【山行名】
晴れたら最高!!笛吹川・東沢釜ノ沢
【日時】
2006年7月9日(日)~13日(木) 1泊2日 予備日2日 スライド予備日1日
【メンバー】
C.L佐藤、S.L天野、大石
【アプローチ】
行き:つくば(18:00)→国354→国16→国411→国140→道の駅みとみ(23:30)
帰り:道の駅みとみ(6:00)→国140→国125→国354(11:30)
帰り:道の駅みとみ(6:00)→国140→国125→国354(11:30)
【報告】
所要時間
駐車場(1:00)西沢渓谷と東沢への分岐(0:20)鶏冠谷出合(1:30)山ノ神(1:00)東ノナメ沢出合(0:15)西ノナメ沢付近(1:30)山ノ神(1:30)鶏冠谷出合(1:00)駐車場
詳細
7/8(土)
- 23:30
- 道の駅『みとみ』到着。ここで寝ることにする。この日の天気は曇ったり晴れたりでマズマズだったが、明日からは崩れそう…心配。
7/9(日)
- 4:30
- 起床、天気はどんより曇り。
- 5:50
- 西沢渓谷駐車場に車を停めて、出発。もし、小雨が降ってきても入渓点の「山ノ神」までは行くことに決めた。
- 6:45
- 西沢渓谷の遊歩道を歩くこと1時間、東沢へ降り立つ分岐を発見。
(橋を渡り、この看板の裏をまわる) - 7:10
- 鶏冠谷出合付近の河原。天気は雨が降ったり止んだり。今日遡行することは難しいと判断し、山ノ神まで行って引き返すことに決めた。少し水に濡れるので、沢靴に履き替える。その後、東沢の横を走る旧登山道を探す。が、「ここでいいの?」とちょっと迷ったので、前を歩いていた3人パーティーに話を聞いたら、親切に教えてくれた。このパーティーは鶏冠谷を遡行するらしい。
(写真:旧登山道は右の矢印のように登り始める)
- 7:45
- 東沢脇の旧登山道を歩き始める。ここから山ノ神までは特に問題なし。ホラノ貝沢のところで手こずるパーティーがあったとネットで目にしたが、そんなことはない。
- 9:10
- 山ノ神到着。雨は止み、曇りになっていたので、「もしかしたら少し進めるかも」と天気の様子を見ることに。20分間程くもりで安定していたので、魚止滝まで行って帰ることに決めた。今期遡行回数の少ない沢研にとって、少しでも沢を歩くことは非常に重要だと考えた。
- 9:30
- 遡行開始
- 10:30
- 東ノナメ沢出合で天気を見ながら長めの休憩。大石の河原歩きは良い。駐車場から山ノ神までのコースタイムが遅かったので心配だったが、遡行開始からは良いペースで安心した。
(写真:下部は終始こんな感じ)- 10:50
- 休憩終わり!!よーし!魚止まで行くぞー …とここでは思ってた。
- 11:05
- 石の上にイモリがペタペタと歩いていた。「やぁ~、なんて可愛いイモリだ~。パシャパシャ」(大石)その直後
- バーーン!!!ゴゴゴゴ!ゴロゴロという体を揺らすような地鳴りが響いた。
- 私たちの50mほど前で落石が起こったのだった。雷のような音であった。雨のせいで地面がゆるんでいたのか。増水や水の濁りは注意を払っていたが、落石がこのように起こるとは思っていなかった。イモリで立ち止まったおかげで、なんともなくすんだ。神様だった。
- 12:40
- 落石に異常な注意を払いながら、山ノ神に戻ってきた。沢の下降だと、山ノ神を見つけるのは難しい。
- 14:20
- 鶏冠谷出合付近の河原で沢靴を脱ぐ。
- 15:40
- 駐車場に着く。駐車場に着くまでの間かなりの雨に降られた。明日にスライドしたいが、この天気が続くようでは入渓不可能だなと残念に思う。今晩の様子をみて、明日の行動を決めることに。この日は道の駅みとみで過ごした。
7/10(月)
- 3:30
- 昨晩から大雨が降り続く。この雨では増水の危険があり、入渓出来ない。今回の遡行は断念することにした。
【感想】
今期沢研は運がないのだろうか。いや、落石に巻き込まれなかっただけ、運はあるのかも知れない。下部の河原歩きで少しは経験になったかもしれないが、滝も登れず、ナメも歩けず、読図もそこまで出来ず、今回得るものはかなり少なかった。落石に対する警戒心が得られたことくらいだろうか。
【反省】
- 沢は入渓も核心だなと前回の源次郎に加えて今回も感じた。旧登山道の登り初めを見つけるのに時間を要してしまった。
- 出発の時に、今回の沢のポイントを説明するのを忘れてしまった。天気が悪く、沢の遡行が出来ないと予想されても、実施しておくべきだった。
【今後の課題・トレーニング】
- 入渓点に関する下調べをもっと詳細に行うことが必要
- 落石が、毎週の勉強会でする机上のものと違うことを体で感じることになった。周囲の環境にも注意を払うということが頭では分かってはいても、下を流れる沢ばかりに注意が集中してしまっていたようだ。今後はこの経験を生かし周囲の状況を見られるようにしていかなければならない。




