アルメニアン・ダンス パート I
和名
- 杏の木
- ヤマウズラの歌
- おーい、僕のナザン
- アラギャズ山
- 行け、行け
英名
- Tzirani Tzar - The Apricot Tree
- Gakavi Yerk - The Partridge's Song
- Hoy, Nazan Eem - Hoy, My Nazan
- Alagyaz
- Gna, Gna - Go, Go!
作曲者
編曲者
ジャンル
難易度
出版社
- Alfred Publishing(アルフレッド・パブリッシング)
作曲年
演奏時間
備考
- 初演:1973年1月10日、ハリー・ベギアン指揮、イリノイ大学吹奏楽団
- 委嘱:ハリー・ベギアン(イリノイ大学吹奏楽団指揮者)
- 1963年、ベギアンが「アルメニア民謡に基づく作品を書いてほしい。」とリードに依頼。
- その第1楽章である「アルメニアン・ダンス パート I」が完成するまでには8年以上の歳月を要した。
- 作曲に長い期間がかかったことに関して、1つの逸話が残っている。
- ベギアンは委嘱して以来、一度も督促することはなかったが、依頼してから7年が経過した1971年、ミッドウェスト・クリニックにて、遂にリードに作曲の進捗状況を尋ねている。「今やってるところだから、心配しなくていいよ。」と言うリードに対し、ベギアンは「ひょっとして、この作品を委嘱した時、僕が『君はタダ(freebie)でやってくれる』と期待してたなんて思ってないよねえ?僕は完全に報酬を支払うつもりだよ。口頭ではあるけれど、約束するよ!」と返した。ベギアンいわく、 「そしたらご存知の通り、まさにその翌年に僕は『アルメニアン・ダンス パート I 』のスコアを手にできたんだよ。」。
- アルメニアン・ダンス パート IIと合わせて「アルメニア舞曲」という1曲として成立おり、1976年に「アルメニア舞曲」として全曲初演されている。
- パート1、パート2に分けられているのは異なる出版社から出版したからである。
- ゴミダス・ヴァタベッド(Gomidas Vartabed 1869-1935)が集めたアルメニアの民謡をもとにして作曲されている。
編成
Piccolo(3rd Flute)
Flutes(I、II)
Oboes(I、II)
English Horn
Bassoon(I、II)
Contra Bassoon(Option)
E♭ Clarinet
B♭ Clarinets (I、II、III)
E♭ Alto Clarinet
B♭ Bass Clarinet
B♭ Contrabass Clarinet
E♭ Alto Saxophone(I、II)
B♭ Tenor Saxophone
E♭ Baritone Saxophone
B♭ Bass Saxophone(Option)
B♭ Trumpets(I、II、III)
B♭ Cornets(I、II)
F Horn (I、II、III、IV)
Trombones(I、II、III)
Bass Trombone(Trombone IV)
Baritone
Baritone T.C.
Tuba
String Bass
Timpani
Percussion(I、II、III)
Snare Drum
Bass Drum
Pair of Cymbal
Sus.Cymbal
Tambourine
Bells
Vibraphone
Xylophone
オススメの音源
アルメニアン・ダンス(全曲) シエナ・ウインド・オーケストラ
アルメニアンダンスを聴くならコレしかない!という一枚。パート1、パート2の全曲が収録されていることもポイントの1つだが、なによりも演奏が素晴らしい。紹介するCDの中で最も印象に残る名演&熱演!佐渡 裕指によるシエナ・ウインド・オーケストラの演奏をぜひ臨場感満点のライブ音源で聞いていただきたい。
なにわ<オーケストラル>ウィンズ 2006
2006年、全国から集まった交響楽団奏者たちと、淀工の丸谷明夫氏のスペシャルな共演を録音したCD。素晴らしい音色とアンサンブル力、そして音楽性はCDであっても聞くものを圧倒します。ライブの臨場感そのままに楽しめる一枚です。
バンド・クラシックス・ライブラリー12「ヒロイック・サガ」
1960年代から80年代の作品を観直そうという構想で始まったバンド・クラシックス・ライブラリーの第12弾。このCDでバンド・クラシックス・ライブラリー・シリーズは完結している。木村吉宏指揮による広島ウィンドオーケストラの演奏。演奏自体は当たり障りの無い演奏で、面白みにかけるが、吹奏楽のレパートリーを収集するという目的においては、このBCLシリーズは素晴らしいものである。
最終更新:2011年06月26日 16:19