「俺、佐藤尚也(さとう なおや)。
いや、名乗らなくてもいい。資料で知ってるから」
(生意気そうだなあ)
「…今、生意気って思ったろ。まあ、そう思うのは自由だが、いいか、一つ言っておく。
俺は優秀だ、お前の役に立つ。だからバカにするのは、いい加減にしろ」
(いくつなの?)
「いくつでもいいだろ!! …いや、年齢で戦争するのか?
しないだろ。だったら気にするな」(PC鈴木・渡部以外)
「真央、安心しろ。
俺は約束を守る。
この佐藤 尚也(さとう なおや)、
生涯誓ってお前を守ってやる。
ゼッタイに。
だから泣くなよ。
…あと、諦めるのもなしだ。
俺は、弱虫のお前が気に入っているけど、
諦めるお前は嫌いだ。」(PC鈴木)
佐藤 尚也(さとう なおや)は
あなたに話し掛けてきた
「わ、渡部…お前ほんとに志願したのか?
バカだな。
お前んところお前しかいないだろ?
お前が死んだら親はどうするんだよ?」
(うるさい黙れ)
「…お、おい…。
俺は心配して言ってるんだぞ!」
(あなたがそんなことを言うの?)
「…はあ?
なんだよそれ?
おい! まてってば!」(PC渡部)
佐藤はまずそうに牛乳をのんでいる。
何か考え事をしているようだ。
佐藤はまずそうに牛乳をのんでいる。
見れば牛乳を飲みながら
筋肉トレーニングをしている。
佐藤は牛乳を飲みながら、何か考え込んで
いるようだ。
この少年がまっすぐ物を見る姿はとても奇麗だ。
こちらをまっすぐ見ると、
意味もなく心がざわめく。
「……なに?」
あなたは、なんでもないと言った。
「みんな、小難しい事を考えてばかりだな。
…今より早い時なんてないのに。
やらなきゃならない事だったら、
すぐやればいい。
やる必要がなければ、
考える必要はまるでない。」
(苛烈だね)
「……苛烈なんじゃない。
俺は幸せなだけだ。
小難しいことを言って
ウジウジするのは不幸せだ。
俺は、なんで皆すすんで
不幸せになるのかって、思ってる。
休みたければ休めばいい。
それに理由考えて休み時間を減らすのは、
不幸以外のなんだというんだ。」
(何か、不満なことでも?)
「俺にはないよ。
好きな女のためにここに居る。
彼女のために戦っている。
そんな俺に、不満がどこにあるって?
不満があるとしたら、たった一つ。
真央が恥ずかしい思いを
しなくてもいいように、
もっと早く生まれて来たかった。
それだけだ。
そしてそれは、俺の力でどうにかする。
それはもう不満じゃない。
越えるべき壁だ。」(PC鈴木以外)
「みんな、小難しい事を考えてばかりだな。
…今より早い時なんてないのに。
やらなきゃならない事だったら、
すぐやればいい。
やる必要がなければ、
考える必要はまるでない。」
(苛烈だね)
「……苛烈なんじゃない。
俺は幸せなだけだ。
小難しいことを言って
ウジウジするのは不幸せだ。
俺は、なんで皆すすんで
不幸せになるのかって、思ってる。
休みたければ休めばいい。
それに理由考えて休み時間を減らすのは、
不幸以外のなんだというんだ。」
(何か、不満なことでも?)
「俺にはないよ。
お前のためにここに居る。
お前のために戦っている。
そんな俺に、不満がどこにあるって?
不満があるとしたら、たった一つ。
お前が恥ずかしい思いを
しなくてもいいように、
もっと早く生まれて来たかった。
それだけだ。
そしてそれは、俺の力でどうにかする。
それはもう不満じゃない。
越えるべき壁だ。」(PC鈴木)
「手をかして。
そこ、ぬれてるから。
転ぶといけない。」
(ナイトみたいだね)
「俺は俺だ。
実家は農家で、ナイトじゃない。
俺を褒めるなら、俺らしいって言ってよ。
俺はナイトだからって人に好かれたくない。
俺だからといって人に好かれたいんだ。」
(ありがとう)
「俺は俺のためにやっただけだ。
…それに、礼はやめろよ。
恥ずかしいだろっ。」
佐藤はまずそうに牛乳を飲んでいる。
あなたを見て口を開いた。
「ああ。
俺、牛乳嫌いなんだ。
…でも毎日飲んでる。
必要だから。
昔、背の低い事が嫌だった。
真央がクラスメイトと遊ぶとき、
俺と一緒だと恥ずかしそうにしてたから。
だから大きくなる事にした。
相手がなんだろうと、それが俺の年齢でも、
俺は俺が好きな人間が悲しむのを許さない。
真央の敵は俺の敵。
俺の年齢は俺の敵だ。
俺は俺の敵を許さない。
この敵を倒すには牛乳がいいって、
本にあった。
だから毎日、戦ってる。」(PC鈴木以外)
佐藤はまずそうに牛乳を飲んでいる。
あなたを見て口を開いた。
「ああ。
俺、牛乳嫌いなんだ。
…でも毎日飲んでる。
必要だから。
昔、背の低い事が嫌だった。
お前ががクラスメイトと遊ぶ時、
俺と一緒だと恥ずかしそうにしてたよな。
だから大きくなる事にした。
相手がなんだろうと、それが俺の年齢でも、
俺は俺が好きな人間が悲しむのを許さない。
お前の敵は俺の敵。
俺の年齢は俺の敵だ。
俺は俺の敵を許さない。
この敵を倒すには牛乳がいいって、
本にあった。
だから毎日、戦ってる。」
「世の中には負けてもいい戦いがある。
許してもいい、敵だってある。
だが俺は、それでも出来る限り頑張って戦う。
選り分けて手抜きするのは好きじゃない。
ALL OR NOTHING。
すべてか、さもなくば無か。
全部か無か。
俺はこの言葉みたいに生きたい。
同じ生きるんだったら、潔いと言われたい。」
「真央と俺?
…俺は恋人のつもり。向こうはどうか、わからない。
弟のつもりかも知れない。それでもいいけど。
…向こうが先に生まれているのは変えようがない。
変わるとしたら、その続きだろ?。
弟のつもりだったけど、今は違うとか。
そういう風になりたいと思っている」(PC鈴木・渡部以外)
佐藤は相手があなたのせいか、
表情をひどく和らげている。
子供のようだ。
いや、実際に年齢は子供なのだと、
あなたはそう思った。
自分が子供である事を
やめさせてしまった人。
「…こら。
また変な事、考えてるだろ。
俺の子供時代を中断させたとか
なんとかって。
言っとくけど。
お前は何にも心配しないでいいんだからな。
俺は、子供時代よりも幸せな事を
見つけてしまった。
それだけだ。
お前に出会う前は、
今より幸せじゃなかった。
自分が幸せって事もわかってなかった。」(PC鈴木)
佐藤は相手があなたのせいか、
表情をひどく和らげている。
子供のようだ。
「お前さ、結構いい女なんだから、
俺について回るんじゃなくて
もっと別の男捜したら?
俺が保障するよ。
ゼッタイゼッタイもてるって。
…おい、おーい。」(PC渡部)
(好きな人が出来たの…だから…)
「…そうか……わかった。
幸せになるといいな。」
(好きって言ったら驚く?)
「…まあ、別の意味で。
今までずっと好かれてると
思っていたから。
…まあ、いいか。
今からスタートでも。
これよりまだ先があると思うと、
嬉しいよ。」(PC鈴木)
佐藤は牛乳を飲みながら、何か考え込んでいるようだ。
この少年がまっすぐ物を見る姿はとても奇麗だ。
こちらをまっすぐ見ると、意味もなく心がざわめく。
「……なに?」
(…その背中に翼が見えるよ/奇麗だなあって)
「…あのな…俺をずっこけさせるなよ。
たしかにラボじゃ、俺達はみんな天使って言われているらしいが、俺はそんなんじゃない。
…天使ってのはもっと優しいものじゃないかな。見たことないけど。
お前みたいなのはどうだろう? そっちの方が、らしいんじゃないか?」
「俺を優秀だと言う奴がいるけど。
俺も、そう思ってる。裏返せば、優秀どまりさ。
それ以上にはなれないと思うよ。…なんでか? なんでだろう。
どうも、俺は硬いような気がする。
ガラスは硬いが弱い。硬さと強さは違う。
俺の心は無理が癖になっているせいで、ガラスみたいになっていると思う。
切り口で人を傷つけるのもガラスのままさ。
…ふふ。それが悪いと言っているわけじゃない。
俺は俺のやりたい事をやってこうなった。これを悔やむ事はありえない。
…いいんだ。俺はナイトどまりで。
それ以上になろうとは思わない。
そんなものになっても幸せだとは思わない。
俺の幸せは、出来れば忠誠を誓うにふさわしい相手にめぐり合って、その隣で戦う事だ。」
佐藤は突然、深々と頭を下げた。
「…今のがなにかって?
さあ。
俺の願いが叶ったかなって、それだけ。
…それ以上は聞くな。言うのも恥ずかしいから。
俺は俺だ。ナイトじゃない。
俺は…だからそれ以上、聞くなって」
ふと夜中に目が覚めると、隣で佐藤が寝ている。
そういえば寝る前に、ひょっこり遊びに来ていたのだった。
(幼い寝顔だ/いたずらしてみる)
あなたがくすくす笑っていると、佐藤がずっと目をあけてこっちを見ているのに気付いた。
「あのな…ちゃんと寝ないと、明日遅刻するんだからな…」
佐藤は顔を隠して寝た。
佐藤はあなたを見て、優しく笑って見せた。
(その笑顔は反則だ!/いつもそうすればいいのに)
あなたは色々考えたが、結局口に出さずに嬉しそうに手を振ってしまった。
佐藤はあなたを見て、優しく笑って見せた。
どうも、無意識のようだ。
きっと顔が緩んでいると指摘すると、もう二度とこういう表情はしてくれなさそうなので、
あなたは黙っている事にした。
これは大切な秘密にしておこう。
「いつか。……そう、遠いいつかには。
人の心に明かりを灯すような、そんな大人になりたい。
どうやればなれるのかわからないけれど、いくつもの闇を潜り抜けて、星のようになれたならって思う。
……笑われるかも知れないけれど、それが俺の夢。それと……。
それと最近、もう一つ夢があるけど、こいつは死んでも教えられない」
(※イベントクリア)
(鈴木が死亡または佐藤以外と交際している)
「…俺が落ち込んでる?
まさか。
…いや、泣いたけど…泣いたけど。
でも、やるだけはやった。
悲しんだって、結果は変わらない。
反省は一生続けるさ。
でも、それで他人を不快にさせようとは
思わない。
俺は、そんなにガキじゃない。
ガキじゃいられないんだ。
人を好きになったから。
好きだったから」
佐藤は誰にも見られないように涙を拳で拭いた。
それがあなたが見た、
佐藤の悲しみの全部だった。
「昔、死のうと思っていた時がある。
そんな時、俺より酷い目に
あっている女が言った。
諦めるのは簡単ね。
でも、あなたには似合わない。
…そして俺は、今も死んでいない…。
俺がそういう女を守りたいと思うのは、
当然だと思わないか?
…まあ、それでなくても天然記念物なのは、
間違いがないしな。
保護、しないと。
世界の損失だ。」
(佐藤ED)
北海道の第7師団が来た時、ですか。
それは素直に嬉しかったですよ。
敵も素直に兵を退きましたしね。
(108警護師団に配属されていた学生兵の手記より)
あなたが駅に一人立っていると、
いつの間にかその隣に立っている少年がいる。
佐藤尚也だった。
「……いつか。……そう、遠いいつかには。
人の心に明かりを灯すような、そんな大人になりたい。そう言ったな」
(うん/なれたの?)
「どうやればなれるか未だにわからないけれど、でも俺は、いつかそうなる。
……
もう一つ夢がある。それをかなえるには、一人じゃ駄目なんだ。
多分、お前がいなければ」
(顔を赤くする/ああいや、その……)
「だからお前はどこにもやらない。帰るぞ」
あなたは、しばらく考えた後、切符を捨てました。
最終更新:2009年07月23日 11:51