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徴兵前夜の馬鹿騒ぎ。

とにかく盛大に送り出してやるのがトルコ男の心意気?
多少の事は警察にも大目に見てもらえる。

memo


トルコは男子国民皆兵制なので、男と名のつく者は例外なく18歳から40歳までの間に一度は軍隊(この場合はジャンダルマと沿岸警備隊を含む)に入らなければならない。徴兵期間は基本的には15ヶ月。最近は、軍が何度も否定しているにもかかわらず、なぜか徴兵期間が12ヶ月に短縮されるのでは? という噂が流れている。

普通は初等教育学校(8年制)か、さらに高校を卒業した後にいったん就職し、その後軍に入るというパターンが多い。大学に入学した場合は卒業まで入隊が延期され、その後将校として訓練を受ける。最近は徴兵適齢期の男が多すぎるため、将校訓練コースからあぶれる者がおり、その場合は高卒者等とおなじ兵士としての任務に就く。ただしこの場合、徴兵期間は6ヶ月に短縮される。

例外中の例外として、プロサッカー選手は現役期間中は徴兵が延期される。とは言え40歳までには兵役を終えなければならないのだから、38歳と9ヶ月までには徴兵されることになる(サッカー選手の選手寿命を考えればどうと言うことはないが)。

徴兵期間中の給与はないも同然で、休日にお茶を飲んだだけで無くなってしまう程でしかない。はっきり言って持ちだしである。それでも息子にピカピカの黒い革靴をもたせてやるのが親の務めであるらしい。

よくある質問


トルコではこちらが若い(トルコ人からすればそう見えると言うだけだが)日本人の男だと見ると、「アーベイ、兵隊にはもう行ったのか?」とよく言われるものである。徴兵は割礼や結婚と並ぶ人生のイベントなので、それ自体は不思議な事ではない。しかし、「いや行ってません」などと答えると、「なんだ、まだ学生なのか」などと思われてしまう。まあ、赤の他人にそう思われたところでどうと言う事もないので、面倒なときはそのまま話をあわせて学生の振りをしていたが。

とは言え、知合いともなるとそうもいかず「日本には兵役は無いよ」と言うところから説明しなければならない羽目によくなった。兵役がない国というのはトルコ人には想像しづらいものらしく、その後は質問攻めになる。ああ、面倒臭い。

あるガードマン


会社の守衛はみんな拳銃で武装していたが(トルコでは当り前である)、ひどく無口なある若いガードマンだけは銃を持ち歩いていなかった。ある日気になって「銃はないのか?」と訊くと、そのガードマンは鍵のかかる袖斗から拳銃を取り出すと、悲しい顔で首を振り、ただ一言「必要ないよ」と言って、また銃を袖斗にしまった。
その後、同僚にも訊いてみたが、その若いガードマンは何だかすごくヤバい部隊にいたらしい。同僚たちもそれ以上は詳しく知らないそうである。
何があったのだろうか……

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最終更新:2006年11月29日 11:19