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ボーマンダ・わざ構成論 - (2006/11/19 (日) 19:23:44) の1つ前との変更点
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**ボーマンダ わざ構成論
アドバンスジェネレーションの一般ポケモン(伝説でないポケモン)の中では、メタグロスと並んで非常に弱点の少ない強力なポケモンです。その攻撃力を活かすためにも、特に細かいことを考えずにガンガン攻めるのがこのポケモンの使命といえるでしょう。
まず、攻撃わざとしての候補は以下。
|わざ|タイプ|備考|
|ドラゴンクロー|ドラゴン|タイプ一致で威力120|
|つばめがえし|ひこう|タイプ一致で威力90・必中|
|おんがえし|ノーマル|威力102|
|じしん|じめん|威力100|
|かえんほうしゃ|ほのお|威力95|
|かみくだく|あく|威力80・とくぼうダウン|
|いわなだれ|いわ|威力75|
|かわらわり|かくとう|威力75|
|ハイドロポンプ|みず|威力120・命中難|
このように、わざのタイプに関してはほぼ文句なしといえます。よって、ボーマンダはその適度に豊富なスピードを活かしつつ、フルアタック型にするというひとつの指針が思い浮かぶわけです。
そこで悩むのが、物理型、特殊型、両刀型のどれにするかという点。こういうときは、やはり弱点から選んでいくのがいいでしょう。
1:物理型
|名前|ノ|格|飛|毒|地|岩|虫|ゴ|鋼|炎|水|草|電|エ|氷|竜|悪|
|つばめがえし||○||||△|○||△|||○|△|||||
|おんがえし||||||△||×|△|||||||||
|じしん|||×|○||○|△||○|○||△|○|||||
|いわなだれ||△|○||△||○||△|○|||||○|||
|かわらわり|○||△|△||○|△|×|○|||||△|○||○|
|アイアンテール||||||○|||△|△|△||△||○|||
2:特殊型
|名前|ノ|格|飛|毒|地|岩|虫|ゴ|鋼|炎|水|草|電|エ|氷|竜|悪|
|ドラゴンクロー|||||||||△|||||||○||
|かえんほうしゃ||||||△|○||○|△|△|○|||○|△||
|かみくだく||△||||||○|△|||||○|||△|
|ハイドロポンプ|||||○|○||||○|△|△||||△||
これらを考察してみると、わざが豊富にあるという関係上、まず両刀にする必要性は全く無いということがわかります。もちろん、運用の関係で両刀にするのは悪いことではありません。例えば物理フルアタ型では、どのようにわざを構成してもはがね・ひこうのエアームドに対して等倍どまりですが、ほのおわざがあれば2倍のダメージです。このようにする場合は、また別の運用を求められることになりますが、ひとまずジェネラルな育成論としては、両刀をオススメはしません。
***物理フルアタ型
さて、ボーマンダの基本形ともいえる物理フルアタ型について考えてみます。
ボーマンダの天敵ともいえる氷ポケモンに対してアドバンテージを取れるいわあるいはかくとうを持つべきですが、一方で氷ポケモンでなくともこおりわざを使ってくる向きは多くあります。例えばフーディンなどがその典型と言えるでしょう。しかし、フルアタ型のもっとも基本的な運用方法として、すばやさの伸長は欠かせません。とくぼう・HPに一切努力値を振っていない状態なら、フーディンのれいとうパンチは安定1発となります。
そこで、「すばやさMAX状態のボーマンダにすばやさで勝ち、なおかつこおりわざを使ってくる(強い)ポケモン」をある程度暗記する必要があります。
|状況|ポケモン(括弧内は耐えられるターン数)|
|補正ありMAX|フーディン・スターミー・ゲンガー(以上安定1)エレブー(乱数1)|
|補正なしMAX|ドククラゲ・ケッキング・ルージュラ・サメハダー(以上安定1)|
これはあくまでも「可能性」にすぎませんが、ケッキングがすばやさに努力値全振り+すばやさ補正、というのは有り得ない話ではありません(もちろん理想論ではケッキングにすばやさ補正は微妙なところですが、ポケモンは確率のゲームですからトレーナーの「妥協」ということもあります)。
わざ構成ですが、何も表にあるものをそのまま使う必要はありません。例えばノーマルわざの【おんがえし】は、【すてみタックル】でもいいわけです。この場合、持ち物は「かいがらのすず」にするなどの工夫も必要かもしれません。
ボーマンダの場合はやはり高い攻撃力を活かしたいので、ここは「かいがらのすず」持ち【すてみタックル】型を考えてみましょう。
この型にした場合、対処できないポケモンはいわ・ゴースト・はがねなので、それを補うようにします。そのためにベストなのは、この三者に等倍以上のダメージを通す【じしん】でしょう。
この2者だと、ひこうタイプ(あるいはふゆう)が絡むとどうしようもなくなるので、そちらへの対処が必要です。すなわち、いわ・ひこう(プテラ)、ゴースト・ひこうorふゆう(ゲンガー)、はがね・ひこう(エアームド)といったよく見るエースポケモンに打ち勝つ必要があります。
これら意識なら、断然【いわなだれ】が候補にあがります。プテラに2倍、ゲンガーエアームドにも等倍のダメージを通します。また、ヌケニン対策にもなります。
残るひとつの枠をどうするかは問題です。命中率&威力重視ならば断然タイプ一致の【つばめがえし】で、確実性が魅力です。一方で、より多くの弱点を突くことを考えるならば、壁も貫通できる【かわらわり】。こういった運用の中で、あえてフルアタを崩して【りゅうのまい】を入れるという選択もあります。【りゅうのまい】は、こうげきとすばやさが1段階上昇します(1.5倍)。これを前提にすると、とくぼう・HPに全振りのボーマンダは、フーディンの【れいとうパンチ】が安定1発から安定2発に変わります。もしも【りゅうのまい】ですばやさを上昇させ、次のターンにフーディンよりも先手を取れるとしたら、次のターンにフーディンを倒せます。つまり、フーディンに打ち勝つことができるのです。この計算は、[[ボーマンダ・ステータス論]]で詳しく行ないます。
***特殊フルアタ型
特殊型は特に何も考える必要もなく、覚えられる4つのわざを覚えればいいだけのように見えます。物理型の【りゅうのまい】のように、それが戦略の中心となるようなわざもありません。
#contents
*ボーマンダ わざ構成論
アドバンスジェネレーションの一般ポケモン(伝説でないポケモン)の中では、メタグロスと並んで非常に弱点の少ない強力なポケモンです。その攻撃力を活かすためにも、特に細かいことを考えずにガンガン攻めるのがこのポケモンの使命といえるでしょう。
**物理型ボーマンダ
まず、攻撃わざとしての候補は以下。
|わざ名|タイプ・分類|いりょく|命中|PP|効果|
|ドラゴンクロー|ドラゴン・物理|80(120)|100|15| |
|ほのおのキバ|ほのお・物理|65|95|15|10%でやけど|
|かみなりのキバ|でんき・物理|65|95|15|10%でまひ|
|しねんのずつき|エスパー・物理|80|90|15|20%でひるみ|
|かみくだく|あく・物理|80|100|15|10%でとくぼう↓|
|アイアンテール|はがね・物理|100|75|15| |
|じしん|じめん・物理|100|100|10| |
|つばめがえし|ひこう・物理|60(90)|-|20|必中|
|シャドークロー|ゴースト・物理|70|100|15|急所判定+1|
|ストーンエッジ|いわ・物理|100|80|5|急所判定+1|
|かわらわり|かくとう・物理|75|100|15|壁破壊|
このように、わざのタイプに関してはほぼ文句なしといえます。よって、ボーマンダはその適度に富めるスピードを活かしつつ、フルアタック型にするというひとつの指針が思い浮かぶわけです。
では、何を選択すればいいか?
フルアタの基本は、
1:より多くの敵の弱点を突けること
2:対応できない敵をなくすこと
です。それを、以下の相性表からさぐっていきましょう。
|名前|ノ|格|飛|毒|地|岩|虫|ゴ|鋼|炎|水|草|電|エ|氷|竜|悪|
|つばめがえし||○||||△|○||△|||○|△|||||
|おんがえし||||||△||×|△|||||||||
|じしん|||×|○||○|△||○|○||△|○|||||
|いわなだれ||△|○||△||○||△|○|||||○|||
|かわらわり|○||△|△||○|△|×|○|||||△|○||○|
|アイアンテール||||||○|||△|△|△||△||○|||
|ドラゴンクロー|||||||||△|||||||○||
|ほのおのキバ||||||△|○||○|△|△|○|||○|△||
|かみくだく||△||||||○|△|||||○|||△|
|かみなりのキバ|||○||×||||||○|△|△|||△||
|しねんのずつき||○||○|||||△|||||△|||×|
これらを考察してみると、わざが豊富にあるという関係上、まず両刀にする必要性は全く無いということがわかります。もちろん、運用の関係で両刀にするのは悪いことではありません。例えば物理フルアタ型では、どのようにわざを構成してもはがね・ひこうのエアームドに対して等倍どまりですが、ほのおわざがあれば2倍のダメージです。このようにする場合は、また別の運用を求められることになりますが、ひとまずジェネラルな育成論としては、両刀をオススメはしません。
***物理フルアタ型
さて、ボーマンダの基本形ともいえる物理フルアタ型について考えてみます。
ボーマンダの天敵ともいえる氷ポケモンに対してアドバンテージを取れるいわあるいはかくとうを持つべきですが、一方で氷ポケモンでなくともこおりわざを使ってくる向きは多くあります。例えばフーディンなどがその典型と言えるでしょう。しかし、フルアタ型のもっとも基本的な運用方法として、すばやさの伸長は欠かせません。とくぼう・HPに一切努力値を振っていない状態なら、フーディンのれいとうパンチは安定1発となります。
そこで、「すばやさMAX状態のボーマンダにすばやさで勝ち、なおかつこおりわざを使ってくる(強い)ポケモン」をある程度暗記する必要があります。
|状況|ポケモン(括弧内は耐えられるターン数)|
|補正ありMAX|フーディン・スターミー・ゲンガー(以上安定1)エレブー(乱数1)|
|補正なしMAX|ドククラゲ・ケッキング・ルージュラ・サメハダー(以上安定1)|
これはあくまでも「可能性」にすぎませんが、ケッキングがすばやさに努力値全振り+すばやさ補正、というのは有り得ない話ではありません(もちろん理想論ではケッキングにすばやさ補正は微妙なところですが、ポケモンは確率のゲームですからトレーナーの「妥協」ということもあります)。
わざ構成ですが、何も表にあるものをそのまま使う必要はありません。例えばノーマルわざの【おんがえし】は、【すてみタックル】でもいいわけです。この場合、持ち物は「かいがらのすず」にするなどの工夫も必要かもしれません。
ボーマンダの場合はやはり高い攻撃力を活かしたいので、ここは「かいがらのすず」持ち【すてみタックル】型を考えてみましょう。
この型にした場合、対処できないポケモンはいわ・ゴースト・はがねなので、それを補うようにします。そのためにベストなのは、この三者に等倍以上のダメージを通す【じしん】でしょう。
この2者だと、ひこうタイプ(あるいはふゆう)が絡むとどうしようもなくなるので、そちらへの対処が必要です。すなわち、いわ・ひこう(プテラ)、ゴースト・ひこうorふゆう(ゲンガー)、はがね・ひこう(エアームド)といったよく見るエースポケモンに打ち勝つ必要があります。
これら意識なら、断然【いわなだれ】が候補にあがります。プテラに2倍、ゲンガーエアームドにも等倍のダメージを通します。また、ヌケニン対策にもなります。
残るひとつの枠をどうするかは問題です。命中率&威力重視ならば断然タイプ一致の【つばめがえし】で、確実性が魅力です。一方で、より多くの弱点を突くことを考えるならば、壁も貫通できる【かわらわり】。こういった運用の中で、あえてフルアタを崩して【りゅうのまい】を入れるという選択もあります。【りゅうのまい】は、こうげきとすばやさが1段階上昇します(1.5倍)。これを前提にすると、とくぼう・HPに全振りのボーマンダは、フーディンの【れいとうパンチ】が安定1発から安定2発に変わります。もしも【りゅうのまい】ですばやさを上昇させ、次のターンにフーディンよりも先手を取れるとしたら、次のターンにフーディンを倒せます。つまり、フーディンに打ち勝つことができるのです。この計算は、[[ボーマンダ・ステータス論]]で詳しく行ないます。
***特殊フルアタ型
特殊型は特に何も考える必要もなく、覚えられる4つのわざを覚えればいいだけのように見えます。物理型の【りゅうのまい】のように、それが戦略の中心となるようなわざもありません。
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