【名前】焔宗(えんそう)
【性別】男
【年齢】26
【性格】皮肉屋で冷めている。が、後述の理由によりテンションが上がった際には相手を煽る言動が目立つ。この世界における彼の神禍の特徴により仲間意識というものは薄く、ビジネスライクな付き合いを好む。
求めるのは"薪"。燃え上がらせてくれるような、誰か。
【容姿】東洋人。三白眼が特徴的な赤い瞳。耐火性の強い服を着ていたが、ところどころが焼け焦げボロボロになっている。
【神禍】
『この身を捧げ、焔に殉じよ(コールプス・フランマ)』
思想:欠乏。足りないことへの執着。
火焔。掌や足裏から焔を放ち、操る。火力、攻撃範囲共に高く、攻撃性が強い。足裏と掌から放つことで推進力や僅かな時間の飛行に使える。彼の噂を聞いた人からは、歩く火炎放射器、歩く山火事とも呼ばれた。
しかしいくら神禍に目覚めた能力と言えどその火焔に人体が耐えられるはずがなく、ある程度までの火力なら耐えられるが許容範囲を超え火力を上げると己の身体が徐々に焼ける。故に自分の火力の限界を知らない。
火力を更に上げると共にハイになる癖があり、歯止めが効かなくなる。

この焔を狙い彼を飼い殺しにしようとした人間は数多くいた。
全員、灰となったため数は覚えていない。

【詳細設定】
生まれた時から、父母はいない。故に苗字を知らない。
極東の小さい集落にて暮らしており、氷の世界にてその焔は人々の生活を大いに助けた。暖をとるなり、獲物を焼くなり、食と住において大きな役目を持っていた。
しかし足りない。何かが足りない。
焔の見返りに食事も貰った。耐火性の強い服も作ってもらった。
なのに足りない。何かが足りない。
人々の笑顔があった。利用し合う関係と言えばそこまでだったが、助け合う関係だった。
けれど足りない。何かが足りない。

何が足りない?
決まっている。
───焔を燃やし続ける、生き続けるだけの"薪"(衝動)が足りない。
その晩、彼は集落の人や物、全てを焼き尽くし旅に出た。
好嫌でも、執着でも憎しみでも何でもいい。
生き続けるだけの"薪"をくれよ。

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最終更新:2025年05月31日 15:39