【名前】甘城 智樹(あまぎ ともき)
【性別】男
【年齢】33
【性格】極度の厭世家で、万事において無気力。他者との関わりを徹底して避け、必要最低限の会話しかしない。生きることに目的も執着もなく、ただ呼吸をしているだけの動く死体。
【容姿】元は整っていたであろう顔立ちは無精髭と手入れされていない黒髪で覆われ、目の下には深い隈が刻まれている。擦り切れた防寒コートを無造作に羽織り、消耗品のように自身を扱う。だが、そのコートの下に着ているワイシャツだけは、昔の癖で皺一つなく手入れされている。
【神禍】
『喝采は錆び、祭壇は砕け(フェイタル・カーテンコール)』
思想:輝かせたかった。俺の全てを懸けて、あいつを。
接触した物体に込められた記憶をエネルギーに変換し、指向性のある爆発を引き起こす。
記憶の印象が強いほど、対象となる物体が大切にされてきたものであるほど、爆発の威力と規模は増大する。例えば、恋人からもらったアクセサリーは対人地雷に、家族の思い出が詰まった家は一帯を吹き飛ばす大爆発の起点と化す。
また、自身の強い感情(特に怒りや絶望)をトリガーに、手元のガラクタを即席の高性能爆弾として生成することも可能。
彼の神禍は、かつて抱いた「創造」への願いが、最も残酷な形で「破壊」へと反転した姿である。
マネージャーとして、アーティスト「赤也紅蓮」という才能に自らの人生、情熱、夢、その全てを注ぎ込み、最高の舞台で「輝かせよう」とした。しかし、間が悪いことに彼のその想いが最高潮に達した瞬間、全ては血と悲鳴の中で無に帰した。
想いを注ぎ込む行為が、結果的に最大の「爆発(破滅)」を招いた原体験。
それが歪み、「想いの込められた物を、物理的な爆発物に変える」という、皮肉で攻撃的な能力として発現した。誰かの大切なものを破壊することで、彼は無意識に自らの失われた夢を追体験している。
【詳細設定】
東京の廃墟を転々としながら、日銭を稼ぐフリーの「始末屋」として生きている。その卓越した状況判断能力と、躊躇なく爆破という最終手段を用いる冷徹さから、腕利きの用心棒、あるいは厄介者として知られている。誰とも組まず、特定の組織にも属さない。
稼いだ物資は生命維持の分だけ残し、残りは捨ててしまうことさえある。死に場所を探しているわけではない。ただ、生きる理由が見つからないまま、惰性で日々を消化している。
全球凍結直前、>>105赤也紅蓮のアリーナライブでの惨劇に直面する。
甘城は無名のバンドにいた赤也の才能に唯一人気づき、大手事務所を辞めて彼のマネジメントに全てを捧げた。泥水をすするような下積み時代を経て、赤也をスターダムに押し上げ、ついに掴んだ夢の舞台。それは甘城の人生の集大成だった。
ライブが最高潮に達したその瞬間、赤也の神禍が発現。甘城が心血を注いで作り上げた「光の祭壇」は、一瞬にしてファンが絶叫し殺戮される血の海へと変貌した。目の前で自らの夢と未来が文字通り破裂し、消し飛んだ。この強烈すぎる喪失体験が、彼の輝かせたいという純粋な願いを汚染・反転させ、破壊の思想を心に刻みつけた。
元々は音楽業界で名を馳せた、冷徹で有能なマネージャー。担当アーティストを成功させるためなら、メディア操作、スキャンダルの揉み消し、脅迫まがいの交渉など、どんな汚い手も厭わない仕事の鬼だった。
音楽を純粋なビジネスと割り切っていたが、赤也の才能に初めて魂を見出し、採算度外視でのめり込んでいった。赤也は彼にとって、最後の夢であり、守るべき全てだった。
最終更新:2025年06月15日 00:36