Ridge Vineyards(2011年12月訪問)
Caleraでの試飲を終えた後、サンフランシスコに至る途中、寄り道してRidgeを訪問した。
RidgeはMonte Belloの山の頂上と、
Sonomaの両方にテイスティングルームを有しているが、今回訪問したのはMonte Belloの方。途中、何度も道を間違えたのか不安になるほど、くねくねした山道を登りに登り詰めて、ようやく辿り着いた時には日が沈みかけていた。テイスティングルームが閉まる直前に滑り込みセーフという感じ。
テイスティングは3種類あったが、私は1番高い20ドルのやつを頼んだ。飲ませてもらったのは以下。
2009 Mikulaco CHARDONNAY
2009 Geyserville ZINFANDEL
2009 Lytton Springs ZINFANDEL
2007 Lytton Estate ZINFANDEL (Primitivo)
2004 Santa Cruz Mountains (←メニューに入っていなかったがオマケ)
2008 Monte Bello
Ridgeといえばなんといってもジンファンデル(らしい)。「神の雫」などによればどうやら「甘い」らしいので、どのジンファンデルもさぞかし甘いのだろうと思っていたが、甘みは予想していたほどではなく、むしろアフターに残る渋味が共通していた。
Geyservilleは酸味が一番弱かったかも。果実味をともなう酸味が印象的。Lytton Springsは香りが華やかで、Geyservilleよりはやや甘く、酸は少ない。Lytton Estateはもうちょっと甘い印象?Lytton Springsより軽くてジューシー。
それと、恥ずかしながら後から気づいたのだが、最後に飲んだMonte Belloという一番高いカベルネ主体のブレンドは、かの有名な
パリ・テイスティングに出品されたものだった。もちろん、私が試飲したのは、そこに出品されたもの(1971年)とはヴィンテージが異なる。なお、当のMonte Bello 1971年は、パリ・テイスティングから30年後に行われた3度目の対決において1位となっている。どおりで、テイスティングの対応をしてくれたワイナリーの人も「最低10年は寝かせないと飲み頃にはならないんだけどね」と言っていたわけだ。じゃあ、寝かせてから売ってくれればいいのに。渋すぎて飲めないというようなことは無かったが、味が濃く重たい感じで、言われてみればいかにもまだまだ熟成しそうという感じではあった。
最終更新:2016年10月09日 15:09