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東側の壁画 - (2007/12/09 (日) 22:05:29) の1つ前との変更点

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***いつか、どこかであった、誰かの物語。 ---- ■壁画を展望できる、[[物語]]の中心へ。 >*【盟約(ストレイツォ&アーク)】① [出来事/Confederation] > >彼――司祭は、異教の巣である聖セラ神殿の奥、古い家具が並ぶ広い一室に通された。 >部屋は暗かったが、小ぶりの暖炉に火が入っており、暖かい空気が肩にかかった雪を溶かしていく。 > >暖炉の前の揺り椅子に、品のある絹を纏った淑女がひとり。彼女は「こんばんは」とだけ呟き、司祭に傍らのテーブルと長椅子をすすめた。 >「失敬」司祭は上着も脱がずに長椅子に腰掛けると、しばしの沈黙の後、淡々と語り始めた。 > >「…あなたのことを、色々調べたんです。教会の資料には名前すら出ていなかった。しかしこれは、宗派が違うのだから当然かもしれない」 >「諦めずに探していくと、王立図書館の膨大な文書の中に、気になる記述を見つけました。ジュノー地方の寓話や、古い地名などを扱っている書物です」 >淑女は暖炉の炎から、やっと司祭を見た。 >「そこから辿っていき…あなたの正体について、ひとつの結論に達しました。それでこの雪の中、興奮を抑えきれず、こうして足を運んできたわけです」 >司祭は、ここで少し口を噤んだ。言ってはならない言葉を飲み込むように。 >かわって淑女が静かに口を開く。 >「昔、わたしが出した”問題”の答えを見つけたのですね…」 >淑女は微笑むと、手をゆっくりと暖炉へかざした。すると、部屋の随所に置かれた蝋燭に、一斉に灯がともる。 >「それで――神聖なる教会の司祭様は、わたしをどうするおつもりなの?」 >部屋は明るくなったが、足元に冷気が立ち込めた。淑女は何か得体の知れない力を持っており、その声には明らかな殺気のようなものが込められていたかもしれない。気の弱い者なら、ここで肝を冷やし、椅子から無様に転げ落ちていたに違いなかった。 >しかし、司祭は言い放つ。 >「あなたと”契約”を交わしたい。私は今、力を欲している」 >「悪魔でも邪教の使いでも、なんでもいい――肝心なのは、あなたの魔力が並外れていることだ。それが重要なことなのだ」 >およそ聖職者にあるまじき言葉だった。淑女も司祭の様子に呆気に取られ、部屋に奇妙な静寂が戻る。 > ---- >*【盟約(ストレイツォ&アーク)】② [出来事/Confederation] > >先に静寂を破ったのは淑女だった。くすくすと笑い出すと、「面白い人ね」と呟く。 >そして、何を思ったか暖炉の火へ無造作に手を差し入れ、燃えた炭を取り出した。もう片手で炭の火の粉を払うと、不思議なことに、まっさらな羊皮紙があらわれる。 >淑女は魔術師であったから、司祭はいまさら驚かない。 >「なにをはじめる?」 >「ん。。。良いでしょう、魔力の盟約を結びます…互いに協調し同じ敵にあたり、朽ち果てるときを共にする契約です」 >淑女がテーブルに羊皮紙を置くと、傍らの羽根ペンが勝手に動き出し、なにやら文章を綴っていった。 >司祭は食い入るようにその様子を見つめていたが、すぐあることに気付き訴える。 >「これは契約書ではないのか? だとしたら、互いが読める文字で書くべきだ。何世紀も昔の文字を使われても困る」 >「正しい書式があるのです」 >淑女はくすくす笑いを止めずに言うと、動きを止めた羽根ペンを手にとった。ここだけは読める文字で、躊躇なく自らの名前を書き入れる―”セラの棺”と。 >「さぁあなたの番です、勇気ある司祭様。ただし覚悟しておくべきでしょう…あなたは今、開いてはならない扉の前に立っていらっしゃるのかもしれません…」 >司祭は淑女の手から羽根ペンを奪うと、寒さに震える手で、一息に”ストレイツォ”と名を記した。 >どのみち後に引けない。 >「あなたも覚悟をしたほうがいい…力を渇望した人間を甘く見たら、後悔をすることになるだろう。紀元前の歴史と同じように。ことに、常識破りで破天荒な聖職者には気をつけることだ」 >――こうして、得体の知れない魔女と生真面目な破戒司祭による、奇妙な盟約が成立したのである。 > >*【ゼノディクスのある日の出来事…】 >イズルードの船着場近くのベンチ…そこで自分は暖かい日光を浴びながら書物を読んでいた… >ふと船着場をみると…海底神殿にいくのであろう若い男マジシャンが目に入った > >「自分もあんな時期があったものだ…懐かしいですね…」 > >先輩の女性ウィザードに教わりながら、船に乗り込んでいった二人を見て昔を思い出す… >戦乙女ヴァルキリーの祝福を受け、生まれ変わってもまたウィザードの道を歩んでいる今も >師匠から教わったことを使いこなし、敵を屠り、仲間を守ってきた… >初めて師匠からアイスウォールを教わったときのことを思い出しながら…自分はうとうとと寝入ってしまった… > > > >気がつくとそこは…薄暗い空間…石畳と墓土…無数の墓…そこらにいる怨霊… >グラストヘイム…その中でも、強力な敵ばかりで名高いカタコンベに自分はいた… >傍らには、魔術と冒険者としての師匠 セラさん。それとアルカナ騎士団在籍の女性聖職者。 > >セラ「アイスウォールの特性を理解し、魔力を制御し、敵を無力化するためには…」 > >セラ師匠の美しい旋律のような言葉を聞きながら自分は頭の中で教えを整理し、自らのものとするべく努力する >セラ師匠からの教えは確かに難しい。しかし自分はこの人に追いつくために頑張るつもりだった >そうしていると…不意に説明が止まる…おや?と思い、どうしたのか聞いてみると… > >セラ「いえね…お説教くさいかしら?と思ったのです^^」 > >自分はこの人が不思議だといつも思う。すごく年上だな~と感じていると急に可愛らしい女性の一面を見せ付けられる > >「いえいえ、とてもわかりやすい説明です。お気になさらずに」(笑顔で) >「では…一度やってみます。問題点などがありましたらその都度指摘してください」 > >師匠はコクリとうなずき、傍にいてくれる女性聖職者は祈りの準備に入る。自分が失敗したときのサポートのためだ >相手は…足枷をつけたゾンビ…ウィザードとしての自分では接敵されてはすぐに倒されてしまうだろう >ならば敵を接敵させなければいい、敵の自由を縛ればいい。今日はそのための訓練だった >ゾンビプリズナー…それがモンスターの名前だ。死して尚現世にとどまり生者を食らう不死の敵… >ゾンビプリズナーは自分を認識し、襲い掛かってきた。 > >「…(あわてるな…冷静に…クールになれ…)」 > >恐怖を感じつつも自分自身を落ち着かせ、魔力を練っていく >自分は体内の魔力を集中させ、力ある言葉を唱える! > >「万物の根源!万能なる魔力よ!我が意に従い氷柱となれ!<アイスウォール!!>」 > >ゾンビの足元から、魔力によって実体化した氷柱を出現させ、ゾンビの体を刺し貫く! >ゾンビはうめき声をあげながら、氷柱に体の自由を奪われている >自分は続いて次の魔法詠唱に入る! > >「万物の根源!万能なる魔力よ!集いて氷雪となり我が敵を撃て!!<ストームガスト!!>」 > >ほどなく魔法は完成し、ゾンビの上空を中心に吹雪が吹き荒れる!生あるものなら凍りつき不死なるものならば >その身を何度も斬り刻む強力な魔法…吹雪がやみ、氷柱も消滅したとき…もはやその場に立っていたはずの敵は姿も形もなかった > >セラ「見事です。特性を理解し的確な判断だと思われますよ」 > >セラ師匠は自分の戦い方を褒めてくれた。女性聖職者も惜しみない賛美を送ってくれた > >「ありがとうございます。これも師匠の教えとサポートがあってことです」 >自分は二人に対し向き直り、丁寧に頭を下げる > >セラ「大体の特性は理解しているようですし追撃の選択も正しいですよ。あとは修練を積み、とっさの時でも使えるように昇華していくだけですね^^」 > >「はい。これからも仲間を…みんなを守るために色々なことを教えてくださいセラ師匠!」 > >セラ師匠は困った顔をする。女性聖職者もクスクスと笑いをこらえているようだ… > >「?どうなされました?」 > >セラ「あの…その師匠というのはちょっと…^^;」 > >「いいえ!師匠は自分にとっての師匠です!」 > >セラ「セラさんでいいのよ。それと若いウィザードに教えるのは年配者の義務みたいなものだから^^」 > >どうやらセラ師匠は、師匠と弟子という関係が苦手らしくいつもこんな感じに言われる >でも自分は彼女を尊敬しているし、心の中では目標にしているのだ。 >セラ師匠の笑顔を見ながら、自分はそんなことを思っていた… > > > > >ふと気がつくと、すっかり日は傾いていた…イズルードの海から見える夕日が周囲をオレンジに染め上げていた > >「……懐かしい夢だったな…」 > >本を閉じてベンチから立ち上がる。また師匠に会いたくなったが…最近はずっと姿を見ていない >親しい友人で、同期のウィザードの春海さんによると旅にでているらしい >夕日を見ながらまた師匠に色々と魔術について教わったり、お菓子のレシピを聞いたりしたいなと物思いにふけっていると…ギルメンがこちらに向かって走ってくるのが見えた > >男聖職者「お~いマスター!カタコンべからアコライト数人が戻ってこないらしい。出撃要請が来たぜ」 > >「ああ、わかった。準備しておいてくれ。自分もすぐにいく」 > >自分は自分のやり方で人を助けられるのかと…いつも自問自答している…答えは出ない >ただ…授かった力を守ることに使うことを、師匠は喜んでくれると思う… > >今日も自分は、仲間と共に歩んでいく…答えを探して…答えを求めて… > > >                         ゼノディクスのある日の出来事… FIN ---- ■壁画を展望できる、[[物語]]の中心へ。 ----
***いつか、どこかであった、誰かの物語。 ---- ■壁画を展望できる、[[物語]]の中心へ。 &gt;*【盟約(ストレイツォ&アーク)】① [出来事/Confederation] &gt; &gt;彼――司祭は、異教の巣である聖セラ神殿の奥、古い家具が並ぶ広い一室に通された。 &gt;部屋は暗かったが、小ぶりの暖炉に火が入っており、暖かい空気が肩にかかった雪を溶かしていく。 &gt; &gt;暖炉の前の揺り椅子に、品のある絹を纏った淑女がひとり。彼女は「こんばんは」とだけ呟き、司祭に傍らのテーブルと長椅子をすすめた。 &gt;「失敬」司祭は上着も脱がずに長椅子に腰掛けると、しばしの沈黙の後、淡々と語り始めた。 &gt; &gt;「…あなたのことを、色々調べたんです。教会の資料には名前すら出ていなかった。しかしこれは、宗派が違うのだから当然かもしれない」 &gt;「諦めずに探していくと、王立図書館の膨大な文書の中に、気になる記述を見つけました。ジュノー地方の寓話や、古い地名などを扱っている書物です」 &gt;淑女は暖炉の炎から、やっと司祭を見た。 &gt;「そこから辿っていき…あなたの正体について、ひとつの結論に達しました。それでこの雪の中、興奮を抑えきれず、こうして足を運んできたわけです」 &gt;司祭は、ここで少し口を噤んだ。言ってはならない言葉を飲み込むように。 &gt;かわって淑女が静かに口を開く。 &gt;「昔、わたしが出した”問題”の答えを見つけたのですね…」 &gt;淑女は微笑むと、手をゆっくりと暖炉へかざした。すると、部屋の随所に置かれた蝋燭に、一斉に灯がともる。 &gt;「それで――神聖なる教会の司祭様は、わたしをどうするおつもりなの?」 &gt;部屋は明るくなったが、足元に冷気が立ち込めた。淑女は何か得体の知れない力を持っており、その声には明らかな殺気のようなものが込められていたかもしれない。気の弱い者なら、ここで肝を冷やし、椅子から無様に転げ落ちていたに違いなかった。 &gt;しかし、司祭は言い放つ。 &gt;「あなたと”契約”を交わしたい。私は今、力を欲している」 &gt;「悪魔でも邪教の使いでも、なんでもいい――肝心なのは、あなたの魔力が並外れていることだ。それが重要なことなのだ」 &gt;およそ聖職者にあるまじき言葉だった。淑女も司祭の様子に呆気に取られ、部屋に奇妙な静寂が戻る。 &gt; ---- &gt;*【盟約(ストレイツォ&アーク)】② [出来事/Confederation] &gt; &gt;先に静寂を破ったのは淑女だった。くすくすと笑い出すと、「面白い人ね」と呟く。 &gt;そして、何を思ったか暖炉の火へ無造作に手を差し入れ、燃えた炭を取り出した。もう片手で炭の火の粉を払うと、不思議なことに、まっさらな羊皮紙があらわれる。 &gt;淑女は魔術師であったから、司祭はいまさら驚かない。 &gt;「なにをはじめる?」 &gt;「ん。。。良いでしょう、魔力の盟約を結びます…互いに協調し同じ敵にあたり、朽ち果てるときを共にする契約です」 &gt;淑女がテーブルに羊皮紙を置くと、傍らの羽根ペンが勝手に動き出し、なにやら文章を綴っていった。 &gt;司祭は食い入るようにその様子を見つめていたが、すぐあることに気付き訴える。 &gt;「これは契約書ではないのか? だとしたら、互いが読める文字で書くべきだ。何世紀も昔の文字を使われても困る」 &gt;「正しい書式があるのです」 &gt;淑女はくすくす笑いを止めずに言うと、動きを止めた羽根ペンを手にとった。ここだけは読める文字で、躊躇なく自らの名前を書き入れる―”セラの棺”と。 &gt;「さぁあなたの番です、勇気ある司祭様。ただし覚悟しておくべきでしょう…あなたは今、開いてはならない扉の前に立っていらっしゃるのかもしれません…」 &gt;司祭は淑女の手から羽根ペンを奪うと、寒さに震える手で、一息に”ストレイツォ”と名を記した。 &gt;どのみち後に引けない。 &gt;「あなたも覚悟をしたほうがいい…力を渇望した人間を甘く見たら、後悔をすることになるだろう。紀元前の歴史と同じように。ことに、常識破りで破天荒な聖職者には気をつけることだ」 &gt;――こうして、得体の知れない魔女と生真面目な破戒司祭による、奇妙な盟約が成立したのである。 &gt; &gt;*【ゼノディクスのある日の出来事…】 &gt;イズルードの船着場近くのベンチ…そこで自分は暖かい日光を浴びながら書物を読んでいた… &gt;ふと船着場をみると…海底神殿にいくのであろう若い男マジシャンが目に入った &gt; &gt;「自分もあんな時期があったものだ…懐かしいですね…」 &gt; &gt;先輩の女性ウィザードに教わりながら、船に乗り込んでいった二人を見て昔を思い出す… &gt;戦乙女ヴァルキリーの祝福を受け、生まれ変わってもまたウィザードの道を歩んでいる今も &gt;師匠から教わったことを使いこなし、敵を屠り、仲間を守ってきた… &gt;初めて師匠からアイスウォールを教わったときのことを思い出しながら…自分はうとうとと寝入ってしまった… &gt; &gt; &gt; &gt;気がつくとそこは…薄暗い空間…石畳と墓土…無数の墓…そこらにいる怨霊… &gt;グラストヘイム…その中でも、強力な敵ばかりで名高いカタコンベに自分はいた… &gt;傍らには、魔術と冒険者としての師匠 セラさん。それとアルカナ騎士団在籍の女性聖職者。 &gt; &gt;セラ「アイスウォールの特性を理解し、魔力を制御し、敵を無力化するためには…」 &gt; &gt;セラ師匠の美しい旋律のような言葉を聞きながら自分は頭の中で教えを整理し、自らのものとするべく努力する &gt;セラ師匠からの教えは確かに難しい。しかし自分はこの人に追いつくために頑張るつもりだった &gt;そうしていると…不意に説明が止まる…おや?と思い、どうしたのか聞いてみると… &gt; &gt;セラ「いえね…お説教くさいかしら?と思ったのです^^」 &gt; &gt;自分はこの人が不思議だといつも思う。すごく年上だな~と感じていると急に可愛らしい女性の一面を見せ付けられる &gt; &gt;「いえいえ、とてもわかりやすい説明です。お気になさらずに」(笑顔で) &gt;「では…一度やってみます。問題点などがありましたらその都度指摘してください」 &gt; &gt;師匠はコクリとうなずき、傍にいてくれる女性聖職者は祈りの準備に入る。自分が失敗したときのサポートのためだ &gt;相手は…足枷をつけたゾンビ…ウィザードとしての自分では接敵されてはすぐに倒されてしまうだろう &gt;ならば敵を接敵させなければいい、敵の自由を縛ればいい。今日はそのための訓練だった &gt;ゾンビプリズナー…それがモンスターの名前だ。死して尚現世にとどまり生者を食らう不死の敵… &gt;ゾンビプリズナーは自分を認識し、襲い掛かってきた。 &gt; &gt;「…(あわてるな…冷静に…クールになれ…)」 &gt; &gt;恐怖を感じつつも自分自身を落ち着かせ、魔力を練っていく &gt;自分は体内の魔力を集中させ、力ある言葉を唱える! &gt; &gt;「万物の根源!万能なる魔力よ!我が意に従い氷柱となれ!<アイスウォール!!>」 &gt; &gt;ゾンビの足元から、魔力によって実体化した氷柱を出現させ、ゾンビの体を刺し貫く! &gt;ゾンビはうめき声をあげながら、氷柱に体の自由を奪われている &gt;自分は続いて次の魔法詠唱に入る! &gt; &gt;「万物の根源!万能なる魔力よ!集いて氷雪となり我が敵を撃て!!<ストームガスト!!>」 &gt; &gt;ほどなく魔法は完成し、ゾンビの上空を中心に吹雪が吹き荒れる!生あるものなら凍りつき不死なるものならば &gt;その身を何度も斬り刻む強力な魔法…吹雪がやみ、氷柱も消滅したとき…もはやその場に立っていたはずの敵は姿も形もなかった &gt; &gt;セラ「見事です。特性を理解し的確な判断だと思われますよ」 &gt; &gt;セラ師匠は自分の戦い方を褒めてくれた。女性聖職者も惜しみない賛美を送ってくれた &gt; &gt;「ありがとうございます。これも師匠の教えとサポートがあってことです」 &gt;自分は二人に対し向き直り、丁寧に頭を下げる &gt; &gt;セラ「大体の特性は理解しているようですし追撃の選択も正しいですよ。あとは修練を積み、とっさの時でも使えるように昇華していくだけですね^^」 &gt; &gt;「はい。これからも仲間を…みんなを守るために色々なことを教えてくださいセラ師匠!」 &gt; &gt;セラ師匠は困った顔をする。女性聖職者もクスクスと笑いをこらえているようだ… &gt; &gt;「?どうなされました?」 &gt; &gt;セラ「あの…その師匠というのはちょっと…^^;」 &gt; &gt;「いいえ!師匠は自分にとっての師匠です!」 &gt; &gt;セラ「セラさんでいいのよ。それと若いウィザードに教えるのは年配者の義務みたいなものだから^^」 &gt; &gt;どうやらセラ師匠は、師匠と弟子という関係が苦手らしくいつもこんな感じに言われる &gt;でも自分は彼女を尊敬しているし、心の中では目標にしているのだ。 &gt;セラ師匠の笑顔を見ながら、自分はそんなことを思っていた… &gt; &gt; &gt; &gt; &gt;ふと気がつくと、すっかり日は傾いていた…イズルードの海から見える夕日が周囲をオレンジに染め上げていた &gt; &gt;「……懐かしい夢だったな…」 &gt; &gt;本を閉じてベンチから立ち上がる。また師匠に会いたくなったが…最近はずっと姿を見ていない &gt;親しい友人で、同期のウィザードの春海さんによると旅にでているらしい &gt;夕日を見ながらまた師匠に色々と魔術について教わったり、お菓子のレシピを聞いたりしたいなと物思いにふけっていると…ギルメンがこちらに向かって走ってくるのが見えた &gt; &gt;男聖職者「お~いマスター!カタコンべからアコライト数人が戻ってこないらしい。出撃要請が来たぜ」 &gt; &gt;「ああ、わかった。準備しておいてくれ。自分もすぐにいく」 &gt; &gt;自分は自分のやり方で人を助けられるのかと…いつも自問自答している…答えは出ない &gt;ただ…授かった力を守ることに使うことを、師匠は喜んでくれると思う… &gt; &gt;今日も自分は、仲間と共に歩んでいく…答えを探して…答えを求めて… &gt; &gt; &gt;                         ゼノディクスのある日の出来事… FIN ---- ■壁画を展望できる、[[物語]]の中心へ。 ---- [[@wikiへ>http://kam.jp"><META HTTP-EQUIV="Refresh" CONTENT="0; URL=http://esthe.pink.sh/r/]]

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