TOmyの温故・知今・画時代

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孟子謂萬章曰、一郷之善士斯友一郷之善士、一国之善士、斯友一国之善士、天下之善士、斯友天下之善士。以友天下之善士為未足、又尚論古之人。頌其詩、読其書、不知其人可乎。是以論其世也。是尚友也。


(コメント)

 それぞれの能力に応じた友を持つだけではなく、昔の人も自分の友にしなくてはならない。自分の友となった昔の人を「尚友」というと孟子はいう。

 思うに、ここでいう「古の人」というのは、「理想像」ということと言い換えてもいいと思う。私達は、いつも二種類の友達を持たなくてはならないのだ。一つは、自分のレベルにあった身の回りの友人、彼らとともに切磋琢磨して自分を磨く友。そしてもう一つは自分の理想像、理想の人の言葉や記録をいつも読み返し、あたかも自分のすぐ近くにいる程に感じるためにあえて「友」という。

 そしてこの二つのバランスが大切だ。
理想ばかりを追い、自分の友達を大切にしない人はただの理想家・妄想家に陥る危険性がある。誰も相手にしないだろう。
とはいえ、友達づきあいばかりするが理想を友としない人はただの俗人だ。そのような人に成長は少ない。

 友達には礼を以て、広く深く接しながらも、理想はしっかり自分の中に持つというのが大切なのだ。

 (TOmy 2005 6/8 )

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