【名前】零墨(れいぼく)
【性別】女
【年齢】28
【性格】
外向的かつ即断即決。敵ならば打つ。正しき人間ならば手を取る。
好きなものは山の上から見る人々の生活の光。
人々が生きるその世界を、悪意を持って奪い去り嘲り笑う。それが何よりも許せない。
鋭い目つきをしているため誤解されやすいが、性格は武人然としながら豪快かつ人々を安心させるためのジョークも言う。少し天然が入っている。
喋り方は古風だが、大いに笑い自由に生きる平穏を好む人。
【容姿】日本人。175cm。鋭い目つきにスラリと長い鍛えられた肉体。
黒のコートを纏ったフォーマルなその姿。長い黒髪がよく似合う。
【神禍】
『万物に潜む黒よ、従い倣え(セクイ・アンブラ)』
思想:不条理を許さない。生き抜く人々の光を奪うソレが、許せない。
液体のような影を使役する。『影』であればそれが自分のものでなくとも他者のものでも彼女の手中である。
影とは万物に存在し、モノある限りその背後に存在するもの。
彼女はこれを使役し、小さい使い魔から影に形を持たせ盾から槍、果ては翼を持った巨大な鳥から龍まで自在に作り変えられる。彼女は自らの拳や肘、身体に纏わせ、己の拳法や肉体強化をすることも可能。
翼を作れば空を飛び、影を集めれば巨人の肉体を作ることも可能。
万能かつ強力。彼女はこの力を元に荒れる一つの地域を統治したと言われている。
ここに来る前は影で城と領地を構築し、百人程度を住まわせ生き抜く術と拳法を教え生きるための力を与えたと言われる。
強く、清廉なヒト。
【詳細設定】
彼女、零墨は幼い頃にある一族に拾われた。『墨拳道場"痕琳省"』(ぼくけんどうじょう、こんりんしょう)。名もその時与えられた。
武術を鍛え、山の中で暮らし、自然と共に生きる者たちの集まり。血の繋がりはない、武術に生きる者たち。
そこで、親がおらず盗みで生きていた彼女は齢六歳にして、初めて温かい食事を噛み締めた。
山の頂上から眺める人の街が好きだった。あの光一つ一つが人の生きている証だと思うと、それはなんて───壮大な話なのだろう、と。
『強さを身につけるのではない。抗う時に抗える心を持ちなさい』。当時の痕琳省の当主の言葉であった。
抗う。不条理に押し付けられる悪意に反抗する。
彼女は、墨拳を覚え、成長を続け。
山の上から見た美しい街の光───それが奪われないように。不条理に消えないように。
己と同じ、行き道を失った者が生まれないように。
己を鍛え上げる。体内の気を巡らせ、肉体の機能を促進させる。衝撃を体内から体外へと流し、接触面を通じて相手の内部に流す『墨拳(ぼくけん)』。彼女はその免許皆伝者となった。
弱き者が居るなら呼べ。私が強くしよう。
強き者が居るなら呼べ。私が戦おう。
生まれた頃から身寄りがおらず、『墨拳』を扱う一族に引き取られた彼女は武人然とした性格と善悪を判断する人間性を手に入れた。
この星の変化にいち早く気付いたのは、その一族だった。山に住み、自らを鍛え上げ自然と生きるその一族は、現れた『変化』に対し、皆にこう告げた。
『弱き者が虐げられ、強き者が全てを奪う時代が来る。
抗え。抗え。───それこそが、我らに与えられた天命である』。
そうして人里に降りた彼女の瞳には、惨憺たる光景が広がっていた。
国家という機能が崩壊し始めた光景。法律と平穏という盾が取り払われた女子供の行き先。
力のない男の末路。人々の安寧とした暮らしの光が失われた混沌。
───ああ、これは。
なんと、醜いことか。
国家という機能がないのなら、私が作ろう。女子供を守る盾がないのなら、私がなろう。
力が欲しいと嘆く男がいるならば、私が鍛えよう。
人々の生活が戻るまで。悪辣と極寒に支配された世界から、人々が自立できるまで。
それが、拾われ『墨拳』を継いだ私の、役割だ。
そして、ある噂が流れた。
極東のある地域、黒の城に生きる場所あり。
善なる者なら扉を叩け。罪ある者なら伏して逃げよ。
決して、奪おうとすること勿れ。
黒の城は、人類最後の砦である。
一部の地域ではあるが、武術と神禍で混沌の世から平穏を取り戻した武術の人。
最終更新:2025年06月11日 15:04