夏のキソ固め

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【山行名】

「夏のキソ固め」(中央アルプス縦走)

【日時】

2007年7月31日(火)~8月2日(木)        (2泊3日)

【メンバー】

C.L. 丸山(2年) S.L.大石(3年)、越後谷(3年)、塩谷(3年)、吉川(3年)、石田(2年)、小林(1年)

【日程】

7/31(火)

5:00
つくば駅集合。メンバーの村上は、足首の痛みのため欠席する。
6:50新宿発の中央高速バスに乗る。回数券を利用すれば、新宿⇔駒ヶ根市で片道、¥3250
11:00
一気に標高2600mの千畳敷までいく。千畳敷カールはこれ以上ないくらいの快晴で、観光客が多かった。
荷物を整理して出発
カールのふちに出る。
空気が澄んでいるので、前方には木曽駒ケ岳が、後方には宝剣岳が近くに見える。
13:48
テント場着。
テントを張って、ほぼ空身で木曽駒へ出発。
南アや、御嶽山、乗鞍岳、富士山が望める。
テント場に戻る。小林が体調の不調を訴える。気持ちが悪いと、夕食もほとんど食べなかった。一気に高度をあげたせいだろうか?小林以外のメンバーには、高山病の症状は現れなかった。
就寝。

8/1(水)

3:00
起床。満月が明るい。快晴。
出発。
他の登山客も少なく、足場も乾いていて、風も少ないなど条件がよかったので危険箇所の宝剣周辺も楽に通過することが出来た。宝剣岳の頂上で日の出を見た。(5:02)
宝剣の南側は、岩が空中に向かって突き出た足場があったり、高度感満点だった。でも、北アの不帰キレットなどと比べるとそれほど怖いとは感じなかった。
ここで小林が腹痛で、大石先輩についていってもらって、ロープウェイの駅まで降りる。その間他のメンバーはコーヒーを飲むなどして極楽平で待った。50分ほどして2人が戻る。小林さんは見た目には大丈夫そうだ。
7:43
細かいアップダウンが続く。一つ一つのアップやダウンは10分と続かないのでそれほど疲れない。
今日の日程はメンバーの体調しだいでは檜尾岳避難小屋までにすることも考えていたが、ここまで順調だったので話し合うこともなく進む。石田君のペースが落ちて、前の二人と分断するようになる。石田君はつらそうな様子ではなく、自分のペースで淡々と歩けていた。
この一本はコースタイムをオーバーした。相変わらず展望は抜群だ。ガスが出ていないばかりでなく、遠くの景色まで見わたせた。目指す空木岳も、今朝後にした宝剣岳もよく見えた。


東川岳からかなり急な斜面を20分ほど下ると、木曽殿山荘に到着した。
ここからの空木の登りに備えて、長めの休憩をとった。
空木岳第一小ピーク。ぐんぐん高度を上げていった。登りなのに、高度感が怖いくらいだった。
14:29 空木岳山頂
空木岳のピークはその位置がわかりにくく、精神的に消耗した。山頂では少しガスが出たもの、気持ちが良かった。後は避難小屋までの下りだけなので、のんびりした。
16:00 空木平避難小屋
山頂から避難小屋までの下りはコースタイム30分のところ、二倍の時間がかかった。ちょっとエアリアがおかしい気がした。かろうじて天気図の時間に間に合った。
18:30頃 就寝。

8/2(木)

3:00
起床。晴れ。
出発。一応、1000円の協力金を置いてきたが、このとき小屋を掃除していかなかったことが、あとで反省点として挙げられた。
昨日に比べて速いペースで歩いた。危険箇所の小地獄・大地獄はしっかりと足場が作られていたので、全く危険ではなかった。
7時頃から少し雨が降ってきたので、少し止まって合羽を着た。
9:29
下山。途中、林道終点からの道が少し分かりにくかった。

反省

小林:天気に恵まれてよかった。体力が足りないことと、体調を崩してしまったことが問題点だった。
越後谷:ロープウェイや避難小屋の利用など、普段のワンゲルの山行とは違った要素があった。定番ルートだけあって道が歩きやすかった。2日目の朝は予想以上に冷え込んだ。
塩谷:北ア長期を乗り切った後だったので、正直欠席しようかと思っていたが、天気がよかったので、参加して正解だった。まだ読図が十分に出来ないのが反省点。次の北海道の山行で意識したいと思う。また、「空木岳」の漢字が読めなかった。行く山の名前くらい、事前に把握しなくては。
石田:ワンゲルに入部して2回目の山行だった。まだ、歩き方が慣れていなかった。もっといろいろな山へ行って、山歩きに慣れていきたい。読図と、メンタル面の強化が課題だ。
吉川:ヘッドランプを忘れてしまった。長期では気をつけたい。石田君の後ろを歩いていて感じたことだが、前と間があいてしまったときに、石田君がルートファインディングをしなければならなくなって、大変そうだった。
大石:サブリーダーとして、歩きかたを工夫してみた。2日目は時間の余裕があまりない状況だったので、石田君が自分のペースで歩けるように配慮した。3日目は逆に、間があかないようにこまめに待った。自分が後ろを歩いているときに感じたことを、SLになったときに活かしてほしい。さすが塩谷さんは時間を大切にするなど、長期の感覚が身についていて感心した。反省点として、使わせてもらった避難小屋の掃除を誰もしようとしなかったことは残念だった。
丸山:2日目の日程は正直、宝剣岳通過や9時間行動など不安がいっぱいだった。が、好天気だったこともあり、それほど大変な思いをせずにクリアできて安堵した。小林さんの体調が悪くなったときなど、3年生の先輩に対応をまかせっきりなってしまった。自分も、山での適切なトラブルシューティングが出来るようにならなければ、と感じた。なお今回は、バスとロープウェイで一気に2600mまで登ってしまうという異例の山行だった。コンパクトな日程で夏のアルプスを満喫できたと言う点では、こういうのもありだなと思った。
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