ダンスホール・レゲエラガマフィンダンスに行ってみよう!と思ったら、読んでください。
何も知らないより、楽しめるかもしれません。

曲の途中でプレイが止まり、再びかけ直されることの意味

サウンドセレクターやバンドが、曲をかけはじめた(演奏しはじめた)後、ほどなく途中で曲や演奏を止め、
"Come Again"(コマゲン)や"Pull Up"(プロッ)といった合図言葉のあと、
同じチューンを再び始めからかけ直す(演奏し直す)ことがあります。

この意味は2つあるようで、
1.盛り上がる曲を最初から再度かけることで、さらに会場を盛り上げる。
2.かけた曲が盛り上がりすぎたので、危険を回避するために一旦曲を止め、またかけなおす。

アーティストが登場した後の1曲目や、ビッグ・チューン、名曲、キラー・チューン?をプレイする時に、この現象が起きやすいです。

どのタイミングで止めるか、
かけ直すまでにどのくらいの間を空けるか、
という点は、セレクターやバンドマスターの腕の見せ所となります。

が、実際のところ、あらかじめこの現象を事前に計画しているサウンドやバンドも見られます。


トラックの後ろで鳴る音の意味

流されているレコードの楽曲やリディムとは別に、
発砲音、電話の音、電子音のジングル、動物の声、人の声などが、音に入り込んでくることがあります。

これは、サウンドのオリジナリティを示すもので、
人の声であれば、自分たちのサウンド名を吹き込んだりしています。

音は、自分たちで録音・制作したり、効果音ばかりを収録したCDから引用したものを、
「サンプラー」と呼ばれる小型の機械に収録し、パッドと呼ばれるボタン部分を操って、自由に音を出しています。

音を出すタイミングは、サウンド・クルーの腕次第です。


ダンスの盛り上がり状況を示すパトワ語

1."Buss"(ボス)

  • 会場は大騒ぎ、酸欠寸前の状態。

2."Mush Up"(マショップ)

  • 盛り上がった、沸いている状態。

3."Flop"(フラップ)

  • すベった状態。


バイブスが高揚してきた時の行為

1.ライターを点火して、上に突き上げる

  • 気持ちの高まりを火が燃えることで表現している。
  • この行為は"Flush up lighter"と呼ばれます。

2.手を銃の形にして、上に突き上げる

  • 空に向けて銃を撃っていたことが始まり。
  • この行為は"Gun Finger"と呼ばれます。

3.タオルを振り回す

  • バンダナを振り回したジャマイカ人に倣ったもの。
  • この行為は"Propeller"と呼ばれます。


出典

タグ:

コラム
最終更新:2007年08月07日 14:31