時計の針
目の前にいるきれいな人は僕のお母さん
お母さんは僕に悲しそうに微笑んで、「ごめんね」と優しく頬を撫でてくれた
隣にいる「お客様」の男は、僕を見下ろしている
「お母さん・・・・?」
「ごめんね・・らぜ・・・」
ことりと落ちた、お母さんの手
「お客様」の男がお母さんを抱えて連れて行くのを、僕は見てることしか出来なかった
帰ってきたのはお母さんじゃなくて、「お客様」の男
男が手を伸ばして、簡単に僕は腕の中に捕らわれる
「ラゼンシア・・・愛してるよ」
「僕はラゼル・・・おかあさんじゃ、なぃ」
「永遠に・・・愛してるよ」
男が口付けてから・・何があったのは覚えていないけれど
あの日から僕の時間は止まったんだと思う
- ラゼンシア
ラゼルの母で、娼婦の女。
誰の子かわからない子(ラゼル)を孕み、一人で生み育てた。
4年前、客の一人に薬物の投与によって殺される。
宿に残されていたのは、何かの薬物を投与されて眠りついたラゼルだけだった。
その後ラゼルは、成長しない体となる。
一人きりになったラゼルは、母と同じように数年は身体を売って生活していた。
誰の子かわからない子(ラゼル)を孕み、一人で生み育てた。
4年前、客の一人に薬物の投与によって殺される。
宿に残されていたのは、何かの薬物を投与されて眠りついたラゼルだけだった。
その後ラゼルは、成長しない体となる。
一人きりになったラゼルは、母と同じように数年は身体を売って生活していた。
数年後、プロンテラの町外れで、オルタナに拾われ冒険者の道を歩む。