【名前】『雨』の勇者/ルーシー・グラディウス
【性別】女性
【年齢】20
【性格】
 心優しく、自己犠牲に走りがち。
 自身の痛みを他人事のように見ており、死に急ぐような危うさがある。
 誰に対しても丁寧な敬語を使うが、本当に心を許した者にのみ口調が崩れる。

【容姿】
 身長174cm、一見すると華奢な体躯。
 絹のような赤い髪を腰程の高さまで伸ばしており、普段は一つに結んでいる。
 常になにかを憂うように眉尻が下がっており、エメラルドのような翠色の双眸を持つ。

【神禍】
『恵みの雨:累乗付与(ドリズル・ドロップ)』

 思想:人の助けになるために。

 ──神禍(エスカトン)は、自他共に癒す事は出来ない。
 そんな理の離反に、最も近いと言われた異端の神禍。
 枯れた大地に恵みを齎す『雨』のような存在である事から、この名称が付けられた。

 自他問わず、対象の身に付けるもの『属性』を付与させる。同時に発動出来る属性は二つまで。
 上記の属性は炎、水、雷、氷、風、毒、麻痺の計七つ。
 これらの強弱はルーシーの意思によって調整が可能。体温に近い炎や、熱湯に近い水など融通が効く。

 属性を付与させると一口に言っても応用の幅は広く、戦闘は勿論日常においても重宝する。
 例えば衣服に柔らかな『炎』を付与することで極寒を凌いだり、持っているコップに『水』を付与して飲み水を生み出したり、刃物に『麻痺』を付与して痛覚を遮断させる医療用のメスにしたりと様々。

 これらから実質的に他者の生存へ貢献する事が出来る数少ない神禍として、人類から支持を受けている。

 また、ルーシーは卓越した戦闘センスを持ち合わせており、如何なる武器も達人のように扱う事が出来る。
 例えそれが初見の武器であろうと、或いは木の棒や鉄パイプといった、文明の残り香でしかない屑物も。
 ルーシーが勇者たる所以はなにもその優しい能力だけに留まらず、彼女自身の強さにあったのだ。

【詳細設定】
 かつての空を取り戻すべく結成された四人の『空の勇者』たち。その一人。
 『空の勇者』は晴、雲、雷、雨の四人で構成されていた。

 全球凍結から一年後、人類が未だ希望を失っていなかった頃に立ち上がった勇者。
 欧州の片田舎に住まう生娘であった彼女は、全球凍結の被害により両親を喪う。
 人に優しくあれと常々両親から説かれていたことで、強い信念が形となり今の神禍に目覚めた。

 当時17歳であったルーシーは、『空の勇者』の三人目として選定された。
 人類滅亡を僅かながらにも遅めた若き英雄として、国連機関からも評価されている。

 当時の勇者四人の内、ルーシーは一番の若輩であった。
 ゆえに護られる立場であることが多く、己の力不足を悔いる日々を送っていた。
 しかし救済活動に尽力する内、世界中に蔓延っている暴走した禍者と対峙し、成長を遂げる。

 彼女を含めた四人は希望の担い手として、いつしか機関公認の英雄となっていた。
 しかしそんな順風を逆風へと変えたのは、『十二崩壊』の誕生であった。

 十二崩壊との戦闘により、空の勇者はルーシーと『晴』の二人を遺して死亡した。
 この健闘により十二崩壊の凡そ半数の討滅に成功したが、彼らの齎した国家間紛争や内乱を止める余力などなく人類滅亡が決定的となる。
 これにより『空の勇者』は事実上の解散となり、今やルーシーも過去の英雄。滅亡の瞬間を待つ民の一人でしかない。

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最終更新:2025年06月07日 17:27