと考えており、選んだのが同じLompocにあるここPaliだった。
PaliはLompocの街の中でも割と郊外の方にある、ガッチガチの倉庫系ワイナリー。それはもう、
Siduri に全く引けを取らない倉庫っぷりだ。それらしい看板も無いので、住所だけを頼りに辿り着く必要がある。
↑番地だけが目印
テイスティングは、金曜・土曜は午前11時から4時までやっているが、
その他 の日は要予約らしい。この日は土曜だったので、予約は取らずに訪問した。
完全に倉庫っぽい外観のでかい建物に、いくつかでかい入口があって、どれもシャッターが下りているのだが、1つだけ開いている。
そこから中を覗くと、ワインの樽がずら~っと並んで…いや、ド~ンと積み上げられている。
誰も人がいないけれど、多分ここで間違いない。入っていって”Excuse me?”と声をかけると、“Do you taste wines?”と作業中のお兄さんがひょっこり積み上げられたワイン樽の一番上から顔を出した。
倉庫の一角に設けられたテーブルに、何本かワインの瓶が並んでいる。ここでテイスティングをさせてもらった。
テイスティング料金は$10で、ワインを1本買えば無料になる。飲ませてもらったのは以下。
2010 “Charm Acres” Chardonnay Sonoma Coast ($20)
そこそこしっかりしたイエローで、トロっとした見た目。ロースト香を感じた。しっかりした酸味と果実味がキレイ。
2009 “Riviera” Pinot Noir Sonoma Coast ($19)
ソノマの4つの畑から採れた葡萄を使うとのこと。ダークな赤紫色。なめらかな舌触り。酸と渋みと仄かな甘味がバランス良く、アフターは柔らかい。うまい。これで$19とは何ともお買い得!
2009 “Huntington” Pinot Noir Santa Barbara County ($19)
色はこれもやはりダークな赤紫。香りはRivieraよりもちょっと鉄っぽい感じが強いように感じられた。味は、やや甘味の勝る口当たりから始まって、酸味がそれに取って代わって長いアフターへと続く。これもうまい、そして安い!
2009 Fiddlestix Vineyard Pinot Noir Sta. Rita Hills ($48)
香りはやや穏やかだが甘くエレガントでグッド。味のバランスが良く、どこにも突出した要素を感じない。ジューシーで余韻は長く、うまい。ただ、RivieraやHuntingtonと比べてここまでの価格差は感じられない。
2008 “Temescal” Grenache/Mourvedre Central Coast ($29)
ここまでに飲んだピノとあまり変わらない色合い。品種を考えると、かなり明るい色ということになるだろうか。香りには仄かな甘さと酸が感じられ、飲んでみると味は酸が中心。ボディはやや軽い。アフターには酸と渋みが感じられ、スッキリ。
2008 “Highlands” Napa Valley ($29)
メルロー主体のワイン。色は暗く、酸が主体の味。気軽なうまさ。
↑倉庫内にはこんなタンクも
テイスティングに使わせてくれたグラスはやや大ぶりで、いかにもピノによさそうな感じのロゴ入りのもの。おかわり方式なのだが、1杯飲んで次のワインにいく前に、次のワインでグラスを洗ってくれる。さっき作業中だった、腕に入れ墨がバリバリ入ったお兄さんが1人で切り盛りしているのだが、いやー実に丁寧だ。
飲んだワインの中では、確かに値段の張るFiddlestix Vineyardのものも良いのだけれど、$19のピノ2つがいずれも香り高く、良かった。このコストパフォーマンスが高さは素晴らしい!
途中で別の客が来たが、自分はノートを取りながらゆっくり飲んでいたので、しばらくするとまた客は自分一人という状態に。そこからしばらくワインビジネスの話など聞きつつ、ワインを飲んだ。
さて、去り際。我が家の冷蔵庫にはもうかなりの本数のワインが詰まっているし、どうしようかとさんざん迷ったのだが、結局$19の2009 “Riviera” Pinot Noir Sonoma Coastを購入した。
そうしたら、なんと「これと比べて飲むといいよ」と同じワインの2010年ヴィンテージのハーフボトルをオマケしてくれたではないか!
さらに、ロゴ入りグラスも持って行ってよいとのこと。「これでいつでもPaliを思い出せるでしょ?」と。
ホームページにはテイスティングがグラス付きだとは書いてなかったし、他の客には帰り際にグラスを渡している様子もなさそうだったので、もしかしてこれも自分だけオマケしてもらったのでは…。
いやはや、ワイナリーの人と話し込むと、いいことがあるなあ。
最終更新:2013年07月06日 00:34