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【名前】スピカ・コスモナウト
【性別】女
【年齢】19
【性格】純情そうに見えて強か。打たれ強く、ちゃっかりしている。毒のある冗句は心を許し初めた兆候。
【容姿】お下がりの古びた軍服。雪のような白髮のポニーテール。頬と額に絆創膏。歪な形の機関銃を抱えている。

【神禍】『宣告せよ暗天の宙(プラグラーマ・クドリャフカ)』

 思想:生き延びるための希望を見つけたい。

 数少ない予知能力者。
 スピカは自らの力をあまり自由に扱うことが出来ない。

 自らの危機に際して突発的に発生する小規模な予知が殆どをしめている。
 虫の知らせのような頭痛と共に、死のヴィジョンが思考に降りてくる。
 この未来は行動次第で回避することが可能であり、彼女が今日まで生き延びた大きな要因になっている。 

 そして稀にではあるが、周囲環境あるいは世界全体に訪れる変化、"大予言"を受信する事がある。
 いずれにせよ、スピカの予知は例外なくネガティヴな情報の羅列であり、それを見聞きする者達を絶望に追い込んでいく。
 まるで悪意の拡声器のようでもあり、彼女の予知、存在を巡って発生した争いは過去に多くの死者を出してきた。
 一時期は人類の希望を探るに足ると期待された力でありながら、実際は絶望を振りまく凶兆にしかなりえず。
 結果的に自身を含めた多くの人々を傷つけ、死に追いやったとされる。

 強く、希い、祈ることによって能動的に予知を行った前例もあるが、非常に成功率が低い上に負担も大きい。
 なお、"大予言"が示した未来を変えることが出来た前例は、現在のところ存在しない。


【詳細設定】

 一時期、『国連の宣告者』と呼ばれた預言の少女。
 出自は市民であるが、全球凍結現象の直後、偶然にも国連軍に保護された。
 混沌極まる社会情勢のなか、神禍が判明したことにより、超法規的措置によって半ば強制的に軍属となる。

 軍隊式の格闘術、火器の扱いを修めている。
 常に抱えている歪な銃器は、身体を武器に変身させる禍者のゴク、その成れの果て。
 国連が機能を失った現在、予知目当ての追手から逃亡する日々を送っている。

 当初、スピカの能力は国連軍の切り札とされ、最優先保護対象に指定されていた。
 地上に出現した十二の災禍を初め、寒冷化初期の脅威認定の多くは彼女の予言に基づくものである。

 その後も、勇者の死、各地で発生する悲劇的な事件、収まらぬ寒冷化の進行など。
 様々な厄災を予知するものの、国連は尽く改変に失敗。
 どれほど希っても、少女は人類の希望に繋がるような未来を見ることは出来なかった。

 凶兆しか口に出来ない預言者をやがて人々は疎み、その悪性を利用しようとする者も増え始め。
 やがて、迎えた国連本部の内部崩壊に差し当たって、遂に血みどろの奪い合いに発展する。

 予知を巡り、多くの人々が死に、少女自身も深く傷ついた。
 それでも生き延びることが出来たのは、国連軍の中で最後まで正義と良心を保ち続けた『秩序統制機構』の献身によるもの。
 ただの市民に過ぎなかったスピカを軍属として数年間鍛え上げ、家族のように共に過ごした、最後の獅子が残した精鋭たち。

 諦めない。希望を探し続ける。

 身を挺して少女を守り、思いを託して死んでいった彼らとの約束を果たすため。
 その一心で、スピカは今も折れず、俯かず、空を見上げている。
 天を塞ぐ闇を超えた先、一筋の光を掴むために。

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最終更新:2025年06月17日 17:06