【名前】カマカ・レイ・ホクレア
【性別】男
【年齢】48
【性格】表向きは人当たりが良く穏やかだが、内心は狂気に支配されている。タツミヤへの盲信的な崇拝と、神の敵への激しい憎悪が共存する二面性を持つ。情報収集と人心掌握に長け、組織運営能力も高い。
【容姿】ハワイ系の浅黒い肌に白髪交じりの短髪。海水に晒された影響で左目が白濁している。ボロボロのアロハシャツの上から防寒用のジャケットを羽織っている。人懐っこい笑顔を浮かべているが、時折見せる眼光は狂気を秘めている。

【神禍】『係留の縁(モーリング・ボンド)』
思想:因果応報。大切なものが流されたのは、繋いでおかなかったから。

人と人の繋がりを「縄」として可視化し、その縄を操作する能力。
愛情、憎悪、恐怖、忠誠心など、感情の強さに応じて縄の太さや色が変わる。
切断すれば関係性を断ち、逆に結べば新たな関係を強制的に作り出すことも出来るが、この操作は一時間程度で元の状態に戻る。
なお、縄はカマカの握力、腕力が万全であれば素手で引き千切ることが出来る。

自分を対象とした悪意ある行為(攻撃、呪い、裏切り等)を受けた時、その行為者とカマカを結ぶ「因果の縄」が発生。
この縄を切断することで行き場を失った悪意が行為者本人へ跳ね返る「呪詛返し」を発動できる。
発生したばかりの綱は非常に細く、その時点で切断しても大した悪意は跳ね返らない。
カマカが実際に何らかの損害を受けることで縄は太く禍々しい形状へ変化していき、発動する「呪詛返し」の精度も上がってゆく。

【詳細設定】
アメリカ合衆国の各州を一つずつ滅ぼしていた『十二崩壊』の一人によって最後の標的となったハワイは、三日間に七十五回の沈没と再浮上を繰り返し、壊滅した。
カマカはその沈没の最中、海底で途方もない巨大な「何か」を目撃。
それは人知を超えた存在であり、己に降りかかる超常の出来事は全て因果応報なのだと悟った彼の精神は決定的に破綻した。
奇跡的にアジア方面へと逃げ延びた彼は、そこで生存者コミュニティから暴漢の始末を依頼されたタツミヤ(>>26)と遭遇。
彼が蛸の神禍を使用し悪を討つ場面を目撃したカマカは、海底で見た「神」の依り代だと解釈し、以来タツミヤに狂信的な信仰を抱くなるようになる。

タツミヤ本人が他者との関わりを拒絶しているにも関わらず、カマカは物資や情報などを対価に危険人物の排除を依頼、という名目で裁かれるべき悪人を神の御前へと差し出すようになった。
持ち前の人当たりの良さと神禍による情報収集能力を駆使して各地に協力者を配置し、小規模ながら影響力のある秘密結社「深海の瞳」を組織している。
現在はバトルロワイアルに参加者として巻き込まれているが、主催者ソピアを特に憎悪している。
神は悪を討つ存在ではあれど、人を救う存在ではないと、カマカは知っているため。
ソピアは身勝手に神に期待し、身勝手に神に失望し、身勝手に神を冒涜する大罪人を目の当たりにしたカマカは自らの使命を理解する。
それは、黒い聖母気取りの穢れた白百合の花を、タツミヤの孤独を慰める供物、最高の贄とすること。

「呪詛返し」の能力を用いてソピアをバトルロワイアルの一参加者に引きずり落とすことを画策。
儀式の贄となる神禍を跳ね返すことでソピア自身を参加者として巻き込み、タツミヤの手による「神罰」を実現させようとしている。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2025年06月17日 00:38